軽・開ランドセル パッかるのデザインは?
正面
正面はいわゆるランドセルのゆるいカーブがかかっていますが、ランドセルの「かぶせ」がありません。そのため収納スペースにはファスナーを開けるだけでアクセスでき、スムーズに出し入れできます。
背面
ショルダーベルトには防犯ブザーがつけられるのはもちろん、胸の前で止めるチェストベルトにより背負う姿勢を安定させて、荷物の重さの感じ方を軽減します。また、背中に当たる部分は上と左右に空気が通る溝があり、通気性を確保することができます。
側面
現代の小学生には必須のアイテムに「水筒」があります。左サイドポケットには直径80mm以内で容量1L以内の水筒が収納でき、上部にある面ファスナーの落下防止ベルトで固定できるため、元気な小学生の動きでも水筒がポケットから落ちることを防ぎます。
注目したいポイント
思わず「軽い!」口に出るランドセル
お子さんに背負わせるために手にした保護者の方々からも、背負ってくれたお子さんからも「軽い!」と言う声が飛び交いました。現在の本革製ランドセルの重さの原因には教科書やノートの重さももちろんありますが、素材による部分もあって、空の状態でもそれなりな重さがあります。
パッかるはポリエステルを使うことで、思わず口に出るほど軽い約750gです。
キッズデザイン賞を受賞しました。
パッかるは2024年、キッズデザイン賞の「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」を受賞しています。その選考理由の一つは「かぶせ」を無くしたことと、フルオープンに開閉できて小学生の通学や支援のしやすさに配慮をしたことです。
従来のランドセルでは蓋として機能する「かぶせ」が前面をすべて覆い、底面にある金具に繋ぐようになっています。あれだけ長いかぶせがあると重くなりますし、荷物の出し入れに広い面積が必要になったり取り扱いに苦戦したりと筆者は娘を見ていて感じます。
パッかるは、かぶせの代わりにコの字を立てたようにファスナーが付けられています。通常の時には真上を開けて荷物を出し入れできます。「開きすぎ防止スナップボタン」がランドセル正面中程に左右につけられていて、ボタンを止めるとファスナーの開閉がそれ以上進まないため、本体を上から開きすぎることはありません。
また、最近はランドセルを教室後ろにあるロッカー(棚)に入れる学校も多いようです。従来のランドセルであれば、大きなかぶせがあるために、ロッカーに入れたままの荷物の出し入れが難しいことが想像ができます。しかし、パッカルは上部だけを開けて荷物を取り出すことができるだけでなく、横向きに収納をした状態で、手前の「開きすぎ防止スナップボタン」を外し、ファスナーを全開すれば横向きにも簡単に荷物を取り出すことができます
収納部も考えられています
教科書やノートをランドセル内で背中側にまとめるゴムバンドで、肩に掛かる重さの負担を軽減します。
タブレットやPCを入れられるクッション付きの仕切りが一番背中側にあり、仕切りの外側には教科書やノートを固定できるゴムがつけられていて、体への重さのかかり方を減らすことができます。
フルフラットにもなる!
パッかるは、ファスナーを全開にするとフルフラットになります。この状態にするとランドセルの中に出し忘れのプリントなどがないか、使いっぱなしのハンカチが溜まっていないかなど、中身の確認がしやすいですね。
体験した保護者の方からはカバンの中を掃除する時に便利ではないかという声も挙がりました。
小学校に入学したての頃は保護者の方と一緒に道具を揃えることも多くあると思います。フルフラットにすると、入れるべきものや不要なものをすべて広げてみられるので、その点でも便利ではないでしょうか?
雨の日は?
ランドセルの表地とレインカバーの生地には撥水加工がされています。また、特に雨風が強い時には全体に被せる付属のレインカバーをすることでより雨の影響を防ぐことができますよ。
普段は見えない部分にA5サイズまで入るメッシュポケット付き
ランドセルを上部から左右の「開きすぎ防止スナップボタン」までファスナーを開けると開いた側の内側にメッシュのポケットを見つけることができます。
ここには、特に遠距離通学をするお子さんにはGPSなどを入れると安心感も高まります。ナスカンも取り付けられているのでここに家の鍵をつけると、外で落とす可能性も減りますよね。
仕様
価格:24,200円
重量:約750g(仕切りを除く)
素材:ポリエステル(表地・付属レインカバーは撥水加工)
サイズ:
外寸 約高さ 250mm×幅 35mm×奥行 125mm+背当て20mm
内寸 約高さ 240mm×幅 335mm×奥行 120mm
色:ブラック/ゴールドブラウン/アイボリー/ミント/ラベンダー/コーラル
まとめ
布で作ったランドセル「軽・開ランドセル パッかる」。今までは「ランドセルは革でできているもの」という固定概念がありましたが、これから先はランドセルの素材の多様性が進んでいくかもしれませんよ!
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今回は6メーカーのアイテムを、もうすぐ小学校入学の読者親子と実際に触って使い心地やサイズ感を徹底リサーチしました。買い替えに、新入学に参考になること間違いなし。ぜひ全部の記事をチェックして、お子さんにぴったりの商品を見つけてくださいね!
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文・構成/ふじいなおみ