子どもにいつか絶対見せたいジブリ作品はなんですか?
小さな子どもでも楽しめるものから、大人になってからこそ味わいがわかるものまで、幅広い魅力に溢れるジブリ作品の数々。
その中でも、「今はまだちょっと難しいけれど、いつかは必ず見せたい」と思う作品がありませんか?
今回は「子どもにいつか絶対見せたいジブリ作品」を、HugKum読者のママパパ423人を対象にアンケート調査!(2022年1月実施)
以下では、多くの票が集まった10作品をランキング形式でお伝えしていきます。みなさんからのアツいコメントも、ぜひ読んでみてくださいね。
10位 耳をすませば
まず10位は、同名の少女コミックを原作に近藤喜文監督が手がけた『耳をすませば』(1995年公開)。
思春期のちょっぴりくすぐったい恋愛模様や、主人公たちが夢を追いかける姿が繊細なタッチで描かれます。微妙な心の動きや夢を知る頃に、子どもたちにもぜひ見せてあげたい作品です。
「夢に向かって頑張る姿をみて、子供にもそうなって欲しいから」(福井県・女性・子ども2人)
「これから小学生になり、友達関係や恋愛を意識し始めたとき、観て得るものがあれば良いなと思っています」 (東京都・男性・子ども1人)
「思春期の微妙な気持ちの変化を見事に表現している作品なので」 (東京都・女性・子ども2人)
9位 平成狸合戦ぽんぽこ
9位には、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年公開、高畑勲監督)が挙がりました。狸が主役=子ども向け?と思いきや、そこに潜むのは、深く切実で、すべての人が考えていかなければならない大きな課題。今はまだ狸の化かし合いを楽しむことしかできなくても、いつかは森林破壊、環境問題について考えながら一緒にじっくり鑑賞したいですね。
「タヌキの変身や化かし合いのシーンは絶対喜ぶと思うし、同時に環境破壊について学ぶいい機会になるから一緒に観たいです。」 (東京都・女性・子ども1人)
「自然の大切さを感じることができると思うから。たぬきの変身して、たくさん工夫して考えている姿がとても可愛らしいから。 (東京都・女性・1人)
「環境問題を捉えるきっかけになると思うからです。 」(大阪府・女性・子ども1人)
8位 アーヤと魔女
8位は『アーヤと魔女』(2021年、宮崎吾朗監督)でした。その理由の大半は、「新作でまだ見せてないから!」というものでしたが(笑) 、それだけ多くのお子さんが、他のほとんどの作品を鑑賞済みだということがわかります。
物語の主人公は、かしこくてしたたか、負けず嫌いでたくましいアーヤ。孤児院で育ったアーヤは、怪しげな二人組に引き取られて……?魔法やしゃべる猫、大人への反撃等々、子どものツボをがっつり押さえた一作!
「アーヤは、逆境に対してメソメソしないでたくましく強かにがんばることのできる子供」(広島県・女性・子ども2人)
「他の作品は全て見ているので、新作を見せてあげたいからです。」(北海道県・男性・1人)
7位 もののけ姫
『もののけ姫』(1997年公開、宮崎駿監督)は7位。
猪神から呪いをかけられてしまったアシタカと、山犬として森に暮らす人間の少女・サンを主役に、「人間」と「もののけ」の共存について問題提起した作品。
終始シリアスな雰囲気で、幼い子どもにはちょっと厳しいかも? と、まだお子さんには見せていないご家庭が多いようですが、美しい画面や音楽、そして深いテーマに、「いつかは必ず見せたい」との声多数。
「自然の大切さや優しさなど、学ぶことが多いから。」(大阪府・女性・子ども2人)
「世界観や歌、全てが美しいから。」 (三重県・子ども1人)
「自然と人間の共存の在り方が描かれているから。持ちつ持たれつの精神も感じて欲しいと思います。」(福島県・女性・子ども2人)
「人間のエゴとか自然とのかかわり方などを考えさせてくれるから」(岩手県・男性・子ども1人)
6位 千と千尋の神隠し
6位には、『千と千尋の神隠し』(2001年公開、宮崎駿監督)がランクイン。
奇妙な街へと迷い込んだ千尋が、豚に姿を変えられてしまった両親を助けるために自ら働き、旅をし、奔走する物語。
不思議な世界観の魅力に加えて、どんなに心細い状況でも前を向いて歩む千尋の姿に勇気づけられます。千尋のようにどんな状況でも諦めない、強い心と意志を子どもたちにも持ってほしい、と願う声が寄せられました。
「千尋の成長やジブリの世界観が存分に楽しめる作品だと思います。勇気をもってチャレンジする前向きな気持ちになれる大好きな作品です。」 (徳島県・男性・子ども1人)
「千のひたむきな姿を見て欲しい。あと、働く大変さを学んで欲しいです(笑)」 (愛知県・女性・子ども1人)
「自分の力を信じていろいろな協力を得ながら仲間を助けるところを学んで欲しい。」 (徳島県・女性・子ども1人)