「デッキ(板)」に車輪がついたスケートボードに乗り、さまざまな「トリック(技)」の完成度などを競うスケートボード。2020年東京オリンピックでは、男女の「パーク」と「ストリート」が正式種目になり、日本はメダリストを多く輩出して話題になりました。
※この記事は、『キッズペディア スポーツびっくり図鑑』(監/望月修・小学館)から引用して作成しています。
【スケートボード】「ストリート」のコースってどうなってるの…?
スケートボードには、コースの特徴が異なる「パーク」と「ストリート」2種の競技があります。
「パーク」と「ストリート」
「パーク」はおわん形のくぼいをいくつも組み合わせたコースを使い、45秒でたくさんのトリックをくりだす種目。3回の演技のうち、最も高い点数で順位を競います。
いっぽう「ストリート」は、階段・手すり・縁石・斜面など、街中(ストリート)にあるようなさまざまな構造物を利用して、独自の組み合わせのトリックを行います。
「ストリート」のコースはこんな感じ
パイプ
丸い棒状の構造物。
カーブ
縁石などの段差。
レール
平均台のような四角い棒状の構造物。
クオーターパイプ
円周の4分の1(クオーター)の斜面。
スケートボードの魅力から目がはなせない!
「パーク」「ストリート」のほか、ハーフパイプや、大きなジャンプ台からとぶビッグエア、平面のコースでトリックを競うフリースタイルといった種目もあります。
競技で使われるスケートボードの決まりは「4つの車輪がついた板」ということぐらいしかありません。長さ1mをこえるロングスケートボードもありますが、パークやストリートで使われるのは、80cmほどのショートスケートボードです。
斜面を滑りあがったスピードを利用して、空中高くで大きく体の向きをひねるエアトリックには、ハッと息をのみます。オリンピックやその他の国際大会で、10代前半の選手が世界で活躍している様子も注目されています。
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構成/HugKum編集部