離乳食に「炊き込みご飯」はいつから?注意点や炊飯器で大人用と同時に作る方法、おすすめレシピを紹介

「炊き込みご飯」と聞くと、いつものご飯よりもたくさん食べられたりしませんか?大人も好きな炊き込みご飯ですが、離乳食にも取り入れたいですね。今回は、炊き込みご飯を離乳食に作る時の注意点やおススメレシピを紹介します。

離乳食に炊き込みご飯はいつからOK?

「炊き込みご飯」は、軟飯やある程度の形のある物を食べられるようになる離乳食後期からがおススメです。だしを使って作るので、食材の素材の味だけで十分です。必要ならば、しょう油を極少し入れましょう。

おすすめ具材・NG具材は?

離乳食の炊き込みご飯の具材は、離乳食の進み具合に合わせて選びましょう。

おすすめ具材

メインになる具材でおススメなのは、しらす、鮭、ツナ缶、鶏肉、豚肉。野菜は、にんじん、さつまいも、さといも、しいたけ、しめじ、まいたけ、ごぼう、レンコン、たけのこ、コーン、枝豆、ひじき、切り干し大根などです。

NG具材

また、離乳食期にはNGの食材は、あさり、牡蠣、明太子(たらこ)、銀杏、油揚げなど。
たんぱく質は、脂質の少ないものを使い、野菜は繊維の少なく軟らかくなりやすいものからスタートしましょう。

大人との取り分け方法

大人の炊き込みご飯から取り分ける場合のお約束です。

・大人用も、赤ちゃんが食べられる食材を使う

・赤ちゃんが食べられない食材は後入れ

・赤ちゃんが食べる大きさに合わせて切る

・普通飯がまだ食べられない場合は、小鍋に取り分け水分と一緒に炊き直して軟飯にする

大人用の味つけは、まだ赤ちゃんには濃いです。だしと食材の味だけで調味料なしで炊きます。大人は、赤ちゃん分を取り分けた後に大人は塩やしょう油を入れて混ぜましょう。

炊き込みご飯を簡単に作る方法

赤ちゃんが普通飯を食べられるようになったら大人の炊き込みご飯と同じものを食べられるのですが、まだ、普通飯が食べられない場合、簡単に作る方法があります。

炊飯器で大人用と一緒に作る方法

1.耐熱器に離乳食分の炊き込みご飯の具材を入れる

2.大人の炊き込みご飯を炊く炊飯器の中央に1を入れる

3.炊飯器のスイッチを入れる

赤ちゃん分のみ小鍋で作る方法

また、赤ちゃん分だけを作るなら、フタのある小鍋で作るのがカンタンです。

1.米にだしと具材を入れて30分ほど浸水させる

2.火をつけて沸騰したら弱火で20~30分炊く

3.10分蒸らす

時期別おすすめ炊き込みご飯レシピ

離乳食後期 しらすとしめじの炊き込みご飯

<材料>2~3食分

米 100ml

昆布だし 200~300ml

しらす 20g

にんじん 40g

しめじ 10g

<作り方>

・米は洗う

・しらすは塩抜きする

・にんじんは1㎝長さの千切り

1.米に分量の昆布だしと具材を入れて30分浸水させる

2.1を鍋に入れてふたをして強火。沸騰したら弱火で20分程度炊く。10分蒸らす。

離乳食完了期 鮭とごぼうの炊き込みご飯

<材料>2~3食分

米 150ml

昆布だし 200ml

生鮭 40g

ごぼう 40g

しいたけ 10g

<作り方>

・米は洗う

・ごぼうは1㎝長さの千切り

・しいたけ 薄く5㎜にライス

1.米に分量の昆布だしと具材を入れて30分浸水させる

2.1を鍋に入れてふたをして強火。沸騰したら弱火で20分程度炊く。10分蒸らす。

赤ちゃんも大人も同じ材料で、美味しく炊き込みご飯をいただきましょう!

 

記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

 

 

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