とうとう始まった夏休み。普段忙しくなかなか子どもと満足にコミュニケーションを取れていないパパにとって、まとまった休みを取ることのできる夏休みは親子の絆を深める絶好のチャンス。貴重な機会を逃すまいと、楽しみにしているパパも多いはず。
そこでライフスタイルマガジン[DIME]×HugKumの共同企画としてパパたちにアンケート調査を実施。この夏、子どもとやりたいことについて聞いてみました。
今年の夏休み、パパが子どもとやりたいことは?
1位:キャンプや釣りなどの本格的なアウトドア
最も多かった回答は、『キャンプや釣りなどのアウトドア』。夏休みの思い出作りにキャンプを…と考えているパパさんが多数見られました。
ここ数年で人気に火が付いたキャンプは、今や「ブーム」から「定番」へと成り代わろうとしています。一般的に女性より男性の方がそういったアウトドアにのめり込む人が多い傾向にあり、こだわりのキャンプギアを一通り買い揃えているという家庭も少なくありません。自分の趣味を子どもと共有できるのは幸せなこと。大自然を満喫しながら家族で過ごす時間は、子ども達にとっても心に残る特別な体験になりそうです。
2位:庭や近場で楽しむバーベキュー
近年のキャンプブームに比例するように注目度がアップしているのがバーベキュー。屋根付き、手ぶらでOK、「映え」を狙ったオシャレな所など、さまざまなタイプのバーベキュースポットがいたるところに登場し、わざわざ遠出をしなくとも近場で外ご飯を楽しむことができるようになりました。
食材を洗う、野菜を切るなど、子どもでも手伝うことのできる工程が多いという点もバーベキューの魅力の一つ。親が作ったご飯をただ食べるのではなく家族みんなで協力しながら調理や食事ができるため、楽しいのはもちろんのこと、子どもの食育にも繋がります。
特に今年はコロナの影響で旅行へ行きづらい環境なので、さらにバーベキュー需要が増えそうです。
3位:工作などの物づくり
子どもと一緒に工作などの物づくりにトライしたいというパパも。工作関係はママよりパパの方が得意な家庭も多いので、宿題の自由研究のサポートをパパが担当してくれるとママも大助かり!
・「ネットで『段ボール工作』と検索したらたくさんレシピが出てきて面白そうだったので、子どもと一緒に作ってみたい」
・「以前息子とアイデアを出し合って剣を作ったらとても嬉しそうにしてました。他の武器やロボットなどを夏休みに作ろうと計画しています」
上記のように子どもと同じくらい、またはそれ以上の熱量を持って挑もうとしているパパも多そうです。
4位:公園で思いっきり遊ぶ
近所の公園もいいけれど、夏休みにはアスレチックが豊富な大型公園へ行くのも◎。天気の良い日には1日中めいっぱい遊ぼうと、芝生の広場に簡易テントを立てる家族もたくさん見られます。夏にはじゃぶじゃぶ池のある公園も多くの家族で賑わいます。アスレチックや水遊びを通して、子どもの成長を垣間見ることができそうですね。
5位:自宅でゲーム
『公園で遊ぶ』という回答と同数の票を獲得したのが、自宅遊びの定番・ゲーム。身の危険を感じるほどの酷暑の日には涼しい自宅でゆっくり過ごしたい時もありますよね。ニンテンドースイッチには2人でできるものから最大8人と友人家族なども巻き込んで遊べるソフトまであり、その種類も豊富です。
息子と男同士で楽しみたいバトルロワイヤル系から家族全員で遊べるマリオシリーズ、サンドボックスゲームと呼ばれるマインクラフト、そして最近では桃太郎電鉄も親子で遊ぶゲームとして人気のソフトだそう。
・「元々ゲームが好きだったので、子どもが大きくなって多少難しいゲームも一緒にできるようになって嬉しい」
・「最近桃太郎電鉄にハマっています。子どもも日本の地名に詳しくなるし、楽しみながら学べる」
5位:一緒にスポーツをする
子どもと一緒にやりたいこととしてスポーツを挙げたパパも。親子で身体を動かすのは子どもの運動能力向上や親の運動不足解消に繋がるだけでなく、コミュニケーションを取れる、リフレッシュになるなどいいことづくめ!サッカーやキャッチボール、アスレチックもいいですし、最近ではボルダリングも親子で楽しむことができるスポーツとして人気を得ています。
また、ラウンドワンなどの屋内スポーツ施設なら、暑さや天候を気にすることなく楽しむことができます。
今年も、自宅や身近な場所で楽しめることが中心に
ほかには『一緒に料理を楽しむ』や『ギター』、『勉強を教える』など自宅でできることが目立ちました。逆に『遊園地などの大型レジャー施設に遊びに行く』などと回答した人はおらず、『旅行』と回答した人もごく少数にとどまるという、自然と密を避けた結果に。
ゲームやソフトを購入する、サブスクの利用、家族みんなでイベント的に料理ができるホットプレートやたこ焼き器を新たに買うなど、外出自粛を受けて自宅時間の充実を図った家庭が多かった昨年。その流れからか、屋外の家族単位で遊べる場所以外は、自宅や身近な場所で子どもと楽しみたいと考えているパパが多いようです。
夏休みはまだ始まったばかり。もうすでに予定を立てているご家庭もこれから企画をしようとしているご家庭も、子どもはもちろんのこと、家族全員の笑顔が溢れる素敵な夏を過ごせますように。
協力/小学館@DIME
文・構成/鈴木美奈子