モノの中身がわかるってこんなに面白いのか! 『こども大百科 もっと大図解』に夢中♡

ベストセラー『こども大百科 大図解』の第二弾もやっぱりすごかった

我が家では毎年、子どもの誕生日プレゼントのひとつに本を贈っています。長男が6歳のときに『小学館の図鑑NEO くらべる図鑑』をプレゼントしたところ、かなり気に入ったようで1年間ずっと読んでいました。7歳のタイミングでまた何か良い本を贈りたいな…と思っていたところ、モノのしくみがのぞけることが話題となり12万部を突破したベストセラー『こども大百科 大図解』の第二弾、『こども大百科 もっと大図解』が発売されたと知り、さっそくゲット!

『こども大百科 もっと大図解』の魅力って?

▲『こども大百科 もっと大図解』(小学館/¥3600<税抜き>)

絶対に喜んでくれるに違いないと思って渡してみたのですが、最初は「何これ? 字ばっかりで読みにくそう…」と、イマイチな様子。しかしその後パラパラとページをめくり、「あ! これ乗ったことあるやつじゃん!」と急に興味を持って読み始めました。

長男が最初に読み始めたのは、水陸両用車のページ。以前、家族旅行で山中湖へ行ったときに水陸両用バスに乗ったことがあったので、陸地も湖の中も走れる乗り物のしくみに興味が沸いたよう。

その後は長男が好きな動物の項目を選んで、クジラやサメ、象、パンダのページなどをじっくり読んでいました。興味のあるページは細かい文字までしっかり読み、「象っていう漢字は、鼻の長さを表しているんだって」などと本から得た豆知識をあれこれ教えてくれます。

▲動物の図鑑とはまた違った視点でたくさんの謎を解説してくれる

子どもも驚く、詳細な「図解」の世界

動物がらみの項目で長男がとくに面白がっていたのが、キツツキのページ。キツツキがどんなふうに木をつついているのかが図解で説明されているのを見て、「キツツキの舌、めっちゃ長いんだけどっ!!!」と大興奮。筆者もキツツキの舌についての知識がなかったので、一緒にそのページを見てびっくりしました。

開くと4ページ分になるスペシャル大図解の深海のページは、「これ、『くらべる図鑑』と似てるね!」と言いながら、2冊を並べて、まさに比べながら熟読。迫力のある本の世界にしばらく入り込んでいました。

本の中に掲載されている104項目はジャンルもバラバラで、知らないモノやコト、場所などが次々と登場。普段何気なく使っている泡ハンドソープの容器の中や、ボールペンやシャープペンシルの仕組みなど、身近にあっても中身を知らなかったモノがたくさん。

▲話題のドローンもこんなに細かく分析&図解してあり、圧巻!

大人も一緒に「モノの見方」が変わる

いままで気にしていなかったモノに対する見方が変わります。図と解説だけでなく、豆知識やさらに詳しく学習するための情報なども掲載されており、見開きページの1項目だけでもかなりの情報量。技術やモノのしくみの解説を読むことで、読解力や理数系の力も身につきそうです。息子は、いまはまだ興味のあるページだけを読んでいる感じですが、これから時間をかけてどんどん読み込んでいってもらえたらいいなと思います。

専門的なことまで詳しく載っているので、子どもだけでなく大人も勉強になります。筆者自身も、つい最近人間ドックでCT検査を受け「この機械、どうなってるんだろ?」と思っていたところだったので、CTスキャンのページは「なるほど、そういう仕組みだったのね…」と興味深く読めましたし、いつか行ってみたいと思っているサグラダ・ファミリア聖堂のページも熟読しました。親子で夢中になれるおすすめの1冊です。

『こども大百科 もっと大図解』

12万部超のベストセラー『こども大百科 大図解』の第2弾。アンドロイド、3Dプリンター、ドローンなど話題の最新技術から、2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場、パンダやサメといった生きものまで、104項目のしくみをイラストやカラー写真でダイナミックに図解。

文/井上加織

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