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SNSで話題! オールインクルーシブ型の体験型宿泊リゾート「BUB RESORT」とは
SNSで話題の「BUB RESORT」は、子連れ客の満足度が高く、リピーターが絶えないという人気のホテル。
「帰りたくないと子どもが泣く!」
「子どもが親を忘れる!?」
子連れ旅行におすすめのホテルとして、そんな気になるうたい文句で紹介されているのを見たことはないでしょうか? 千葉・長生に始まり、山梨・八ヶ岳、そして今年は茨城・つくばに新施設がオープンし、こちらも早くも話題となっています。

「BUB RESORT」がほかのホテルと圧倒的に違うところは、ホテルに着いた瞬間からチェックアウトまで、“遊びのプロ”であるスタッフ=クルーが全力で子どもと遊んでくれるところ。追加料金なしのアクティビティが常に用意されていて、寝る時間とご飯を食べる時間以外は休みなしにアクティビティを体験できるんです!
子どもが遊んでいる間は、親も一緒になって遊んでもいいし、大人だけでゆっくり休んでもOK。
「旅行に連れて行っても、ずっと子どもの相手をしないといけなくて休んだ気がしない」
「ホテルにいてもやることがなくて子どもは部屋でゲームばかり…」
…なんていう子連れ旅行でありがちな悩みとは無縁のホテルなんです。
2025年4月にオープン! 都内から1時間もかからず行ける「BUB RESORT Tsukuba」
そして今年4月、つくばエクスプレスで秋葉原から45分、駅からは車で10分ほどの場所に誕生したのが「BUB RESORT Tsukuba」。
テーマは「遊び × 学び」の探究リゾート。BUB RESORTいちばんの魅力である年間200種類以上の体験型プログラムには筑波地域の知見や自然をフル活用し、大人向けのバレルサウナやフレンチコースディナーなど、大人も子どもも楽しめるサービスが充実しています。
BUB RESORT未体験の筆者は、SNSの口コミで期待をふくらませていざ、チェックイン。

アクティビティの拠点となる「OMOYA House(オモヤハウス)」に足を踏み入れると、早速クルーたちがお出迎えしてくれました。

それぞれに強みがあり、個性豊かなクルーですが、つくばのクルーの特徴は多国籍であること! アメリカ、ケニア、インドネシア、タイ、スリランカ、中国など、様々なルーツを持つクルーがいるんです。


オモヤハウスにはジュースやシャンパン、ビールが出るサーバーがあり、すべて飲み放題! 冷蔵庫にもドリンクが充実しています。

なんとアフタヌーンティーも提供されました。「BUB」の文字が入ったクッキーなど、どれもおいしくて大満足!

大人がアフタヌーンティーを堪能していると、何やら問題発生…?
太鼓を持って登場した「雷蔵」によると、「雷様の雷を落としてしまったので一緒に探してほしい」とのこと。子どもたちは、落ち着く間もなくオモヤハウスから出かけていき、この日のアクティビティがスタート!

森の中に落とした雷を探しに行った子どもたち。みんなで協力してフィールド中を駆け回り、全部の雷を集めてきました。

ストーリー性の高いアクティビティに早くも心をつかまれたところで、いよいよオープニングセレモニー。
その日宿泊するゲスト全員が集まり、BUB RESORTやクルー,のみなさんの紹介が行われました。滞在中の合言葉「BUBing!(バビング)」を教わり、大人も大きな声で練習したところで、本格的にBUB RESORTでの滞在が始まります。
寝る時間までエンドレスでアクティビティが続く!
BUB RESORTの名物である豊富なアクティビティは、季節に応じて変わっていきます。
また、外に出て体を動かしたい子、部屋の中で作業に没頭したい子など、タイプによって選びたいアクティビティは違いますよね。常に選択肢があり、どんな子でも楽しめるのがBUB RESORTのアクティビティの魅力です。


外遊びが大好きなわが家の兄弟は、今回の滞在中はすべて外でのアクティビティをセレクト。
悪の博士を倒すために宝箱に入っている最終兵器を手に入れるアクティビティ「地球防衛アドベンチャー」では、仲間と協力してミッションをクリアしていきます。博士に見つからないように息を潜めながら宝箱を探す子どもたち。
宝箱が見つかったら、中にある紙を合わせて暗号を解き明かしていきます。
見つかっちゃうかも!というスリルや宝箱を探すワクワクで、子どもたちはすっかり地球防衛軍になりきって世界観に入り込んでいました。


そして、わが家の兄弟が「またやりたい!」と大興奮だったアクティビティが「防衛中 弁慶の七つ戻り」。
筑波山には「弁慶七戻り」という、落ちそうで落ちない巨大な岩があります。これは、あの武蔵坊弁慶でさえ恐れおののいて下を通り抜けるのをためらい、7回引き返したといういわれがある岩。
そのエピソードをもとに、「岩男」なる敵から腰についたお札を奪い取るミッションが与えられます。すべてのお札を奪い取れば岩男は力をなくし、ただの岩に戻るというのですが…。
巨大な岩のような武器を振り回しているため、近づくのも困難。ただ、一度岩を振るうとその重さからしばらく動けない時間が発生するので、そこを狙って素早く奪い取ることがポイントになります。
これには戦いごっこも鬼ごっこも大好きな兄弟が大ハマり。雨上がりで少々ぬかるんでいた土にすっ転んで泥だらけになりながらも、他のお友達と協力しながらお札を次々とゲットしていき、岩男を倒すことができました!
アクティビティの合間にも絶え間なく遊びがあるから飽きない
名前のついたアクティビティだけでも随時用意されているのですが、なんとアクティビティとアクティビティのちょっとした合間にまで、クルーが楽しませてくれるんです!

遊びに夢中な子どもたち、こまめな水分補給は必須になりますが、そんな水分補給すら楽しい遊びにしてしまうのがBUB RESORTのクルーたち。
冷たい氷水の入ったビニール袋を手渡され、子どもたちが端を切って飲んでいると、残った氷を床に滑らせ、どれだけ遠くまで滑らせられるかみんなで競い合うという遊びが始まりました。


しっぽ取りゲームやボール運びゲームなど、とにかくず~っと遊び三昧。大人なら「疲れたから休憩させて~」と思うところですが、疲れ知らずの子どもたちはずっと大はしゃぎでクルーと遊んでいました。
今回は選ばなかったのですが、「こも豆腐作り体験」や「藍染体験」といった室内での手作り系アクティビティも魅力的。子どもが外遊びをしている間に、大人だけでこういった室内アクティビティをじっくり楽しむのもありです!
子どもだけでビュッフェを楽しむ間、親は本格フレンチのコースを堪能
すっかりBUB RESORTのトリコになった子どもたちが、ようやく一息つくのが夕食の時間。
大人には、本格フレンチコースが振る舞われます!
コース料理なんて、落ち着いて食べられるか心配…という悩みは不要。子どもは親と離れて、クルーと一緒に食事を楽しみます。

子どもの夕食はビュッフェスタイル。もちろん、まだ自分で取り分けできないくらい小さなお子さんの場合は、クルーが一緒にやってくれるので安心ですよ。

大人は大人だけでフレンチを堪能できます。前菜から始まり、スープやお魚&お肉料理、食後の小菓子まで、一皿一皿運ばれてくるお料理に舌鼓! ワインとのマリアージュもたまりません。
この日はうちを含めて5家族でしたが、子どもたちはアクティビティを通してすでに仲良くなった様子。親が心配する必要もなく、クルーとみんなで食事を楽しんでいました。

ただ、子どもというのは、ご飯が終わったらゆっくり席についてはいられないもの。一通り食べ終わると、早速クルーが新たなアクティビティに連れ出してくれました!
英語を使って宇宙の仕組みを学べる「キッズアドベンチャー」。3歳からでも参加できるアクティビティなので、学校で英語を習っていてすでに苦手意識のある長男でも楽しく参加できたようです。

日が暮れてくると、アウトドアと言えば、のたき火の用意が始まります。
夜には夜ならではのお楽しみが続々と!
さらに暗くなってきたら、「お化け探検大作戦」のアクティビティの時間。エイリアンに詳しいクルーの先導のもと、未知なる生物との交流を求めて探検に向かいます。

クルーがカクテルをふるまってくれるバーも開店。


ここにもBUB RESORTならではの遊び心がキラリ。
焚き火で焼いたマシュマロを使って、カルーアミルクのような甘いカクテルを作ってくれました。ちょっと焦げてしまったのですが、それはそれでいいアクセントに!
夜のお楽しみはまだ続きます。

つくばには「筑波宇宙センター」があり、宇宙の研究が盛んな土地。ということで、晴れていれば星空観察を行う予定でしたが、この日は急な雨に見舞われてオモヤハウス内でクイズを交えた宇宙の授業でした。
その後、半屋外の「HARE Terrace(ハレテラス)」にてキャンプファイヤーが行われ、この日のアクティビティは終了。この日のクルーとはここでお別れです。

終了したあとも、カブトムシやクワガタを探したい子どもたちはクルーと共に森の中で一緒に虫探し。すぐにクワガタを発見して大満足の夜でした。クルーのみなさん、お付き合いいただきありがとうございました…!

宿泊先はベルテント。夏でも涼しく、冬でも温かく過ごせる快適なテント内で、ベッドに横たわって寝られるのがうれしいですね。中央のシャワー棟でさっとシャワーを浴びたら、疲れ果てた子どもたちはすぐにベッドで就寝!
基本的にここにいたのは寝るときのみ。テントに戻る暇もない1日でした。
翌日も朝7時からアクティビティがスタート!
アクティビティは朝7時からのスタートですが、元気いっぱいの子どもたちは7時前にフィールドのトランポリンに集合。

クルーもやってきて、激しいトランポリン遊びに! キャッキャと楽しそうな子どもたち、朝から体力お化けすぎる…!


朝7時からは、アクティビティ「ジャンボスゴロクワールド」に参加。前日、夜9時まで全力で遊び倒した子どもたちですが、誰ひとり寝坊することなく元気に参加していました。
大きな盤面の上を子ども自身が駒となって進む「巨大すごろく」でアイテムをゲットし、仲間と協力し合って巨大装置作りに挑戦。スタート地点からボールを転がしてゴール地点の箱に入れられるよう、工夫して道を作ります。
昨日出会ったばかりのお友達と、ああでもないこうでもないと意見を出し合いながら装置をブラッシュアップさせていく様子に感動! 2チームあったのですが、どちらもボール入れに成功しました!

ちなみに、子どもたちが外でのアクティビティを楽しんでいる間、大人たちは「森のバリスタ」体験で優雅にコーヒーを豆から挽いて味わいました。


朝食は、地元食材にこだわったワンプレートの「とたべる」モーニング。野菜たっぷりで栄養バランスのいい食事で朝から活力をもらえます。子どもたちは昨夜に引き続き、朝も自分で取り分けるビュッフェスタイルです。


チェックアウトの時間が迫りますが、ギリギリまでアクティビティは続きます!
「水戸黄門合戦」では、2チームに分かれチャンバラでお互いの腕につけている「命玉」を落とし、相手チームの巻物を奪えたら勝ちという陣地とり合戦。
守りと攻め、どちらに人数を割くのか。どの道から攻めるか。巻物に敵が迫ってきたときの対応は…など、チーム内での作戦がカギになります!
作戦を立てるのが得意な子、攻め気がある子など、それぞれに個性を発揮! パパたちも参加していたので、自分のパパには容赦なくバシバシ行く子もいて、大盛り上がりの合戦となりました。

合間には玉入れや綱引きなども行われ、大人も一緒になって最後まで楽しみました。
BUB RESORT Tsukubaで忘れられない家族旅を
10時からはエンディングセレモニー。子どもたちは「え? もう終わり?」「やだ! 帰らない!」などと早くもゴネる様子を見せていましたが、チェックアウトの時間は容赦なく訪れます。

セレモニーでは1泊2日の濃密な時間がまとめられた動画が流れ、感動的な雰囲気。お世話になったクルーたちとのお別れに、もちろん寂しさはありながら、「BUBing!」と声をあわせて笑顔で締めくくることができました。
子どもたちに「絶対また行くからね! 絶っっ対!」と念押しされたので、きっとまた季節を変えて訪れることになりそうです。その後も家でやたらオリジナルのアクティビティを作り出し、アクティビティごっこ(?)をしているわが子たち。リピート確実といううわさは聞いていたけれど、これほどハマるとは…。
子どもを楽しませる旅行先に悩む方は、ぜひ一度「BUB Resort」を体験してみてください!
「BUB RESORT Tsukuba」公式HPは>>こちら
「BUB RESORT Chosei Village」公式HPは>>こちら
「BUB RESORT Yatsugatake」公式HPは>>こちら
取材・文/小林麻美


