令和“月9”No.1!高視聴率の人気ドラマ「イチケイのカラス」がスクリーンに登場!
竹野内豊と黒木華共演による月9の人気ドラマの劇場版『イチケイのカラス』が、1月13日(金)本日より公開となりました。平均世帯視聴率12.6%という令和“月9”No.1の高視聴率を誇ったドラマの映画化ということで、楽しみにされている方も多いのでは?
原作は浅見理都の同名人気コミックですが、なんといっても日本の民放連続ドラマ史上初めてとなる刑事裁判官を主人公にした切り口が斬新でした。竹野内さんが演じるのが、その裁判官・入間みちお役ですが、“型破り”というか、かなりの変人さが最高! また、“相方”というべき存在の黒木さん演じる超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴との掛け合いも痛快でした。さて、劇場版での2人の関係性とは?
大ヒット映画「コンフィデンスマンJP」シリーズの田中亮監督がメガホンをとった劇場版。ドラマのイチケイメンバーである小日向文世、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂らが再出演し、新たなキャストとして、坂間の新バディとして事件に向き合う心優しき人権派弁護士の月本信吾役で斎藤工が、みちおにとって最大の難敵となる最年少エリート防衛大臣・鵜城英二役で向井理が参戦。ほかにも新旧豪華キャストたちが、絶妙なアンサンブルを繰り広げていきます。
みちおが大ピンチ!「職権発動」できないという危機に!?
映画の時間軸は、みちおが“イチケイ”を去ってから2年後となります。岡山県瀬戸内に異動になったみちおは、史上最年少防衛大臣にまつわる傷害事件を担当することに。事件に絡む近海で起きたイージス艦の衝突事故を調べていくみちおでしたが、航海内容はすべて国家機密であり、伝家の宝刀「職権発動」が通用しません。
一方、坂間は、裁判官の他職経験制度のもとで、みちおの隣町にて弁護士として、町を支える地元大企業に関わる事件を担当しています。ところがそこにはある疑惑が……!
やはり気合十分の映画化作品ということで、スクリーンサイズに見合ったスケールの大きいエンタメ作品に仕上がりました。今回みちおや坂間たちは、「イージス艦の海難事故」と「地元大企業の秘密」という国家規模の闇にどう立ち向かって行くのでしょうか? どうやら行く先には、衝撃の真実が待ち構えているようです!
クライマックスでの法廷シーンが圧巻!
まず、映画を観る前に、ぜひおさらいしておいてほしいのが、入間みちおのとことんディープなキャラクターです。公式サイトには、みちおが新たに配属された岡山地方裁判所秋名支部左陪席となる成績優秀な裁判官、赤城公子役の西野七瀬による「入間みちおのトリセツ」の動画が上がっています。
ドラマでは、みちおと坂間の掛け合いを軸に、物語が展開していきましたが、映画では敢えて2人が新天地にて、それぞれ別の事件に関わっていくことで、よりドラマが立体的な構図となっていきます。また、折しも取り扱う内容が「イージス艦の海難事故」と「地元大企業の秘密」という絵空事とは思えない案件という点により一層興味津々!
そして迎えるクライマックスの法廷シーンにご注目。みちおや坂間をはじめ、今回のキーマンたちが集結し、息を呑むような展開となっていきます。ここでは竹野内さんが放つ長台詞が、きっと観る者の心を大いに揺さぶるに違いない。田中監督も、同シーンはある意味、本作の“到達点”だったと手応えを感じていたとか。
監督いわく「目指すべき高みを竹野内さんに教えてもらったというか、掴ませてもらったので、すごく印象に残ってますね」ということで、大いに期待していただきたい。
ドラマファンはもちろん、映画から入っても存分に楽しませてくれる映画『イチケイのカラス』。映画館で観れば、まさに傍聴席さながらの臨場感が堪能できると思うので、ぜひ親子でお出かけください。
監督:田中亮
出演:竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、桜井ユキ 水谷果穂/平山祐介、津田健次郎、八木勇征、尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、向井理、小日向文世…ほか
公式HP:https://ichikei-movie.jp
文/山崎伸子
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