元サッカー日本代表・大久保 嘉人さんも力説する「足裏バランス」の大切さ。子どもの扁平足を防ぐには?

多くのトップアスリートから支持されているフランス発スポーツ用品の開発・販売を行うシダスジャパン株式会社が、ブランド初となる直営店「SIDAS FITTING LAB(シダス フィッティング ラボ)」を港区青山にオープン。現役時代から足裏の健康をサポートしてきた元サッカー日本代表・大久保 嘉人氏が参加したオープンイベントの様子を紹介します。

「SIDAS FITTING LAB」とは?


1975年フランスで創業し、日本では320万ペアの累計販売数(※)を誇るインソールのグローバルブランド「シダス」。年間150名以上のトップアスリートへインソールを提供し、足元から彼らのパフォーマンスをサポートしています。独自マシンによる診断ノウハウとそれによるインソール成形技術で多くの人の健康をサポートしたいという思いから、ブランドとして世界初となるシダス直営店「SIDAS FITTING LAB」を港区青山にオープン。
※販売数量は1982年〜2022年の実績

足から、動きが変わる!インソール

「SIDAS FITTING LAB」では、これまでシダスがアスリートに提供してきたものと全く同じプログラムの内容が体験できます。Bリーグ選手やJリーグ選手、プロ野球選手、プロゴルファーなどアスリート専門担当として5,000ペア以上のインソール作成実績があり、確かな技術から多くの信頼を得ている「フィッティングマイスター」と呼ばれる熟練の技術スタッフが常駐し、足の特徴を的確に診断・インソールを作成してくれます。

大久保 嘉人さんの足裏の健康をサポートし続けているインソール

シダスのインソールを現役時代から愛用しているという、元サッカー日本代表・大久保 嘉人さん。現役時代からの健康管理方法や、ジュニアアスリートの父としての子育てエピソードなどのお話もきくことができました。

大久保さん:アテネオリンピックに出場した頃にシダスに出会い、そこから現役時代はシダスのインソールがないと不安になるくらい愛用していました。引退してからは、ゴルフにハマっているのでゴルフシューズにしっかり入れています。インソールを使うとバランスもとれるし、踏ん張れるんですよね。

4人の男の子のパパでもある大久保さん。お子さんもサッカー少年で最近シダスを使い始めたそうです。

大久保さん:子どもたちとは、友だちのように接していきたいと思っていたので自分が長男のような感じで、いつも楽しくやっています。やれとは言ってないのですが、息子たちは僕をみてサッカーをやってくれていますね。指導すると、うるさいとか言われるので一緒に遊ぶ感じで楽しみながらやってます。

子どもが大きくなるに連れて、サッカーをしていて足の裏が痛いって言ってたんですよ。人工芝や土など硬い地面で足に負担がかかり、長男は疲労骨折で手術をしました。改めて、足裏のサポートをしてくれるインソールの大切さに気が付きました。いまでは、子どもたちもシダスを使っています。

おうちでできる!足裏のバランスチェック方法


ゲストとして参加した、東京パラリンピック2020陸上選手用の医療統括者を務めた整形外科医の山田 睦雄先生に、近年課題となっている子どもの足裏の不調やその要因、足裏のバランスチェック方法とおうちで簡単に取り組めるトレーニング方法などを教えてもらいました。

山田先生:小中学生でスポーツをしている子どもたちの足を診ると、浮指、扁平足のお子さんが多いです。足の幅が広がってしまうと、足の幅に合わせて大き目の靴を選ぶのでサイズが合っていない靴を履いてしまいます。浮指や偏平足になる理由としては、運動不足や歩くときに指が使えていないことが原因であると考えられます。
足裏のバランスが整っていないと、基本的な足の筋肉の発育ができていないケースが出てきます。こういう人はベースにしっかり歩けていないということがあるので、スポーツをするときに体に負担がかかりやすくなります。姿勢、筋肉のバランスを整えるサポートとしてインソールはおすすめです。


「SIDAS FITTING LAB」では、足裏の健康を可視化する機能を作成。スクリーンに映された大久保さんの足裏のバランスの良さにびっくり。

大久保さん:自分で見てもバランスがいいですね(笑)。嬉しいですね。子どものころにケアは特にしていませんでしたが、裸足でよく走ったり遊んだりしてましたね。

山田先生:裸足で活動していたことで、足底が刺激され足底筋や足指の感覚が鍛えられたのが、良かったのかもしれませんね。

おうちで簡単にできる足裏のバランスチェック

いつも通りの姿勢で立つだけで、足裏の健康チェック!

山田先生:正面を向き、普段の姿勢で裸足で立ちます。その状態で自分の足元を見たときに、自分の足が同じ角度に開いているかを確認してみてください。片方の足だけ大きく外側にひらいたりしていませんか?そういう人は可能性として、外反母趾になりやすい傾向があります。
足の指の間隔は左右均等でしょうか?足の指の間が空いていませんか?人間の足は内側、外側、正面から見ても土踏まずがあります。土踏まずが尺取り虫のように動くようになっているのですが、疲れてくると足裏のアーチが落ちてきます。アーチがおちると指が開き、開張足なります。こういう状態で運動をすると足に負担がかかります。

おうちで足裏トレーニング

親子で一緒に実践したい!簡単足裏トレーニングの方法を教えてもらいました。


山田先生:足底筋を鍛えるのには、足指じゃんけんで足指を開いたりグーで縮めたりするのもいいですね。また、輪ゴムを使ったトレーニング法もあります。椅子に座り、両足の親指がくっつくように輪ゴムを引っ掛け、かかとをくっつけて扇をひらくような感じで動かして行います。

子どもの健康も足裏から見直してみよう!

私たちが歩くときに、地面に触れる足の裏。足裏の健康状態についてそこまで考えたことがなかったという人も多いのではないでしょうか?もしかしたら、いまある体の不調は足裏の健康バランスが崩れているからかもしれません。足裏から見直して、健康で元気に過ごせる環境を整えたいですね。
「SIDAS FITTING LAB」インソール作成は、完全予約制となっています。気になった人はホームページをチェックしてみてください。

「SIDAS FITTING LAB」ホームページは>こちら

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文・構成/やまさきけいこ

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