キムタクの吸引力がハンパない！『マスカレード・ホテル』【ママが観たい映画】

お待ちかね、東野圭吾のミステリー小説を、木村拓哉主演で実写映画化した『マスカレード・ホテル』が、いよいよ本日1月18日から公開となりました。連日、テレビでの番宣でも盛り上がっている本作ですが、普段はファミリー映画にしか足を運べないママたちも、たまには日常を忘れ、大スクリーンで極上のミステリーを堪能してみませんか？

映画ファンだけではなく、万人の触手が伸びるであろうこの映画。東野圭吾のベストセラー小説が原作であること、木村拓哉が満を持して刑事役に初挑戦していること、木村拓哉と長澤まさみたち豪華キャスト陣の共演、ラグジュアリーなホテルが舞台と、これでもかというほど、セールスポイント満載の話題作です。

木村拓哉、初の刑事役！だけど単なる刑事ドラマにあらず
木村拓哉の吸引力がハンパない！

木村拓哉、初の刑事役！だけど単なる刑事ドラマにあらず

木村拓哉初の刑事役といっても、彼が演じたエリート刑事・新田浩介は、ホテルのフロントクラークを装い、予告連続殺人事件の潜入捜査をするという設定です。見てくれは客対応に慣れてない熱血新米ホテルマンという点がミソ。

長澤まさみが演じるのが、ホテルの優秀なフロントクラーク・山岸尚美役で、客をそっちのけで捜査をしようとする新田のお目付け役となります。この2人の凸凹バディぶりが本作の最大の見どころ。

ちなみに原作者の東野圭吾は、小説の連載中、新田を描く際に木村を思い浮かべていたという驚きの事実が判明。言うまでもなく、木村のキャスティングは願ったり叶ったりでしたが、本人がそれを知ったのは、映画のクランクアップ後だったそうです。

また、木村、長澤のほか、松たか子、菜々緒、生瀬勝久、石橋凌、渡部篤郎など、ホテル関係者、警察チーム、ホテルの珍客を含め、オールスターキャストと呼ぶにふさわしいキャスティング。彼らのアンサンブルドラマも最高です。

木村拓哉の吸引力がハンパない！

テレビ業界切っての視聴率男である木村拓哉ですが、言うまでもなく、映画の方でも数々のメガヒットを飛ばしてきたホームランバッターです。はっきり申し上げて“吸引力が違います”。

メジャー映画の興行収入は、ヒットの目安をざっくり10億円としていますが、最近では、二宮和也と共演した木村の主演映画『検察側の罪人』（18）も硬派な大人のサスペンスドラマにもかかわらず、29億円の興収を上げました。

また、木村の映画で真っ先に浮かぶのが『HERO』ですが、2007年の映画『HERO』が興行収入81.5億円、続く2015年の映画化第2弾『HERO』も46.7億円のメガヒットとなりました。ちなみに、普通は続編に副題をつけるのですが、2作目もドカーンとシンプルに『HERO』とした点に、ブランド力と制作陣の心意気を感じました。

そして『マスカレード・ホテル』は、この『HERO』の鈴木雅之監督率いるスタッフ陣が手掛けた意欲作。木村の吸引力で、鈴木監督はもちろん、キャストも小日向文世や松たか子ら、『HERO』チームも参加したのではないかと。また、鈴木監督の演出はもともとテレビの枠を超えたスケール感があるし、ゴージャスな異空間ともいえるホテルが舞台なので、これは忙しいママたちのつかのまの娯楽として、劇場へ足を運ぶ価値、大アリです。