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JAの直売所を改装!気軽にお買い物できるスポットに「メルカートかながわ」
まずご紹介したいのが、2012年12月にオープンした「メルカートかながわ」。直売所というと幹線道路のロードサイドにあるイメージですが、こちらは市営地下鉄(ブルーライン)片倉町駅からとことこ歩いて約7分。電車で行けるのはうれしいポイント。
この直売所では、地元の農家から直接届けられる新鮮な野菜や果物が豊富にそろっていて、一般的なスーパーではあまり見かけない希少な食材も取り扱っています。 また、横浜産黒毛和牛など神奈川県の特産品や、地元野菜を使った手作りドレッシング・漬物も購入できます。
毎年12月には周年祭が開催され、農家による豚汁のふるまいや出店が並ぶなど、地域との交流を深めるイベントも行われています。オフィシャルのLINEページがあるので、登録しておくとイベント情報などもチェックしやすいですよ。

驚いたのがお花の直売! 地方の道の駅などで見たことはあったのですが、横浜にもこういう買い方ができる場所があるんです。なかには大きな木になる苗もあって、お庭がある方などは実がなる木を植えると楽しいのではないでしょうか。お値段もびっくりする安さで、挑戦しやすいですよ。




店内には神奈川県産の農産物や加工食品がたくさん並んでいます。

卸感覚でお買い物できる 南部市場 食の専門店街
2つ目にご紹介するのは、海の近くにある市場。「南部市場」は昭和48年に開場。全国から青果、水産物から花や日用雑貨まで集まる総合市場です。そのなかにある一般の人も買い物できる「食の専門店街」があり、卸売価格でお買い物ができます。
アクセスはJR京浜東北線(根岸線)新杉田駅からシーサイドラインに乗り換え「南部市場駅」からすぐと、こちらも電車で訪れることができます。
商品数が多いのは入荷直後の朝ですが、子ども連れで落ち着いて訪れるならば午後のほうがおすすめです。

木下商店
市場から直送で店内で加工処理しているので新鮮なお肉が手に入るお店。一般的なスーパーでは並ばない希少な部位やホルモンなどが手に入ります。
かね扇(浜光水産)
季節ごとの旬な鮮魚や貝類から、冷凍のカニ・海老・鰻・鮭など海産物が豊富に揃うお店。厳選された加工食品も並んでいます。
朝市食品
新鮮な野菜や果物を扱うお店。日替わりで店頭に並ぶ「オバケ」と呼ばれる目玉商品は見逃せません。欲しいものだらけになってしまうので、大きめのバッグは必携です。
場内には飲食店舗もあるのに加え、購入したものをすぐに調理して食べられる「NANBU BBQ PARK」もあり。海辺のBBQ施設はいくつかありますが、倉庫街を見下ろしながらの体験はまた独特の雰囲気です。


韓国やベトナム、タイなど国際色豊かな店舗も軒を連ねる「横浜橋商店街」
横浜市内には地域に密着した商店街がたくさんあります。そのなかでも「横浜橋商店街」はトップクラスの約130店舗が軒を連ねています。ほかの商店街に比べてアジアの食材を扱う専門店が多く、韓国やベトナム、中国やタイなど各国のお店をそのまま持ってきたような品揃えは、棚を見ているだけでワクワクします。
アクセスは横浜市営地下鉄 阪東橋駅からすぐです。

WIN MART 横浜橋店
ベトナムの国旗が目印の「WIN MART」は、ベトナム料理で使う食材が並ぶお店。調味料や缶詰は輸入食品のお店でも目にすることはありますが、ポークパテなど加工食品も扱っているのでどんな味なのか試してみたくなります。
ミートキング
商店街の中ほどにある精肉店「ミートキング」では、店内で造られたコロッケやハンバーグなどのお惣菜が人気です。
福美
横浜の地で40年営業を続けているキムチ専門店。メジャーな白菜キムチ以外にも、青唐辛子やトマト、セロリなどさまざまな野菜を使ったものや生牡蠣や島らっきょうといった旬な食材を使った限定キムチなどバラエティー豊かなキムチを取り扱っています。
横浜橋商店街
住所:神奈川県横浜市南区高根町1-4
帰りに立ち寄ってほしい! スープカレーのお店
横浜橋商店街に行ったら、ぜひ帰りに立ち寄ってほしいのがスープカレーが有名な「アルペンジロー」。創業は長野県のスキーロッジなのですが、その雰囲気を持ったまま横浜に移転。人気のカレーでは、山の名前になぞらえた辛さのレベルが選べます。カウンター席からは16種類のスパイスとハーブを餌に加えて育てられた“横浜ジロー鶏”を炭火焼きで焼き上げる様子が見えて楽しいですよ。
子どもと一緒に楽しめそうなのが、ごはんが飯ごうで提供されること。きれいな形にお皿の上にのせるためにはよく振って形を整えるのがポイントです。


横浜というと海を望む場所にある観光地とみなとみらいエリアのビル街、中華街などの異国文化が思い浮かびますが、生活に根差したお買い物スポットも魅力的。横浜駅からいつもとはちょっと違う路線に乗って、新しいお買い物体験を楽しんでみませんか?
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取材・文/北本祐子