目次
「小学校ってどんなところ?」具体的なイメージを広げる、子ども向け絵本
「しょうがっこうは、おべんきょうをするところ!」
「ランドセルをせおって、学校のぼうしをかぶって行くんだよね」
「きゅうしょくとうばんがあるんだって!」
新一年は期待が高まる時期ですね。
小学校生活について、ざっくりしたイメージを持てている子は多いものの、実際の学校生活は未体験。
もちろん、入学してから丁寧に教えてもらいながら慣れていくことができますが、“学校”のイメージをつかんでおくと、安心して過ごすことができます。
特に、初めてのことに慣れるまで時間がかかる子・知らないことばかりだと不安になりやすい子は、1冊でも読んでおくのがおすすめ。
事前に学校生活について知っていることがあるだけで、「あ、これ知ってる! お道具箱の使い方はあの絵本で見たやつだ」と感じられるので、緊張や不安がふっと和らぎますよ。
新1年生におすすめ! 小学校生活がわかるおすすめ絵本
小学校の生活 はまのゆか
小学校ではどんなことをするんだろう。教室には何があるんだろう。この1冊を読めば、小学1年生の1日・1年・小学校6年間の生活についてイメージが深まります。
「13歳のハローワーク」のイラストを手がけた、はまのゆかさんのオールカラーイラスト。登場する子どもたちの表情や動作が細やかに描かれています。よーく見ると「クラスに一人はこんな子いるよね」という子、学校あるあるなプチハプニングなども見つけられるかも。
1ねん1くみの1にち 川島 敏生
登校から授業中、休み時間、給食…と小学1年生の1日を写真で追うことができる1冊です。写真なので、「こんなお部屋なんだ」「給食はこうやって準備するんだな」と、よりリアルにイメージをふくらませることができますよ。入学後に、自分の学校と比べて読み返すのも楽しいです。
しょうがっこうがだいすき うい
当時小学2年生だった「うい」ちゃんが、これから小学校に入学する子たちのために書いた本。
「しょうがくせいになるまでに、やるといいこと。」「しょうがくせいになったら、やるといいこと。」という2つの視点で書かれています。小学生目線で小学校のことを紹介してくれているのが一番の特徴。「こんなことをしておくと、小学校でこんな良いことがある」と教えてくれます。2年生らしい表現も楽しい1冊です。
小学生になったら図鑑: 入学準備から小学校生活まで楽しくなるコツとヒント366 長谷川康男
絵本よりも図鑑が好きな子には、こちらがおすすめ! 入学準備から、入学後の生活まで写真やイラストたっぷりで詳しく書かれています。学校の校舎にはどんな部屋があるか、友だちを作るにはどうしたらいい? 通学路を歩く時のポイントなど、項目も豊富です。
入学前にチェックしておきたい!ママ・パパ向け書籍
お子さんが入学し、新たなステージに上がるということは、おうちの方も“小学生のママ・パパ”という新たなステップを上るということ。「子どもが入学したら、まず何からやればいい?」「小学生ってどんな風に大きくなっていくの?」という疑問に答えてくれる3冊を紹介します。
隂山先生が教えてくれる 小1の不安「これだけ! 」やれば大丈夫です 陰山 英男
小学校生活を幸せにスタートするために大切なことを、百ます計算で有名な陰山英男先生が教えてくれます。キーワードは、「計算」「漢字」「朝ごはん」の3つ! ママパパが気になる、「勉強のコツ」「生活習慣」「親の姿勢」についても書かれていますよ。
小学生のことがまるごとわかるキーワード55: 小学生ってどんな時期? どうかかわればいい? 小野寺 敦子
6歳から12歳までの6年間を占める小学生時代。その間に、子どもたちは体も心も大きく成長します。その成長スピードに、大人がついていけなくなることも。この本では、小学校6年間の子どもたちについて、「理論」「心理・対人関係」「学習」「子どもの生活」「学校生活」の5分野55項目のキーワードで解説しています。保護者にはもちろん、小学校の先生を目指す学生や、小学生とかかわる学童・習い事の先生にもおすすめな1冊です。
落ち着かない・話を聞けない・マイペースな 小学生男子の育て方 松永 暢史
「多動・不注意・過集中」は多くの男子の傾向、精神年齢は女子より3歳下など、小学生男子のママ・パパにとっては「わかる!」「うちの子にドンピシャ!」ということがたっぷり。今はまだまだ甘えんぼな幼児さんでも、数年後には違った大変さがあるかもしれません。「なんで小学生男子はこんなことばっかりするの⁉」と思ったことがある方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
小学校生活を思い切り楽しもう!
子どもにとって入学は大きな環境の変化です。初めてのことだらけで不安になることもあるかもしれませんが、1つ1つに楽しみを見つけながら、楽しんでいけるようにサポートしていきましょう。
また、おうちの方にとっても、小学校とのかかわりは慣れないことが多いかもしれません。お家と学校で一緒にお子さんを育てていく気持ちで、協力し合える関係を作っていきたいですね。
新入学のパパママにはこちらもおすすめ
構成・文/yurinako