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東京から車で約90分! 茨城にオープンした「ザ ボタニカルリゾート 林音」
茨城東京からは車で約90分。茨城の中ではやや北寄り、東京から行くと水戸やひたちなかより少し先になる那珂市に位置する「ザ ボタニカルリゾート 林音」。週末のお出かけ先にぴったりなアクセスのよさがうれしいグランピング施設です。
「泊まれる植物園」ってどういうことなんだろう? とハテナを抱えつつ、レセプションにてチェックイン。

レセプションでは、ジュースやコーヒー、紅茶がフリードリンクになっています。オリジナルグッズや地元の商品の販売も。

まず驚くのが、ひと目でわかる敷地の広大さ! ここまで広いグランピング施設はそうそうないのでは…。
それもそのはず、もともとは県営の植物園。四季折々の自然が楽しめる緑あふれる広い園内に、グランピングテントやコテージなどの宿泊施設が新設されたんだそう。

訪れた際はグランピングテントの前に広がる野原に、落ち葉が敷き詰められていました。ごろんと転がっても、フリスビーやボールで遊んでもOK。自然と触れ合うだけでも気持ちのいい場所です。
グランピングやコテージなど人数やお好みで選べる
宿泊できるのは、緑に囲まれたグランピングテント27棟と、木造コテージ18棟、合計45棟。数としては多いですが、何せ敷地がとても広いので、一定の距離を置いて建てられておりプライベート感があります。

テントはウッドデッキの上にあり、ハンモックやたき火台、BBQグリルが備えられています。テント内はエアコン完備でベッドや椅子などもあり、快適に過ごせます。オーソドックスな「ファミリースイート」など、すべて4名までの宿泊が可能(3歳未満は添い寝可)。

コテージは、よりホテルライクに過ごしたい方におすすめ。木々のぬくもりを感じるコテージは、別荘のような特別感のある雰囲気です。2階建の最上級コテージや、愛犬と泊まれるコテージなど、お好みで選べます。

筆者が今回宿泊したのは、早くも人気だというメタセコイアテラス。赤く色づくメタセコイアの木々に抱かれた、隠れ家のようなテントサイトです。

まさにキャンプのように自然を身近に感じながらもホテルのように快適に過ごせる、グランピングの醍醐味を感じられるテントでした。
奥に進んでいくと…熱帯植物園が!
四季を通して植物の観察や学びができる場として親しまれてきた茨城県植物園・熱帯植物館。今回、「ザ ボタニカルリゾート林音」のオープンに伴うリニューアルで、自然を五感で味わえる空間として“バニラドーム”の愛称で新たに生まれ変わりました。

リニューアル前は有料だった熱帯植物園が入園無料となっている点も、気軽に足を運びやすいポイント。敷地内は、植物園も含めて日中は無料で開放されているため、日帰り利用にも便利です。

東南アジアの熱帯・亜熱帯地域に生息する植物が集結し、畑地・沼地・ジャングル・丘陵地の4エリアに分かれたドーム内は、それぞれの環境を可能な限り再現。異なる個性を持つ多彩な植物たちを、季節を問わず楽しめるのが魅力です。
バニラドームの愛称の通り、ドーム内には50本ものバニラの木が新たに登場しているのも特徴。エントランス近くにオープンしたカフェでは、バニラを使ったクレープやドリンクなどが楽しめます。

また、注目は夜の植物園! 宿泊者限定のお楽しみとして、ライトアップされた植物園を散策することができます。光とスモーク、音楽による幻想的な空間演出は一見の価値アリ。“泊まれる植物園”ならではの楽しみ方ですね。
フィールドアスレチックやARシューティング…アクティビティが楽しすぎる!
子どもから大人まで楽しめるアクティビティも、「ザ ボタニカルリゾート 林音」の見どころのひとつ。

まずは、レセプションから徒歩5分ほどのりんね・ぼうけんの森にあるツリーアドベンチャー「TOBIZARU(トビザル)」へ。もともとあった木々を活かしたアスレチック施設です。


アクティビティの拠点となる森のカルチャーセンターに集合し、スタッフからここで安全器具についての説明を受け、装着していきます。

最長150mもの大迫力のジップラインや、高さ約8mの空中を進むアスレチックを楽しむためにも、安全講習ときちんとした装備は大切です。

対象年齢は6歳以上、120cm以上。つり橋やボルダリングなど、我が家の小学生たちにとってはほどよいスリルだったようで、夢中になって攻略し、時間いっぱい楽しんでも「もっとやりたい!」と騒ぐほどでした。

続いて、ARシューティング「ジュラシックハンター」。森の中を探索し、シューティングガンに取り付けられたスマートフォン上に現れた恐竜を撃退する次世代型ゲーム体験です。

りんねの森にいる恐竜を研究しているという博士に頼まれて、シューティングガンを装備して調査をスタート。草食恐竜しかいないはずのエリアに、突如肉食恐竜が現れ…!
スマートフォンに映し出されるリアルなプテラノドンをバンバンと撃ち落としていったり、迫力のティラノサウルスをみんなで協力しながら倒したりと、ゲーム性が高く大人も夢中に!
シューティングゲームが好きなお子さん、恐竜が好きなお子さんは特にハマるのではないでしょうか。
このほかにも、芝生の上をソリで駆け抜ける芝すべりや、夏にはじゃぶじゃぶ池なども楽しめます。
食事はBBQやメインダイニングでのコース料理!
夕食はリンネカフェでのディナーコースを選択

夕食は、グランピングテントでのBBQか、メインダイニング RINNE CAFÉ(リンネカフェ)でのコースディナーが選べます。


この日は、「ひたちおおた産モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ」に始まり、「林音・季節のリースサラダ」、「つくば鶏と七会きのこのハーブロースト 茨城県産かぼちゃのマッシュ」と続き、「しらすとからすみ 水戸柔甘ねぎのペペロンチーノ」、「真鯛と地蛤の農ハーブアクアパッツァ」と食べ応えたっぷり!
メインの「常陸牛ランプステーキ 林音デミグラスソース」、デザートの「茨城県産紅はるかとりんごのカタラーナ」まで、満足度の高いコースになっています。

子どもには、ハンバーグやエビフライ、ミートソースパスタなど子どもが好きなメニューがそろったキッズプレートが提供されました。
シャンパンやワイン、地ビールなどのアルコールも別途追加料金にていただけます。ぜひ料理にあわせてペアリングを楽しんでみてくださいね。


大人がコースディナーをお酒と共に堪能していると、子どものほうが先に食べ終わって暇を持て余す時間に…。すると、ちょうどカフェの外でたき火タイムが始まっていました。
みんな大好きな焼きマシュマロも楽しめ、食後も大満足の子どもたちでした。

テントにもたき火台がついているため、戻ってからもたき火を楽しみたい方は薪を持っていけます。普段はなかなかできない薪割り体験、子どもはもちろん大人も意外にハマってしまう楽しさがありますよ。
朝食はリンネカフェでビュッフェ

なお、朝食はリンネカフェでのビュッフェ。ランチやディナーは日帰り利用もできますが、朝食ビュッフェは宿泊者限定です。
こちらももちろん地元食材が楽しめますが、藁に入った納豆が用意されているのが茨城らしいなと感じました。
おふろcafé りんねの湯も見逃せない!
さらに、おふろcaféブランドとしては県内初となる県内初となる「おふろcafé りんねの湯」も敷地内にオープン。宿泊者は滞在中、何度でも入ることができます!

温泉やサウナだけでなくキッズエリア、地元食材を使ったメニューが楽しめるりんね食堂など、子どもから大人までくつろげるスペースがそろっており、宿泊だけでなく日帰りのお出かけ先としても楽しめるのが大きな魅力です。


館内に5,000冊を超える書籍が用意されているのもポイント! 雑誌や小説はもちろん、漫画のラインナップがすごいんです。最新のものからマニアックなものまで、1日いても飽きない充実ぶりで、インドア派は正直ここだけでも完結してしまうほどの居心地のよさです。
ボードゲームやカードゲームもあるので、友達同士や家族で楽しむのもおすすめ。


もちろん、お風呂も広々! 内湯と露天風呂があり、サウナも完備。自家農園で栽培したハーブを使った日替わりのにハーブ湯もあり、ゆっくり楽しめます。


子どもたちがお気に入りだったのが、サウナガーデンにあるふわふわドーム。男女共用のロウリュサウナもあるので、大人はサウナを楽しんだり、デッキチェアでととのったりしながら、子どもを見守ることができます。

小さいお子さんにはキッズルームも。
雨が降ると屋外での遊びが難しくなりますが、ここは全天候型なので1日ゆったり過ごせるのがうれしいですね。
「ザ ボタニカルリゾート 林音」で遊びつくそう

周辺観光なしでも楽しみ尽くせる「ザ ボタニカルリゾート 林音」。1泊2日では足りないくらい、大人も子どもも満喫できました。
長期休みにはもちろん、週末旅行にもおすすめ。アウトドア・インドア、どちらの楽しみも兼ね備えたグランピング施設「ザ ボタニカルリゾート 林音」に、ぜひお出かけしてみてくださいね。
ザ ボタニカルリゾート 林音の公式HPは>>こちら
取材・文/小林麻美
