1年越しの『名探偵コナン 緋色の弾丸』本日公開!赤井ファミリーが集結して大興奮

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

きっとHugkumファミリーのみなさんは、この日を待ち望んでいたのでは。「名探偵コナン」の最新作『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、ようやく4月16日に公開されました。しかも劇場版「名探偵コナン」では初となる世界同時公開ということで、世界中でコナンフィーバーが起きそうです。

公開待機中の1年間は、みなさんにとっても本作に関わった声優やスタッフ陣にとってもかなり長かったのではないかと。4月6日に開催された本作の完成披露試写会では、江戸川コナン役の声優・高山みなみが、感極まって涙するという一幕もありました。

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

高山さんは「一時期はアフレコが中止になり、お休みをしていて、その間はずっとコナン絶ちをしていました。目に触れるところにコナンを置かないようにしていました。それぐらい、自分の生活の一部になっていましたので……。思い出してしまうとみんなに会いたくなるし、寂しくなってしまうので、今はその分の想いがずっとこみ上げてきている感じです」と大粒の涙を流しましたが、もらい泣きをしたマスコミ陣も多かったよう。

そんな熱い想いを耳にするとより一層胸アツになりますが、この『名探偵コナン 緋色の弾丸』は、いまやシリーズには欠かせない赤井一家が集結!?というファン待望の1作となりました。

オリンピックを思わせる世界の祭典の裏で国家規模の陰謀が!

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

本作の舞台は、オリンピックを彷彿とさせる世界最大のスポーツの祭典「WSG -ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本ということで、設定からしてかなり心が躍ります。

とはいえ最初に登場するのは日本ではなくアメリカです。いきなりハードボイルドな展開となり、まさにつかみOK!とある殺人事件がその後のストーリーにつながっていきます。

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

WSGの開会式に合わせ、日本の技術を総結集した、最高時速 1,000 kmを誇る「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開通することが発表されますが、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生!なんと企業のトップが相次いで拉致されてしまいました。果たしてその目的とは?

やがてコナンの推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG 連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だった事が判明します!

赤井一家が集結!羽田秀吉は満を持してスクリーンデビュー!

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

赤井家の筆頭といえば、FBI捜査官では狙撃の名手である赤井秀一。声優を務める池田秀一は「『名探偵コナン』シリーズに出させてもらい、赤井秀一役をもらえた時には、2~3本で終わっちゃうのかなと思っていましたが、まさかこんなに大きく膨らむキャラクターだとは思っていませんでした。今回は赤井一家を引き連れて、何だかいろいろご厄介になりますが、一つ穏便によろしくお願いします」と舞台挨拶で言っていました。

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

今回は秀一のほか、赤井一家の末妹で、女子高生探偵である世良真純、赤井の弟で、7冠を達成したプロ棋士の羽田秀吉(吉は上が土)、“領域外の妹”と名乗る少女でありながら、実は一家の母であるメアリーたちも登場し、それぞれ事件と絡んできます。ちなみに羽田秀吉がスクリーンで初お披露目となりますが、期待通り、恋人の由美タンとのラブラブぶりも健在です(笑)。

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

ネタバレというか、ヒントを出すことさえも控えたい本作ですが、最終的にはタイトル「緋色の弾丸」にまつわる驚くべきトリックが明かされ、度肝を抜かれます。設定が設定だけにリアリティに溢れる展開もたまらない本作。緻密なストーリーテリングでのミスリードも楽しみながら、コナンの名推理にうなっていただきたいです。

待ちに待った最新作は、きっと期待のハードルを軽々と超えたエンターテインメント作品に仕上がったのではないかと。コロナ禍なので、感染予防対策をしっかりしたうえで、ぜひ家族で観ていただきたいです。

『名探偵コナン 緋色の弾丸』は4月16日(金)より公開中
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中) 監督:永岡智佳 脚本:櫻井武晴
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一、(スペシャルゲスト)浜辺美波…ほか
公式HP:https://www.conan-movie.jp/

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

文/山崎伸子

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