森や草むらの生きもの 大そうさく! 手に取って観察してみよう【低~中学年・自由研究アイデア】

なつは、たくさんの生きものに  であえるきせつ。

森にすむ生きものたちを、手にとって  かんさつしてみよう。いろんな発見ができるよ!

さがしてみよう! 森はカブトムシ、クワガタのすまい

カブトムシや  クワガタが  くらしているのは、クヌギや  コナラの木の  まわり。あま〜い  じゅえきが  大こうぶつなんだ! 

・虫とりあみ じょうぶで  つかいやすいもの。

・虫かご とった虫を  入れておくよ。

・ぼうし ねっちゅうしょうや、日やけをふせぐよ。

・くつ すべりにくい、 そこがギザギザした  うんどうぐつが  いいよ。

・ふく 虫さされや  けがを  ふせぐために、 ながそで、ながズボンが  いいよ。 くろいいろに  ハチは  あつまりやすいから、 あかるい  いろの  ふくをきよう。

おうちの方へ

生きもの探しには記事中の持ち物のほか、 以下のものも用意しましょう。

・水筒、ペットボトルなどの 飲料水とお菓子(熱中症を防ぐため)

・タオル、着替え

・絆創膏、消毒薬などの救急キット

また、自然の中は思わぬ危険があるので、大人の目が届く範囲で探索するようにしてください。

どこにいるかな?

木の上!

カブトムシや  クワガタは、 じゅえきの出ている  しめったところや、 たかいところで  見つかりやすいよ。

木のすきま!

木のみきの  すきまを、LEDライトで  てらしてみよう。クワガタが  かくれていたよ!

おちばの下!

木のねもとの  ちかくの、つもった  おちばの下に  ひそんでいた!

さがしてみよう! 草むらにすむ こん虫

花をもとめて  とんできたり、草かげに  ひそんでいたり、水べで  くらしていたり…。 見つかる こん虫のしゅるいは  いろいろ!

トンボ

たまごを  うみつけるために  水べに  やってくる。 よーく  かんさつすると、空中で  とまっていたり、えだの先で  休んでいるのが  見つかる!

バッタ

はっぱが  大こうぶつ。ひくい草が  生えたところに  わけ入ると、バッタは  ビューンとジャンプするから、すぐ気づくよ!

チョウ

花のみつを  もとめて  やってくる。花にとまって、みつを  すっているときが  つかまえるチャンス!

カマキリ

こん虫を、大きなかま足で  とらえてたべる。チョウやバッタなどが  あつまる草むらをさがすと、見つけられるよ!

虫とりあみのテクニック3

こん虫を  にがさず  つかまえる  ほうほうを  おぼえて、虫とり名人に  なろう!

テクニック❶ あみがえし

あみに入ったこん虫が  にげないように、 くるりと  あみをかえす。

テクニック❷ 草むらそうじ

草むらで  あみを 8の字にふりながら  あるくと、草のかげに  かくれた虫たちが  とれる。

テクニック❸ おとしあみ

あみの  てっぺんを  つまんで、こん虫に  そっとちかづき、ま上から  ストンとおとす。

さわってみよう! こん虫のもちかた

こん虫を  きずつけたり、じぶんが  はさまれたり  かまれたりしない  もちかたを  おぼえよう。

もちかた❶ カブトムシ

小さいほうの  つのを  つまもう。 あしで  しがみつかれないよ。

もちかた❷ クワガタ

むねの  あたりを  かるくつまもう。 あごで  はさまれないよ。

もちかた❸ トンボ

はねを  きずつけないように、 人さしゆびと  中ゆびで  そっとつまもう。

おうちの方へ

ツノやカマなどの「武器」を持つ虫を触るときのポイントは、「武器が届かないところ」を探すことです。基本は、後ろから、胸とお尻の 付け根を親指と人差し指で持つこと。虫をよく観察して、「この虫の武器はどこ?」「武器が届かないところを持てばいいよ」などと声かけしてあげてください。

かんさつしよう! スケッチして きろくにのこそう

からだのかたちや  いろを  いろいろな  むきから  かんさつして、えに  かいてみよう。生きもののことが  もっとよく  わかるよ。

虫めがねで じっくり見る!

足の先の  ギザギザから、つのの  かたちまで、 よーく  わかる!

ケースに入れて かんさつ

とうめいなケースが  あると、 どんなむきからも  じっくり  見られるよ。

かんさつびんの つくりかた

ビンのふたに  金づちとくぎで  あなをあけて、生きものが  いきが  できるようにしよう。

じゆうけんきゅうに ぴったり!!


日づけと  生きものの名まえをかけば、りっぱな  かんさつきろくの  かんせい!

おうちの方へ

お子さんが描いたスケッチは、立派な観察記録となります。日付、生きものの名前、見て気付いたことなどを書き添え、夏休みの自由研究としてみてはいかがでしょうか。

そとあそびの名人の3つのおしえ!

生きものの  さわりかたや、かんさつのしかたを  おしえてくれた  長谷部先生。しぜんの中で  じょうずに  あそぶコツを  きいたよ。

❶ 生きものに やさしくしよう

こん虫も  さかなも、みんな  生きている  ぼくたちのなかま。つかまえたあとは、もとのばしょに  かえそう。

❷ きょろきょろ見まわそう

草むらや  どろの 中、いわのすきま……。目がとどかないところに  発見がある!

❸ かんじたことをかこう

生きもののかたちや  いろ、 うごき、さわったかんじを  えや文にしよう。

記事監修

アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
長谷部 雅一

海、山、森のあらゆるフィールドに精通する自然案内人。子どもの自然観察イベントをはじめ 、さまざまな企画や運営を手 がけている。『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など著書多数。
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『小学一年生』2017年8月号
監修・協力/長谷部雅一(Be-Nature)  取材協力/町田市図示小野路歴史環境保全地区、南房総市大房岬自然の家   写真/横塚眞己人、ACフォト  イラスト/杉山真理   構成/丹羽 毅

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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