実験で、音のひみつに せまる! 楽器のしくみも わかっちゃう【低~中学年・自由研究アイデア】

ものの長さと 音のかんけいを しらべる実験を しょうかいするよ。みじかな楽器のしくみも わかっちゃう!

「しょう(笙)」という楽器は、音をひびかせる管(くだ)が  たくさんついているよ。

管の長さは  どうして  かえてあるんだろう?

長さのちがう  管を使うことで、ちがう音を  出すことが  できるよ。

外国にも  おなじしくみの 、パンフルートという  楽器があるんだ。

ながさをかえて音くらべ

本当に  音を出すものの  長さがかわるだけで 、音の高さが かわるかを  たしかめよう。

ラップのしんで実験

太さは同じで、長さのちがう  ラップのしんを  ペンでたたくと…

音がちがう!

短いほうが  音が高い!

たたく物の長さで音がかわる楽器

長さのちがう  かねをたたく。

長さのちがう  木をたたいて  えんそうする。

わゴムで実験

ピンとはった  長さのちがう  わゴムをはじくと…。

音がちがうよ!
短いほうが  音が高いよ!

はじく物の長さで音がかわる楽器

 

長さのちがう  弦(げん)をはじいて、えんそうするよ。

鍵盤(けんばん)をおすと、中にある  長さのちがう  弦(げん)がはじかれて、音が出るよ。

 

音は、物がブルブルとふるえることで、出る。つつをたたいたり、弦(糸)をはじいたりすると、ふるえて  音が出るんだ。そのつつや  弦の長さで、ふるえ方がちがうから  音がかわるんだよ。

ふるえ方のちがい

ふるえが大きくて  少ないと…

【ひくい 音に  なる】

ふるえが  こまかくて  多いと…

【高い音に  なる】

やってみよう! グラスの音を聞いてみよう

グラスに入れる  ジュースの量(たかさ)をかえて、くらべよう。

やくそく <はじめる  まえに  チェック!> 

□小さい子の手のとどかないところで  やろう。
□じっけんがおわったら、どうぐやゴミをかたづけよう。
□どうぐがないときは、おうちの人にそうだんして  そろえよう。

用意するもの

・同じグラス4つ 長くてとうめいな物が  いいよ。

・ジュース なければ水で  だいじょうぶ。

・ペン2本 太いぼうなら  なんでもOK。

やりかた

 3つのグラスに、ジュース(水)を入れる。

 4つのグラスを  高さのじゅんにならべる。

ガラスの  ふるえる長さが  ちがうから、音がかわるよ!

 

❸ グラスをわったり  たおしたりしないように、やさしく  たたこう。

自由研究にするなら…

実験をとおして、わかったことを  ノートや紙にまとめよう。

音のせいしつを  りようして、手づくりの楽器を  つくってみてもいいね。

長さをかえた管や弦(糸)を  つかった楽器が、ほかにもあるか  しらべてみよう。

 

おうちの方へ

音の正体は振動です。物の振動が空気に伝わり、音として聞こえます。長いものの振動は波長が長くなり、短いものは波長が短くなるので、それが音の高低になります。上の実験で、グラスの中の液体の量によって音が変わったのは、液体が入ることによって振動できるガラスの長さが変わったためです。音程をチェックできるスマホアプリなどを使って、液体の量を調節すれば、音階を作ることもできます。

『小学一年生』2018年11月号
監修/多摩六都科学館 撮影/岡本好明 イラスト/きよながとしお 構成/桧貝卓哉

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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