「戦争アニメ」名作10選|宇宙戦争アニメから戦時中の日本を描いた作品まで

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数あるアニメーション作品の中でも、キャラクターや設定などが特に多岐に渡るジャンルが「戦争アニメ」です。今回は、アニメファンに根強い人気の「宇宙戦争モノ」から、第二次世界大戦下の日本を舞台にした戦争の悲惨さを描く「戦争アニメ映画」まで、おすすめのアニメ作品を幅広くピックアップしました。

戦争の悲惨さを伝えるアニメ映画

戦争は悲しい題材ですが、後世を生きる私たちが忘れてはいけない事柄です。必要以上に凄惨なシーンを見せず、これらのやさしい画風と作風からでも、戦争の悲惨さ、無意味さはしっかりと伝わってきます。

【1】『この世界の片隅に』

昭和19年2月、すずは18歳で軍港の街・呉へと嫁ぎ、突然一家の主婦になることに。
夫・周作のほか、義理の両親と義姉・姪という大家族を前にすずは、食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描きながら、工夫を凝らして毎日の暮らしを乗り越えていく。
昭和20年3月、空を埋め尽くすほどの艦載機による空襲にさらされた呉。
大切にしていたものが失われ、毎日は続いていく。
そしてやってくる、昭和20年の夏が…。

◆おすすめポイント

戦争と戦時中の国民社会の関係性が丁寧に描かれた名作です。
子どもたちに戦争の悲惨さを伝えていくためにも、ぜひ家族でご鑑賞ください。

【2】『火垂るの墓』

終戦間近の神戸を舞台に、突然母親を失くした兄妹の物語。
叔母の家での暮らしに耐えられなくなり、川辺の防空壕で暮らすことになった14歳の清太と4歳の節子。
蛍を集め灯火にするなど、貧しくとも兄妹水入らずの楽しい生活をおくるが、次第に食糧も底を尽き…。

◆おすすめポイント

終戦記念日が近づくと、テレビでも放映される高畑勲監督の名作です。
戦争の恐怖や悲惨さを伝えてくれるアニメ作品ですね。

話題の戦争アニメ映画

宇宙を舞台に戦うアニメ作品。スケールも壮大で、戦う側の視点で戦争を見るストーリー。

【1】『機動戦士Ζガンダム -星を継ぐ者-』

カミーユ・ビダンは、新型モビルスーツ「ガンダムMk-II」を奪取したことで、連邦軍のエリート組織「ティターンズ」からつけ狙われ、遂には眼前で両親を失ってしまう。
そんなカミーユが身を投じた反地球連邦組織「エゥーゴ」には、かつてジオン公国軍で「赤い彗星」と恐れられたシャア・アズナブルの姿が。
クワトロ・バジーナと名を変えたシャアとカミーユは、「エゥーゴ」の作戦で地球へ降下する最中、伝説の男アムロ・レイと遭遇する。

◆おすすめポイント

シャアとアムロの再会シーンは、ガンダムファンなら鳥肌必至の名シーンですね!

【2】『銀河英雄伝説 わが征くは星の大海』

はるか未来、銀河系へと進出した人類は、ここでも果てしない戦争を繰り広げていた。
長期に渡る戦争に疲れ果てた民衆は、新たな英雄が現れる時を待ち望んでいた。
宇宙歴795年。19歳の銀河帝国軍大将・ラインハルトの率いる艦隊は、彼の出世を妬む貴族たちの策謀によって思わぬ妨害を受け、遂に囮として同盟軍と対決しなければならなくなる…。

◆おすすめポイント

BGMとしてラヴェルの「ボレロ」などのクラシック音楽が使われている異色作です。
戦闘シーンがメインではなく、戦略や戦術、心理的駆け引きの描写に重点が置かれたアニメとなっています。

その他の戦争アニメ

秀逸なシチュエーションの作品や、史実を元にした作品など、戦争アニメのジャンルは多岐にわたります。

【1】『ジパング』

米軍との合同演習に参加するため出航した海上自衛隊のイージス護衛艦「みらい」が、現代から太平洋戦争の時代へとタイムスリップ。
戦争に巻き込まれていく架空戦記ストーリー。

◆おすすめポイント

歴史の結末を知る主人公・角松の「葛藤」や取り巻く「人間ドラマ」が見どころの戦争アニメです。

【2】『フルメタルパニック!』

対テロ軍事武装組織「ミスリル」に所属する少年・相良宗介。
日本の女子高生・千鳥かなめの護衛のため、生徒として都立陣代高校に潜入して、秘密裏にかなめをボディーガードする特殊任務に就くことに。
幼少時から戦場で育ち、平和な日常での常識が皆無な宗介は、日本の生活に馴染めず失敗を繰り返すが、次第に二人は打ち解けていく。

◆おすすめポイント

SFミリタリーアクションと学園ラブコメストーリーが織り交ぜられ、見ごたえ十分な人気アニメです!

【3】『キングダム』

紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、立場の異なる2人の少年が「中華統一」を目指していく歴史アニメ。

◆おすすめポイント

実際の史実に基づいたストーリー展開や、主人公・信のキャラクター、彼を取り巻くリアリティ溢れる人間ドラマが魅力の話題作です。

【4】『アルスラーン戦記』

ルシタニア軍の侵攻に合い、パルス王国を追われた「心優しい」王太子・アルスラーンが、王都奪還を目指し奮闘&成長していく物語。
作家・田中芳樹原作の大河ファンタジー小説を『鋼の錬金術師』の荒川弘の作画で漫画化された話題作。

◆おすすめポイント

14歳という若さにして王となるアルスラーンの成長と、それを支える仲間たちの魅力に引き込まれます。

【5】『ヨルムンガンド』

両親や仲間を「武器」によって失い、「武器」を恨む元少年兵・ヨナと、争いが絶えない世界を嫌い「真の世界平和」の実現を目指す武器商人ココ・ヘクマティアル。
その個性的な仲間達の戦いを描いた作品。

◆おすすめポイント

ストーリー展開はもちろん、登場人物たちのシリアスなシーンと日常での人間らしさとのギャップも見どころの一つです。

【6】『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』

幼少時代に廃墟で迷子になっていたところを女性兵士に救われ、トランペットへの興味だけで軍に入隊した主人公・カナタ。
15歳となり、1121小隊に配属されたカナタは、戦争の続く世界情勢を背景に日常を過ごしていく。

◆おすすめポイント

戦闘シーンはほぼ無く、子供と一緒に鑑賞できる作品です!
戦争の緊張感が続く中、繰り広げられる優しい日常や美しい音楽が魅力ですね。

おわりに

一言で「戦争」と言っても、どの視点で描いているか次第で、作品ごとに見え方や感じ方は様々ですよね。
アニメとはいえ、そこに描かれる人間模様はリアルなので、胸を打たれる展開やシーンもしばしばあります。
とても学びの多いジャンルなので、週末に家族で見るのにおすすめですよ。

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文・構成/HugKum編集部

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