2021年夏のオリンピックでは、台の上で繰り広げられる高速ラリーに息をのみました。「今何が起こったの?」とよくわからないまま圧倒されてしまった方もあらためてルールをチェック!
※この記事は、『キッズペディア スポーツびっくり図鑑』(監/望月修・小学館)から引用して作成しています。
【卓球】目にもとまらぬ速さで、何が起こったかわからない…
卓球はシングルスとダブルスのほか、団体戦があり、オリンピックや世界大会は3人1組で戦います。
1ゲームは11点先取。サービスは2本交代。7ゲームマッチ(4ゲーム先取)と、5ゲームマッチ(3ゲーム先取)があります。得点が10対10になるとデュースになり、サービスは1本交代となって、2点差がつけば勝ちになります。
戦型の3つを分析!
ドライブ主戦型
台から少しはなれたところでプレーする攻撃性の高い型で、ボールにドライブ(上回転)をかけて返球します。
カット主戦型
台から大きくはなれたところでプレーします。カットの回転で相手のミスをさそいます。
前陣速攻型
台の近くでプレーします。速いタイミングで打ち返すことで相手のペースを乱します。速攻で勢いのあるボールを打ち返す、攻撃性の高い型です。
「チキータ」ってなに?
オリンピックの卓球実況でよく聞いた「チキータ」。打法の一つで、バックハンドで手首を使って下から上に打つ攻撃的なレシーブのことです。横や縦に回転がかかり、球の軌道が曲がります。
卓球の魅力をさらに深堀り!
卓球の変化球のポイントは「回転」。一秒間に最高で100回転することもあり、この回転によってボールのまわりに空気の流れが生じて、ボールの軌道が曲がったり沈んだり、台上でのはね方が複雑に変化します。
ラケットはボールを打つ面にゴム製のラバーが貼ってありますが、このラバーの種類でボールにかかる回転が異なり、スピードも変わってきます。ちなみにこのラバーは、両面を赤と黒にすることがルール。試合中、どちらの面で打ったのか判別しやすくするためです。
「もっと知りたい」全97種類のスポーツ競技を総ざらい!
卓球に限らず、スポーツ観戦はルールがわかるともっと楽しくなります。
2020年夏に開催された東京オリンピック・パラリンピックの全競技と、さらに冬の競技や日本の武道など、97競技・約200種目を紹介している図鑑がこちら。ルールや道具の基本はもちろん、最新のスポーツ工学から見たテクニカルな解説も充実していて、子どもも大人も楽しめるスポーツ図鑑の決定版です!
定価3410円(税込)
判型/頁A4変型/128頁
構成/HugKum編集部