豊岡鞄ランドセルリュックUMIのデザインは?
5歳の女の子に背負ってもらいました!「軽くて色もかわいい!」とお気に入りに。
正面
ランドセルに近いデザインを採用したこちらのリュック。保護者の方々もランドセルとの形の差異が少なく、違和感なく子どもが背負えそう!と高評価。
ランドセルの上部から下までを覆う「かぶせ」の部分は光沢があり、よく近づいてみると細かく規則的な模様が見えます。その素材は人工皮革であるTAFGARD。6年間使用するランドセル用途に使われることも多い素材で、傷に強い特殊な樹脂加工がされているうえに天然皮革と比べて軽量、雨や汚れにも強い素材なのだそうです。
背面
背中に当たる部分はかなりの厚さのメッシュ状のクッション。中央部にはクッションがないため空気が通る隙間となっていて、蒸れにくい構造となっています。
UMI のオリジナルのリュックベルト「ZeRoG® fit」(特許 7483284 号)は体温の熱が伝わることで、ひとりひとりの肩にフィットしていく形状記憶素材「HUMOFIT®(ヒューモフィット)」を搭載。リュックベルトが肩にフィットすると荷物の重さのかかり方が分散して、身体や肩への負担軽減につながります。
側面
側面を見るとキャンバスを思わせる素材。本体と裏地はナイロン生地でできています。ビシッと固く形を保っていました。側面にしっかりとした深さのポケットがあり、ポケット上部にはゴムが付けられているので、水筒やリコーダーなど長いものを安定して入れることができます。未使用時にはポケット上部につけられたゴムによりコンパクトになり、スッキリとした見た目になります。
注目したいポイント
たくさんの機能が詰まったランドセルリュックではありますが、中でも注目したい特徴をピックアップします。
収納量を増やせる
子ども達が手に持ったり、ランドセルに吊り下げて通学するものは多いですよね。特に週の始めには体操服を入れた袋、上履き袋、歯ブラシやコップを入れた袋、給食袋、水筒などを手に持ったりランドセルの留め具に取り付けて登校していきます。場合によっては鍵盤ハーモニカや書道・水彩絵の具のセットなども加わることがあり完全に手が塞がることもあります。
「たくさんの荷物が入る」「重くても楽に背負える」という子どもたちにとって一番大切な機能をはじめ、「安全、安心、使いやすく、長く使える」構造に仕上げています。
と謳っている通り、UMIのポイントの一つは「収納力」。背中に近い部分にぐるっと拡張ファスナーがついていて開くとマチが広がります。メインの収納スペースの奥行きは通常時で16cmですが、ファスナーを開けるだけで4cmマチが広がり、奥行きが20cmになります。
今回体験した読者親子もこの収納力に魅力を感じていました!
収納部をしっかり守る
写真では小学1年生の持ち物を再現しています。かぶせを開いた後、ファスナーをさらにあけることで荷物のメインの収納スペースが出てきます。「ランドセルが開けっぱなしになっていて、全部外に落ちてしまった」というランドセルでよくあるトラブルを防ぐことができますね。
重くても楽に背負える
一番背の部分にはタブレットやPCを入れるスペース。
そして教科書などを入れる可動間仕切りがあり、平紐がついた固定パーツででしっかりと固定できるためため、その日その日で必要な持ち物の量に合わせることができます。背中側に荷物を密着するほど荷物は軽く感じられるため、ここも重要なポイントですね。
開け閉めも簡単で丈夫
カバンの開け閉めはマグネットを使った仕様となっています。かぶせ下部にある紐を引くだけでロック解除ができ、ランドセルを開くことができます。閉める時にはかぶせをランドセル本体の突起の上に乗せ、穴に突起が収まることで閉めることができます。ロック解除は紐を引いた時のみなので、登下校中などに誤って開いてしまうことはありません。
カバンの街のお墨付き
カバン作りで有名な兵庫県豊岡市で作られていて、「豊岡鞄認定製品」になっています。その証明としてタグが商品内部につけられています。
UMIは考えています
UMIが考える安全の形
手が塞がるとつまずいたり、何かとっさの場合に手を使うことができません。また、ランドセル側面などに紐でぶら下げるのも一見良さそうに感じますが、何かに紐が絡ってしまうことや引っ張られる可能性も考えられます。
手に持っていたり、ランドセル側面にぶら下げていた袋類、ほかにも、水筒のような体に直接ぶら下げるものもなるべくカバンの中に収納できるようにしたいという考えにより作られています。
UMIで伝えたい環境のこと
「UMI」は漁業に使用する漁網の傷んだものから再生ナイロン生地を作ることに成功し、人工皮革とその素材を用いたランドセルリュックです。このランドセルの故郷、豊岡は海の恵みと暮らす街でもあります。美しい海を残すために海に関わりある漁網再生材を素材とすることで、海洋プラスチックの問題と真正面から取り組んでいます。
毎日使うランドセルが、リサイクル素材から作られていることを知ることで、きっとお子さんも環境問題について興味を持ってくれると思います。
仕様
価格:52,800円
重量:1230g
素材:本体・裏地:ナイロン100%/かぶせ・底:人工皮革(TAFGARD)
サイズ:(外寸)幅270mm×高さ370mm×奥行通常時160mm(拡張時200mm)
※通常13L (拡張時15L)
色:スカイ/ブルー/ブラック/レッド/ピンク/ラベンダー
(※2025年版はすでに売り切れている色もあります)
まとめ
ランドセル以外の通学用カバンがまだ普及しているとは言えない現時点においては、ランドセルと大きく形が違うと不安になる保護者の方々もいらっしゃると思います。こちらの商品は、作りもしっかりとしていてデザインも機能も十二分に満たされています。買い換え用やサブのランドセルではなく、メインのランドセルとして検討できると感じました!ぜひチェックしてみてくださいね。
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今回は6メーカーのアイテムを、もうすぐ小学校入学の読者親子と実際に触って使い心地やサイズ感を徹底リサーチしました。買い替えに、新入学に参考になること間違いなし。ぜひ全部の記事をチェックして、お子さんにぴったりの商品を見つけてくださいね!
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https://hugkum.sho.jp/647306
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文・構成/ふじいなおみ