親子で使える「ace.(エース)」のセカンドランドセルが多機能すぎる! 写真盛りだくさんで詳細にレポートします【2026セカンドランドセル最新事情】

小学校生活の必需品であるランドセルは、時代とともに少しずつ在り方が変わってきています。その一つが「セカンドランドセル」です。コロナ禍を経て、タブレットなど学校へ持っていく荷物が増えた数年前から登場。お子さんの負担を軽減したい親御さんを中心に、注目を集めています。
そんな中、2025年12月には、1940年創業の日本のバッグメーカー『ACE(エース)』から新たな通学リュック「ガジェタブルU」が新登場しました。「ガジェタブルU」とは?そして、最新セカンドランドセル事情とは?『エース』に伺いました。


子どもたちのライフスタイルが変化している

「ガジェタブルU」を手がけたのは、『エース』社内の子育てママとパパが集結した開発チーム『ace MAMA labo.(エースママラボ)』です。その開発のきっかけは、『エースママラボ』メンバーから上がったリアルな声でした。

「コロナ禍以降、タブレットをはじめ、学校へ持っていくものが増え、小学生の持ちものは大人化しています。また、共働き世帯が増えたことで、学童保育や塾、習い事へ直行するお子さんも増え、放課後の過ごし方も多様になり、学用品プラスαの持ち物も増えています

大人の通勤リュックは年々バージョンアップしているのに、ランドセルは昔から“あの形”のまま。いまの子どものライフスタイルに合わせたものを開発できないか?と2023年に開発はスタートしました」(以下「」内、全て『エース株式会社』MD本部MD統括部 サブマネージャー・橋本祐佳さん)

『エース株式会社』MD本部MD統括部 サブマネージャー・橋本祐佳さん。

累計売り上げ数54万個を突破した大人用バックパック「ガジェタブル」がベース

「ガジェタブルU」のベースになっているのは、2018年に発売された大人用バックパック「ガジェタブル」です。

「ガジェタブル」シリーズ。

「ガジェタブル」は、発売以来シリーズ累計54万個も売り上げているという『エース』きってのヒット商品(2026年1月現在)。スリムなボディに収納力の機能性を凝縮し、「前持ちリュック」スタイルでも物が出し入れしやすいつくりです。ビジネスパーソン向けのハンサムなかばんですが、子どもにとっても便利な機能をさまざま搭載していることから、改良を加えるかたちで開発がスタートしたのだとか。

電車の網棚にすっと収まり、前持ちや手持ちでもスマート。

「セカンドランドセルは、まだまだメジャーな存在ではありません。市場を見渡すと、多くはスタートアップ企業が手がけ、軽量にすることが主な目的になっているように感じます。そのためランドセルの古き良き形はそのままに、素材をナイロンにしているものがほとんど。

でもわれわれは、それだけでは満足できませんでした。日本のかばんメーカーの老舗として、“ウェルムービング(移動を快適に)”を目指しているからこそ、『エース』ならではのセカンドランドセルをつくったんです」

子どもの移動を快適にする「ガジェタブルU」の大きな特徴5つ

「ガジェタブルU」は、用途や年齢に応じて選べる「大」「中」「小」の3サイズ。カラフルな6色をラインナップしているほか、とにかく多機能!中でも『HugKum』編集部が注目した、大きな特徴を5つご紹介します。


左から「小」「中」「大」サイズ。小学生向けは「小」サイズで、容量は13~17L、重量は940g。一般的なランドセルは軽量な人工皮革でも1,000~1,200gほどあるため、重さは比較的軽い。
「小」はカラフルな3色(ラベンダー、ロゼピンク、キャンディソーダ)とベーシックな3色(ブラック、サンドベージュ、ダークグレー)の全6色。「中」「大」サイズは、通学から通勤まで対応できるベーシックカラー3色(ブラック、サンドベージュ、ダークグレー)。

1.ガバッと開けて、視認性がいい

大きな特徴が、両開きのファスナーでトップが斜めに開く仕様。これにより、かばんを立てたままでもガバッと開き、中身が一目瞭然です。

口が大きく開き、教科書も水筒も筆箱も、なにがどこに入っているか一目瞭然!手前にもファスナー付きのメッシュポケットがある。

「『ガジェタブルU』は被せ(かぶせ)をなくし、口がガバッと開くようになっています。

ランドセルのイメージをつかさどっているともいえるかぶせをなくした理由の一つが、本体に対して生地のボリュームが多く、重いことです。かぶせはそのつくりから、開け閉めする動作があまり効率的ではないのもデメリット。例えば、教科書をロッカーのランドセルにしまう学校では、授業のたびにロッカーからランドセルを取り出して、かぶせを開けて、中身を出して…と、ものの出し入れが大変とも聞きました。

『ガジェタブルU』はそんなかぶせをなくしたことで、荷物を出し入れしやすいんです」

かぶせをなくしたことで、ものの出し入れがぐっとスムーズに!

「かぶせがないと手を出しにくい問題」はユニバーサルデザインで解決

かぶせをなくしたメリットは大きい一方で、かぶせがついていることでランドセルらしい見た目になるので、かぶせがないと手を出しにくい親御さんがいるのでは?という懸念もあったそうです。

「だから多くのセカンドランドセルは、かぶせはそのままにしているパターンが多いのですが…。われわれはかぶせにとらわれず、より良い製品をつくって親御さんのご理解を得たいと考えました。

そこで、万が一お子さんになじまなくても、親御さんが『自分も使えるからトライしてみよう』と思っていただけるように、ビジネスパーソンに知名度がある『ガジェタブル』をベースにしたユニバーサルデザインにしました」

『ガジェタブルU』のサンドベージュ(写真左)とキャンディソーダ(写真右)を親子で背負ってみた。大人がカラフルな色を背負っても、案外違和感がないような? 

確かに、リアルにセカンドランドセルを検討する筆者(7歳の子どもアリ)としては、子どもが「やっぱり使うのやめた」となるのは購入時の懸念事項です。

でも実際に「ガジェタブルU」に触れ、背負ってみると、子どもはもちろん筆者(身長159cm)が背負っても違和感はありません。子どもの趣味趣向にもよりますが、写真のサンドベージュのような落ち着いたカラーを選べば、なお一層「もし子どもが使いこなせなかったら、自分が使おう」と思えます。

「小」サイズは、トップについた両開きのファスナーを生地で覆うことで、雨が入り込みにくくなっている。

2.子どもの体に配慮した負荷軽減設計

我が家の子どもは、荷物の多い日は「肩が痛い」と通学時に半べそをかいています。ショルダーハーネスだけで荷重を背負うランドセルは、体の中でもとりわけ肩にかかる負担が大きいんですよね。

「ガジェタブルU」を見ると、背中があたる部分には荷重を受け止めるクッション性のあるバックパネル。ショルダーハーネスは、小さな体にも沿うようカーブ状に。そして、ショルダーハーネスのずり落ちを防ぐチェストベルトが付いています。

また、ショルダーハーネスの長さとチェストベルトの位置も、ベルトの長さを柔軟に変える微調整しやすいつくり

ベルト類は余った分をくるくる巻き、面ファスナーで留められるので、引きずる心配もナシ。
チェストベルトの位置は、4段階で調整できる。スライド式ではないので、使っているうちにズレてしまうこともない。

登山用のバックパックでもいわれますが、ショルダーハーネスやチェストベルトなどでかばんを体にフィットさせると荷重が分散して、負荷がぐっと軽くなります。これは通常のランドセルにはないポイント。

ベルト類を体の大きさに合わせて細かく調整できるのもグッド。

筆者も子どもに、いつものランドセルと同じ教科書、ノート、給食袋、水筒、タブレットが入った「ガジェタブルU」を背負ってもらったところ、「肩が痛くない!」と驚いていました。また、チェストベルトをしめることで背中でかばんがブレないのも背負いやすいポイントのようです。

3.たくさんの荷物を整理できる

教科書やプリントなどが無駄なくすっきり収まるスクエアフォルムの中には、ポケットがたくさん。ものの住所を決めれば必要なものがスッキリと収まりそうです。

「一般的なランドセルやリュックだと、下に荷物がたまって上部がデッドスペースになりがちです。そこでデッドスペースがなるべくできないように、いろんなところに高さやサイズを変えたポケットを備えているので、見た目以上に入りますよ」

トップの斜めジッパーを開けると、5つのポケットが現れる。①④細いものを縦にしまえるポケット。ここにお弁当を持ち運ぶときなどに保冷剤を入れることもできる。②マチつきの背面ポケットには教科書やプリント類を。③水筒が縦に収まり、内側は吸水性の素材になっている。⑤前面には小物の整理に便利なメッシュポケット。
水筒はかばんを背負ったままでも、サイドファスナーを開ければ取り出せる。
正面には上下で大きく2つのポケット。写真は上のポケット。中にはさらに4つのポケット付き。
背面にはクッション性のある大きなポケット。タブレットやノートパソコンの収納にぴったり。

かゆいところに手が届くポケットや収納がたっぷり。しかも、水筒まで中にすっきり収まるとは!

荷物の量に合わせて容量を拡張できるエキスパンダブル機能も備えています。少ない日はジッパーを閉じたままで、多くしたいときはぐるっと開けるだけです」

これも通常のランドセルやリュックにはない、ビジネスバッグがベースだからこその機能ですよね。通学はもちろん、1泊2日ぐらいの旅行にも使えそう。荷物の入れ方や機能性を活用すれば、使用シーンが広がるのも「ガジェタブルU」の魅力だと感じました。

背面下部にあるジッパーをぐるっと1周開けると、厚みが12cm→16cmに拡張できる。

ちなみに、本当に必要なものがぜーんぶ収まるのかしら?とうたぐりぶかい筆者(笑)。教科書、ノート、水筒、タブレットに加え、上履きや給食当番の白衣なども持ち帰る、特別に荷物の多い金曜日の持ち物を入れ替えてみたところ…。

左と右では見た目からスッキリ具合が違う。

写真左と右は同じ荷物量です。ランドセルの場合は、水筒は肩掛け。大きな肩掛けトートもないと荷物が持ちきれません。しかし「ガジェタブルU」は、白衣も給食袋(外にぶら下げている)も水筒も中に収まり、上履き袋だけ手に持てばOKでした。

たくさんの荷物をふうふう言いながら持つ様子は親として心配だったため、これだけスッキリ持ち運べることに感動!

4.通学時も安心・安全

「ガジェタブルU」には、通学時の安全性に配慮したさまざまな機能も詰め込まれています。

ショルダーハーネスに付いた防犯ブザーを装着できるぶら下げリング、夜道で視認性を高める反射ワッペン、鍵やGPS端末を取り付けられるキーストラップ、そして本体背面の内側には緊急連絡先などを入れておけるクリアポケットなど。

これらは「ガジェタブル」にはない、セカンドランドセル「ガジェタブル U」ならではの機能です。子どもの安全性に配慮したつくりは、実際に子育てをする「エースママラボ」のメンバーが開発したがゆえ。「そうそう、こういう機能があると安心できるよね!」と、親目線で見たときに安心できるものです。

ショルダーハーネスには、防犯ブザーなどが付けられるリング付き。
サイドにあしらわれたロゴは反射板になっている。
正面下部のポケットには、鍵やGPS端末を取り付けられるキーストラップ付き。
本体背面の内側には緊急連絡先などを入れておけるクリアポケット付き。

5.汚れにくく撥水加工を施した丈夫なポリエステル素材

元気いっぱいの子どもが使うことを考えると、汚れにくさも気になるところ。あえて太い糸を使うことで、汚れにくく、汚れても落としやすくしているそうです。

「土ぼこりなどはブラシでさっとたたいていただくと落ちやすいです。もし汚れたら、タオルに中性洗剤を染み込ませたもので拭いたあと、水拭き、から拭きをしていただくと、ある程度取れるでしょう」

また、太い糸からできたポリエステル素材の生地はカジュアルな雰囲気かつ柔らかな印象になるのもポイントなのだとか。

「『小』にだけラインナップしているカラフルな3色は、カジュアルな素材感と相性がいいカラーを選びました。一方でベーシックな3色は、この素材感と合わせることでリラックス感が出て、学校はもちろん遊びに行くときにも使いやすくなります。小柄な方なら大人もオンオフ問わず使っていただけますよ」

左が子どもに人気のブルーを取り入れた「キャンディソーダ」、右が人気No.1の「サンドベージュ」。

カラフルなカラーは発色もよく、遠くから見ても目立ちます。とくに小さなお子さんは、ドライバーの目に入りにくく交通事故にあうケースが多いとも聞きます。バッグが子どもの存在感を際立たせてくれるのは、ひとつ安心感につながるのではないでしょうか。

カラフルなカラーは背負っていると、よく目立つ。

今に不満がある子どもたちの一つの選択肢になってほしい

ポリエステル素材で、一般的なランドセルよりは軽量に。なおかつ元気な子どもたちが使うことを考慮している「ガジェタブルU」。ハンドルなどはダブルステッチにして、強度を増すようなつくりにしているそうですが、果たして全体的な耐久性は…?いわゆるランドセルと同じく長く愛せるのでしょうか?

制服とも私服とも合う。

「もちろん素材の特性上、革のかばんのように、使えば使うほど味が出てくるというものではありません。使用とともにくったり感は出てくるでしょう。

『ガジェタブルU』は、6年間一緒に歩むというよりも、今をもっと快適にするという発想。今使っているランドセルが硬い、重い、使いにくいなどといった、お子さん自身が不満をもっている場合の一つの選択肢になってほしいと考えています。

ですので小学1年生で最初に買うランドセルというよりは、2年生以上のお子さんが『私は(ぼくは)これがいい!』と選んでいただける存在をめざしています。ぜひ一度、背負っていただきたいですね」

2025年12月からAmazonで先行発売され、すでに好評の声が続々と届いているそうです。本格発売はこの春、3月を予定しています。全国の百貨店や『ACE(エース)』直営店などで試着もできるそうなので、気になる方はチェックしてみてください!

【問い合わせ先】
エース株式会社
TEL 03-5843-0606

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取材・文/ニイミユカ

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