【マイメロディ＆クロミ】新作シリーズ主題歌は星野源プロデュースで LE SSERAFIMが担当！ どちらもキュートとクールを併せ持つ世界観が魅力

全部がかわいい！ ぬくもりあふれるストップモーションで描くマリーランドの世界

Netflixで配信される新作シリーズ「My Melody & Kuromi」は、サンリオの人気キャラクター・マイメロディとクロミが主人公のストップモーションアニメ。手作りのぬくもりを感じさせる映像で、ふたりが暮らすお菓子の街・マリーランドが丁寧に描かれています。ふわふわとした布の質感や、スイーツのきらめき、表情のひとつひとつまでが繊細に表現されていて、画面いっぱいに“かわいい”があふれているストップモーションの映像美も必見。

マリーランドに起こる不思議な事件。正反対のふたりと仲間たちの絆の物語

（※これより先はネタバレを含みます）

マリーランドでケーキ屋を開いたマイメロディのお店は、毎日お客さんで大にぎわい。一方、その向かいにあるクロミの和菓子屋は、いつもガラガラ。

ある日、苺を摘みに森へ出かけたマイメロディは、不思議なハートに出会います。それ以来、彼女のまわりでは奇妙な出来事が起こるように…。

お店の人気がどんどん高まっていくマイメロディを見て、クロミのライバル心はメラメラ。ケーキの秘密を探るために、あの手この手を使ってみるのですが失敗ばかり。

そんな中、人気パティシエ・ピスタチオが審査を務めるスイーツコンテストが開催されます。マイメロディもクロミも気合を入れて準備を始めますが、それをきっかけに、マリーランドの運命を揺るがす出来事が巻き起こっていきます。

ケーキ屋のマイメロディと、和菓子屋のクロミ。性格もお店もまったく正反対のふたりが、不思議な出来事や小さな事件に向き合いながら、それぞれの思いを胸に懸命に日々を過ごしていく姿を見ていると、つい応援したくなります。

はじめはマイメロディに対抗心を燃やしていたクロミも、やがて街を守るために力を合わせ、仲間たちとともに行動するように。少しずつ変わっていくふたりの関係性や、芽生えていく絆にも注目です。

作品オリジナルキャラクターも登場！

マイメロディのお店には、仲間のフラットくんとピアノちゃんがいます。ピアノちゃんは一見、穏やかでやさしい性格かと思いきや、実はかなりクセのあるキャラクター。いざというときにはとても頼りになる存在で、そのギャップがおもしろい！

また、クロミの和菓子屋で働くササゲとタンバや、スイーツコンテストで審査員を務める人気パティシエ・ピスタチオなど、本作オリジナルのキャラクターたちも登場。個性豊かなキャラクターたちが、物語をさらに魅力的に彩ります。

主題歌は星野源プロデュース LE SSERAFIMの新曲

主題歌を担当するのは、KIM CHAEWON、SAKURA、HUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEからなる5人組ガールグループ・LE SSERAFIM。世界中で支持される彼女たちは、キュートさとクールさを併せ持つ存在として、マイメロディ＆クロミの世界観と重なる部分も多く、今回のコラボレーションが実現しました。

主題歌「Kawaii (Prod. Gen Hoshino)」は、星野源がプロデュース・作詞・作曲を手がけた一曲で、自分を信じて進むことの大切さをポップに描いています。SAKURAは「“かわいいとは強さである”というテーマを伝えたい」と語り、HUH YUNJINは英語歌詞の制作にも携わっています。楽曲と物語のシンクロにも注目です。

“かわいい”の先にある、自分らしく進む力をくれる物語

全12話、1話約13分の短編構成は、子どもと一緒に観るのにちょうどいい長さです。一話ごとに物語が進む連続ものなので、短編ながらもしっかりとした見ごたえがあります。少しハラハラするシーンもあり、テンポよく展開するストーリーに気づけば「もう1話！」と、どんどん続きが観たくなってしまいます。

クロミ推しの娘は、最初から最後まで「クロミちゃん、がんばれー！」と夢中で応援しながら観ていました。筆者はすっかりピアノちゃん推しになり、登場するたびに何かしてくれるのではないかとワクワクしていました。素直で明るくマイペースなマイメロディと、乱暴に見えて実はとても乙女なクロミ。正反対のふたりのやりとりがクセになるおもしろさで、見るほどに「じつは最高のコンビかも」と感じるはず。

まさに「かわいいは最強！」。この作品は、自分らしく前に進む力や、成長・友情の大切さを教えてくれる、親子で楽しめるおすすめのシリーズです。

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文・構成/やまさきけいこ