映画『銀魂 THE FINAL』１月８日にスクリーンに登場
破天荒なキャラクターや怒涛のアクション、恐れを知らないパロディやギャグの応酬、ギリギリのモザイク処理など、掟破りな内容でファンたちの度肝を抜いてきた空知英秋原作の痛快エンターテイメント「銀魂」。どこまでも攻めてきた「銀魂」が、笑っても泣いてもこれが最後!?となる映画『銀魂 THE FINAL』として、1月8日（金）にスクリーンに登場します。
折しも新型コロナウィルスの第3波のなかで迎えたお正月。自粛ムードで悶々としていたファミリーも多かったのでは。そんななか、憂鬱な空気を吹き飛ばすべく、2021年の“映画初め”にふさわしいのが、本作です。
「1分で分かる!!『銀魂』」の動画をチェック
まずは15年という歴史を積んできた「銀魂」シリーズということで、改めて予習復習をすべく「1分で分かる!!『銀魂』」動画をご紹介。
ナビゲートしてくれるのは、「銀魂」の実写版に出演していた、福田雄一ファミリーの個性派俳優・佐藤二朗。実写映画『銀魂』では武市変平太役を、『銀魂2 掟は破るためにこそある』では「スナックすまいる」の店長役を演じていた佐藤さんが、制限時間1分間の中で『銀魂』の見どころをしっかりアピールしてくれます。
また、福田雄一監督による映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』が、テレビ東京ほかにて1月16日（土）11時55分より地上波初放送されることが決定。主人公の銀時役に小栗旬、新八役に菅田将暉、神楽役に橋本環奈ら超豪華キャストが集結した大ヒット作なので、こちらもぜひチェックしてください。
切なすぎる最後の強敵は、師匠だった！
気になる『銀魂 THE FINAL』のストーリーですが、原作コミックのラストをベースにした物語となっています。肝となるのは、最後の敵が、銀時たちを鍛えぬいたかつての師匠・吉田松陽となるという衝撃の展開です。これ、切なすぎますよね！
地球滅亡のカウントダウンが迫る中、かつての盟友である坂田銀時、高杉晋助、桂小太郎は、それぞれの想いを胸にひた走りますが、彼らの前に立ちはだかったのは、あまりにも哀しい絆を持つ人物でした。そう、その人は、銀時たちを教え導いた師匠・吉田松陽とは別の人格、虚（うつろ）だったのです。
銀時たちを援護すべく、志村新八、神楽、真選組、かぶき町の面々だけではなく、かつてのライバルたちまでもが参戦。虚の力が巨大化していくなか、己の命をかけて対峙していく高杉。ぼろぼろになった銀時が、最後に見たものとは…！
「銀魂」の闘いに決着がつく！声優陣も手応えを見せる
タイトルの“THE FINAL”を確認しつつも、ファンならきっと、本当に「銀魂」は終わるのか⁉という素朴な疑問を持ったのではないでしょうか。テレビシリーズ「銀魂」の最終回はエピソードの途中で突然ぷっつり終わり、視聴者をざわつかせたのは記憶に新しいところです。
原作コミックなんて、何度も「ジャンプ」内で連載終了を発表しながら、まったく終わる気配を見せませんでした。そんな“終わる終わる詐欺”を繰り返し、ファンたちを翻弄させた挙げ句、最終回は本誌を離れ、アプリで最終回が披露されるというウルトラÇの離れ業に出ましたよね。
でも、それを受けての『銀魂 THE FINAL』は、どうやらやり残しなし！という感じの気合十分の打ち上げ花火的映画になったのではないかと。
『銀魂 THE FINAL』チームを率いたのは、テレビシリーズ「銀魂（第3期）」から監督を務め、本作では監督と脚本も手掛けた宮脇千鶴監督です。映画の情報が解禁になった時「今回の劇場版は、たぶんいろんな意味でスゴイ事になるんじゃないかなと思います」と、ファンの心を煽っていました。
そのすごさを実感したのは、12月19日に開催された「ジャンプフェスタ」の特別番組「銀魂タイムズ」での、主人公・坂田銀時役の杉田智和、志村新八役の阪口大助、神楽役の釘宮理恵ら万事屋キャストによるトーク内容です。
阪口さんは、今回の脚本を読んだ際に、杉田さん演じる銀時が、さまざまな試練に立ち向かうことを知り「大変だな」と心配になったとか。杉田さんも「いろんなことに決着をつけないといけないから負担は増えるけど、逆に光栄な話で、ちゃんと決着をつけてくれるんだということのほうがうれしかった」としっかりと手応えを語っていました。
果たしてどんな“決着”となったのでしょうか？ 15年間、漫画ファン、アニメファン、映画ファンを熱狂させてきた「銀魂」のフィナーレを、ぜひ映画館で見届けていただきたいです！
監督・脚本：宮脇千鶴 監督：藤田陽一 原作：空知英秋（集英社ジャンプコミックス刊）
声の出演：声の出演：杉田智和、阪口大助、釘宮理恵…ほか
公式HP：gintamamovie.jp
文／山崎伸子
©空知英秋／劇場版銀魂製作委員会
