小学生の入学祝いはいつ渡す?
卒園のお祝いと一緒にする方も多いようですが、入学先が決定した後から入学式の2~3週間前、遅くとも入学式の1週間前までに贈るように心がけたいものです。
関係別、小学校入学祝いの金額相場
基本的には、入学祝いは身内の慶事ですから、親戚関係で行うものとされています。ここでは、関係性別の金額相場を見ていきます。
親から子へ
親から子への相場で一番多かったのが、3,000~5,000円、次いで10,000円でした。お年玉にプラス程度の相場でしょうか。
祖父母から孫へ
祖父母から孫への相場は、10,000円、50,000円、またそれ以上と相場も高額でした。現金は少なめにして、実用品などの現物と合わせて贈るケースもみられます。
親戚から甥や姪へ
ママ・パパの兄弟から甥っ子・姪っ子への入学祝いの相場は、5,000~10,000円程度でした。兄弟とはいえ、お互いに贈りあうことを考えると、あまり高額ではない方が気を遣わなくてよさそうです。
入学祝いのプレゼントの選び方
小学校入学となると、今までの園生活とは全く異なるため、新調するものや揃えなくてはならないものも多々あります。ランドセルやバッグ、靴など、通学に使用するものの他に、子ども部屋の環境も整えてあげなくてはなりません。そんな場合に実用的な贈り物は、たいへん喜ばれるようです。
学校指定のものがあるかチェック
入学祝いとして贈る以上、実際に使ってもらえるかどうかは重要。制服やランドセルにも指定がある学校があります。文房具など細かい指定がないか、選ぶ前に相談しましょう。
ほしいものを聞いてみる
いっそのこと「入学祝いには何がほしい?」と聞いてみるのもよいかもしれません。家でも着々と準備を進めているなかで、買い忘れているもの、今後長く使えそうなものなどが浮かぶことも。現物で思い浮かばければ現金や金券で、と伝えやすくなるでしょう。
入学祝いに人気のおすすめプレゼント
なにかと入り用の小学校入学。小学生の子を持つママ・パパに、入学祝いにもらって嬉しかったものを聞いてみました。
ランドセル
祖父母から孫へのプレゼント第1位は、ランドセル。ピカピカの1年生入学時は大きすぎたランドセルも、6年生の卒業時には背中よりぐっと小さくなっていて、6年間の体の成長が一番感じられます。さまざまな色やデザインから選んだり、名前を入れたり、とカスタマイズができるランドセルも多数あります。
「値段が高いので、プレゼントされると嬉しい」(30代・福岡県・子ども2人)
「祖父母がそばにいるような思いで6年間使いながら過ごせる」(30代・神奈川県・子ども2人)
学習机
小学校入学と同時に、子ども部屋に学習机を用意する親御さんはとても多いです。高価なので、祖父母からプレゼントしてもらうと、とても助かりるもののひとつ。一緒に選びに行く楽しみも増えるかもしれません。
「 2人の子どもの勉強机を、いずれ2つ揃えるならと一度に貰ったので、バラバラのデザインにならずよかった」(30代・神奈川県・子ども2人)
商品券、ギフトカード
入学準備の時期は比較的短いので、「今、思い浮かばない」という場合もあります。そんな時は、必要なときにいつでも使える商品券も喜ばれます。現金よりも渡しやすい、という声も多かったです。
「入学後に必要なものを買うのに助かった」(40代・鹿児島県・子ども2人)
図書券、図書カード
商品券などの金券の中でも、書籍に使用できる図書券・図書カードもオススメです。子どもが自分で本を選びに行くきっかけにもなるし、書籍以外の商品を扱う書店で文房具やCDなどを購入することもできます。子どもにとっては、一番使いやすいプリペイドカードなのかもしれません。
「自分の好きな本を買えるので喜ばれた。 お金と同じように使える物なので、自分が大人になったように思ったようでとても喜んでいた」(40代・鹿児島県・子ども2人)
Nintendoカード ゲームのプリペイドカード
ゲームのプリペイドカードを実際に贈ったことがある方もいらっしゃいました。お祝いですから、必ずしも学校に関連するものである必要はありません。「小学生になったから」と自覚をもってゲームをしてもらうきっかけになるかもしれません。
名入れ鉛筆
鉛筆は、1番初めに揃える文房具のひとつ。さらに、全ての持ち物に名前を入れる必要があるので、予め子どもの名前が入った鉛筆はプレゼントにオススメです。たくさんあっても、いずれ出番が必ずくるものなのでストックにもなります。
「絶対に必要なもの。名前が入っていると特別感もあり実用的」(40代・東京都・子ども1人)
「自分の名前があることで、自分の物だという喜びと、小学校で使うのだというわくわく感があった」(40代・山形県・子ども3人)
「入学したての頃は鉛筆削りが楽しくてたくさん削ってすぐに短くなってしまう。紛失もあるので頂いてよかった」(40代・東京都・子ども1人)
筆箱
鉛筆、消しゴム、定規など、最低限の文房具を入れておくために必要な筆箱。こちらも革製、布製、プラスチックケースなどさまざまですし、学校から推奨される色などもあるので、無難なものがよいかもしれません。
「好きなキャラクターの筆箱だと喜ばれる」(40代・千葉県・子ども1人)
鉛筆けずり
学校に持っていかないけれど、家で毎日出番がある鉛筆けずり。こちらも手回し式や電動など、さまざまな商品が出回っています。長く使うものなので、お子さん・お孫さんと一緒に選んでもよいかもしれません。
文房具セット
小学校の授業で使うものがひと通り揃っている、文房具セット。小学生のうちはすぐ使い終わったり、無くしてしまったりするので、文房具セットをメインに予備を買っておく方が安心でもあります。
「鉛筆や消しゴムなど、6年間ずっと使うのでいくらあっても困らない」(30代・愛媛県・子ども2人)
お道具箱セット
鉛筆・消しゴムなどはもちろん、はさみなども、丈夫なお道具箱に入っているセット。学校によっては、指定の場合があるので、学校で使えなくてもおうちでたっぷり使えます。片付けの練習にもなるので、一石二鳥。
靴
通学にも体育の時間にもたくさん使う靴は、洗い替えがあっても嬉しいアイテム。子どもの成長と共にどんどんサイズも変わるので、一緒に買いに行くのはよさそうです。少し大きめサイズでも「すぐ履けるようになる」と成長が楽しみになるので、プレゼントに最適です。
「通学用の靴は数足あった方がよいので、いただけて嬉しかった」(40代・長野県・子ども2人)
お稽古バック
体操服や給食袋など、ランドセルには入りきらないものを入れるサブバッグは、必須アイテム。ブランドバッグや、かわいいキャラクターのものなど種類が多く、プレゼントする側も楽しく選べます。
パソコン・タブレット
小学校で本格的にプログラミング教育が始まることから、「子どもにもパソコンを」を考える親御さんは多いようです。子ども向けのパソコンが多数あるわけではないので、セキュリティ面がしっかりしたパソコン・タブレットなどのプレゼントは、タイムリーでおおいに喜ばれるでしょう。
折りたたみ傘
必須ではないけれど、置き傘をしている子どもも増えてきます。遠足や校外学習にはカッパと共に必要アイテムになってきますので、使い勝手がよいものは喜ばれること間違いなし。
カシオ電子手帳
ただ「調べる」に留まらない、子どもの探求心・好奇心を引き出すコンテンツが満載。小学生モデルはデザインもかわいらしく、中学までたっぷり使うことができます。辞書や百科事典、さまざまな参考書などを揃えるよりもコンパクトな1台にまとまっているところがおすすめポイント。
しゃべる地球儀
見た目はごく普通の地球儀ですが、タッチペンで国や国旗をタッチすると、音声でさまざまな情報を教えてくれます。目と耳から情報が入ってくるので、興味もどんどん沸いてきます。あそび感覚で学べて、入学祝いにぴったりです。
『たのしい!かがくのふしぎなぜ?どうして?1年生』
「なぜ?どうして?」の疑問が次から次へとわいてくる子どもたち。小学校に入ると、今までの園生活とは違った視点でさらに知りたいことが増えてきます。そんな知的好奇心をしっかりと満たしてくれるのが、こちらの「読む図鑑」。わかりやすい言葉と豊富な絵で、とことん答えてくれる1冊です。
お祝いの気持ちを届けよう!
人生で1度の小学校入学式。学校生活のスタートということで、親も子どもの成長をひしひしと感じるひと時です。そんな節目のお祝いは、贈る親子の喜ぶ姿をしっかりイメージして、お金であってもモノであっても「お祝いの気持ち」を届けることが大切ですね。金額の相場や渡すタイミング、プレゼントなど参考にしてみてください。
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文・構成/HugKum編集部