こぼれない水、のぼる水、虹をつくる…水のふしぎ実験スペシャル【低学年・自由研究アイデア】

水ってすごい!

のんだり、あらったりするだけじゃない!  水にはすごい力がたくさんあるんだよ。

水のパワーはとにかくつよい!

水がフルパワーを出せば、とんでもないことができちゃう!!

きみはこれが水の力だってしんじられる?

大地を削る!

もともと平らだった地面を、水がすこしずつけずって、こんなに深い谷にしたよ!!

鉄を切る!

もうスピードで 出した 水は、かたい ものでも かるがる 切っちゃう!!

水の力で、金属などの  かたいものも、切ることができるよ。ウォータージェットといって、はさみやカッターでは  きるのが  むずかしいかたちも  切ることができるんだ。

かたい鉄の そざいも 水で切ることが できるなんて すごいね。

【おうちの方へ】
川が長い年月をかけて土砂を削って 作った谷を峡谷といいます。また、鉄やコ ンクリートなども切断できるウォータージェットは、火花が出ないため、危険物や可燃性ガスのある場所でも使用でき、災害現場でも活躍します。

水は変身が得意!

いろいろな  水のかたちを  かんさつしよう!!

丸くなる!

 

模様になる!

 

王冠みたい!

水のふしぎ大実験スペシャル!

水には、まだまだひみつが  いっぱい。じっけんで見てみよう!

やくそく <はじめる  まえに  チェック!> 

□そとで  じっけんするときは、あんぜんな場所で、おうちの人といっしょにやろう。
□じっけんがおわったら、どうぐやゴミをかたづけよう。
□どうぐが  ないときは、おうちの人にそうだんして  そろえよう。

実験❶ こぼれそうでこぼれない水

水が入ったコップを、あなの あいた おたまの上で  さかさに したのに、水がこぼれない!

理由は、水がなかよしだから!

水は、とても小さい つぶの集まりで、 つぶ同士が、手をつなぎ合うように  集まろうとするよ。 だから、小さなあなから  こぼれないんだ。

やりかた

❶水の入ったバケツに、コップを入れる。

❷水の中で、コップを逆さにして、あなあきの  おたまの上に  のせる。

❸ゆっくりと、まっすぐに  もちあげる。

実験❷ ぐんぐんのぼる水

水が入ったバケツに  ホースを入れたら、バケツの水が  ホースをのぼって  出てきた!

やりかた

❶ホースの中に水を入れて、中の水が出ないように、りょうほうの口を  ゆびでおさえる。

❷ゆびでおさえたまま、片方をバケツの水の中に入れる。もう片方をバケツよりも下にして、りょうほうのゆびをはなす。

理由は、水がつなひきをしているから!

ホースの中の水は、上のイラストのように、はしと はしで  つなひきをしている。ホースの出口が  バケツより低くなると、力が強くなって、水がつぎつぎと  ひっぱられて出てくるんだ。

実験❸ 水が虹をつくる!

水でっぽうで  水をたくさんまいたら、7色の  にじができたよ!!

まいた水は、1つ1つが小さな粒になっている。その粒を太陽の光がとおると 、7 色に分かれるんだ 。その 7色が虹になったんだよ。

水でっぽうで虹を見よう!

❶天気のよい日に、太陽に背中をむける。

❷ゆびで、水でっぽうのあなを半分くらいにして、水を出す。

水が小さなつぶになって、とびでるように出すと、にじができるよ!

水は命をつくる!

みんなの元気は、水のおかげなんだよ。

水をのまないと死んでしまう!?

みんなの体は、じつは、ほとんどが水なんだ。

おしっこや汗、ケガをしたときに出る血にも  水がふくまれていて、大切なはたらきを  しているよ。だから、しっかり水をのんで、元気にすごそうね。

子どもの体は、体重が20キロだったら、そのうちの14キロが  水の重さだよ。

なつは  汗がたくさん出るから、水をのもう♪

どうぶつたちも みんな水が だいすき!

オアシスで水をのむ シマウマ
カピパラも水をのむよ
犬も みず鳥も ゴクゴク、ペロペロ

おうちの方へ

地球上の生命は海の中で誕生しました 。また 、水は 、細胞に酸素や栄養素を運んだり、体内の老廃物を回収して排出したり、体温を調節したりするなど、生きていくために必要な 体内の活動で、重要な役割をしています。水のお かげで生命があるといえるのです。さらに、天候 や四季も地球の水の変化によって作り出されています。この機会に水について、親子で話し合ってはいかがでしょうか。暑い日は汗をかくため、 しっかりとした水分補給が必要ですが、ミネラルも失われているので、経口補水液など、ミネラルの補給もお忘れなく。

『小学一年生』2017年7月号
監修/多摩六都科学館   イラスト/きよながとしお  撮影/岡本好明  構成/桧貝卓哉

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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