入学&買い替えに!HugKumがランドセル型リュックを徹底リサーチ【モンベル わんパック】富山県の自治体で採用されて話題になった、大人も持ちたくなる機能的リュック!

アウトドア商品を手がけるモンベルは「わんパック」という通学用バックパックを販売しています。アウトドアで使う製品は特に使いやすさに優れていますよね?そこで、わんパックはどのような機能が詰まっているのでしょうか?使いやすさは?

わんパックのデザインは?

正面

立山町のものはオリジナルのロゴでしたが、一般販売しているものはメーカーロゴが入っています

デザイン性に優れているとの声が高く、「大人でも使ってみたい」という声も聞かれたシルエット。水濡れに強い素材でできていて、ラミネート加工により上品な光沢があります。

背面

自立するので、中身の出し入れを行うときにも便利です

肩幅や体型に合わせて自由に動きフィットするという「フレキシブルショルダーベルト」がついています。背面と底面にはしっかりとしたパネルが入れられていて、バック単体で自立させることができ、また型崩れも防ぎます。さらに背中の部分にクッション性があります。

注目したいポイントは?

これなら開けられる!ファスナーに工夫

ハンドルによりお子さん達も開けやすそうに使っていました

試着をするお子さんたちを見ながら気づいたことは、ファスナーやバックルのようなパーツを使うのが難しそうということでした。力が弱いからということもありますし、まだ細かな作業を器用にこなすことが難しいのかもしれません。

わんパックのメイン収納スペースを開ける時に使うのは、小さくて掴みづらいファスナーパーツではなく、それが2つ連結されて持ちやすく工夫のされた開閉ハンドル。まず、ループ状になっているタブ(上写真の黒いパーツ)を下に引くと、閉まっている間に働くマグネットロックが解除されます。そしてそのままタブを持ちながらもう一方の手で開閉ハンドルをスライドさせるのです。

閉める時には逆側のタブを持ち、もう片方の手で開閉ハンドルを引き切ります。自動でマグネットが連結し、フタがロックされます。

小さな金具のパーツをつまみながら引っ張って開けるのには慣れが必要ですが、大きな開閉ハンドルがついていることで子どもだけでなく年代を問わない使いやすさを実現しています。

しっかりと収納

3つのファスナー付きポケットが並んでいます

コンパクトに見えてランドセルよりも収納部は大きくなっています。メインの収納には勉強道具一式を入れることが可能です。

そして、手前にはマチのあるポケットが配置されています。最近は急に天候が変わることも多々。厚みがあるレインウエアやタオルなどを入れておくと安心できますね。

一番背中側のスペースはPC/タブレット用のクッション付きポケット

一番背面には必須道具となったノートパソコンやタブレットを入れるクッション付きのポケットがあります。

雨の時にサッとかけられるレインカバー

表面は水ぬれに強い素材ではありますが完全防水ではありません。水が入りやすいパーツの一つとしてファスナーがあります。

そのため、コンパクトなレインカバーが付属になっています。

筆者の娘の体験談として、ランドセル全体を覆うレインカバーは、ランドセル自体が大きくて重さもあるため取り付けるのが難しと話していました。わんパックではレインカバーがサイドポケットに内蔵されていて、上にさっとかぶせるのみとシンプルな動きで取り付けられるので、とても機能的だと思います。

体の大きさに合わせてサイズアップ可能

小学校6年間での身長の変化は大きいですよね

小学校に通う6年間で子どもたちは身長も体つきも大きく変わります。わんパックは3つのサイズが用意されていて、わんパック14は身長の目安が130cmまで、わんパック15が同125〜145cm、わんパック16が同140cm以上とされています。数字は収納量を体積で表したもので14は14L、16は16Lといった意味があります。学年が上がると授業の教科数や学習に使う道具も増えていきますので、成長や教材の量をみてサイズを検討することもできます。

自治体と協定を結び作られました

6歳の男の子がわんパック14を背負っているところ。とても動きやすそう!

わんパックをニュース等でご覧になったことがある方もいらっしゃるでしょう。富山県立山町が2017年に株式会社モンベルと包括連携協定を締結し、立山町の小学生が使用する通学用バックパックとして開発が進められました。アウトドア製品の開発により培ってきた高機能素材や技術力を注いで作られ、前述のように軽量で水にも強く、子どもでも扱いやすい工夫も検討されて形になったのです。

立山町では2023年度以降に入学する全児童へ無償でこのわんパックをプレゼントされていますが、わんパックで登校をしなければならないというルールがあるわけではなく、お子さんによって従来のランドセルを使用する場合もあるようです。

わんパックの仕様

価格:
14:14,850円
15:15,950円
16:17,050円
重量:
14:930g
15:1,025g
16:1,090g
素材:840デニール・ナイロン(TPUラミネート)
サイズ:
14:外寸:幅250 x 高さ350 x 奥行き165mm(14L)  身長目安 ~130cm
15:外寸:幅260 x 高さ370 x 奥行き165mm(15L) 身長目安 125-145cm
16:外寸:幅270 x 高さ390 x 奥行き165mm(16L) 身長目安 140cm以上
色:ブルーグリーン/ブラック/ブラウン/ワインレッド

まとめ

自治体からの依頼を受け開発されたバックパックでしたが、その後一般発売されとても注目を浴びている通学用カバンの一つとなっています。注目ポイントは機能性の高さに加えて見た目の上品さ。どんな服にも合ってしまう!魅力的なデザインに体験した保護者からは「私が欲しい!」という声がたくさんあがっていました。

通学用のカバンにランドセル以外の選択肢を作った自治体の試みが今後どのように波及していくのか楽しみです。

わんパック14 商品についてくわしくはこちらから>>

わんパック 15 商品についてくわしくはこちらから>>

わんパック 16 商品についてくわしくはこちらから>>

今回は6メーカーのアイテムを、もうすぐ小学校入学の読者親子と実際に触って使い心地やサイズ感を徹底リサーチしました。買い替えに、新入学に参考になること間違いなし。ぜひ全部の記事をチェックして、お子さんにぴったりの商品を見つけてくださいね!

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文・構成/ふじいなおみ

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