【シュトーレン4選】無印、カルディ、成城石井・・・人気ショップのシュトーレンを食べ比べ!

クリスマスの時期になるとお店で売り出されるものの一つ、シュトーレン。表面には白いお砂糖がたっぷりかかっていて、中にはドライフルーツやナッツがたくさん入った、ドイツ伝統のあま〜いお菓子です。今回は身近に手に入れられて、なおかつ値段もリーズナブルなシュトーレンをご紹介します。今年はどこのシュトーレンを買おうかな?とお悩みの方は参考にしてみてくださ!!

シュトーレンはおくるみに巻かれた、イエス・キリスト?

シュトーレンはドイツで昔から食べられている、伝統的なパン菓子です。

表面には粉砂糖がたっぷりとまぶされているため、ゴツゴツした白い塊のような見た目をしています。それは、幼子のキリストが毛布に包まれている様子を真似てつくられた、とも言われています。その話を聞いてから見ると、なんだかとても可愛らしいですよね。

生地にはバターがたっぷりと使われ、そして中には洋酒漬けにされたドライフルーツやナッツなどがゴロゴロと入っています。そして、シュトーレンに欠かせないものがもう一つあります。それは、マジパンです。マジパンとはアーモンドの粉とお砂糖などを混ぜて作る、餡のようなものです。これが入っていることで、シュトーレンのしっとり感がグッと増し、より本格的な味わいが楽しめます。

食べるのはクリスマスの4週間前から

クリスマス前の約4週間をアドベントといいます。その期間にシュトーレンを薄くスライスして毎日少しづつ食べ、クリスマスを楽しみに待つというのが、本場ドイツの食べ方なのだそうです。

このように長く楽しむために、シュトーレンは賞味期限も長いです。その間、洋酒に漬けたドライフルーツやスパイスの味が生地にじっくりと染み渡り、味も少しずつ変化するのが面白いところです。

シュトーレンの食べ方

食べるときには、このように真ん中からスライスします。そして食べ終わったら切り口同士をくっつけ、乾燥しないようにピタッとラップを巻きましょう。長い間美味しく楽しむことができますよ。

お手頃でおいしい♡おすすめシュトーレン4選

それでは、今年筆者が実際に購入したシュトーレンをご紹介していきたいと思います。

無印良品 シュトーレン  990円(税込)

とてもバランスの取れた王道のシュトーレンといった感じです。「シュトーレンって興味あるけど、まだ食べたことないんだよね。どんな味なのか、ちょっと買ってみようかな。」という方にはとてもおすすめのお品だと思います。まず、値段がほどよいですよね。内容量も200グラムほどあり、結構ずっしりとしているのに1,000円を切るというところが素晴らしいです!

開封してみるとこんな感じです。お砂糖がしっかりと表面に馴染んでいますね。

断面はこのようになっています。この真ん中に見える、白く大きな丸い部分がマジパンです。お手頃なお値段にも関わらず、しっかりとマジパン入りの本格派ということが分かりますね。

みっちりと詰まった生地で、あまりぼろぼろと崩れることなく簡単に薄くスライスすることが出来ました。お味は、スパイスや洋酒の癖が強すぎず、多くの方が美味しいと感じるシュトーレンだと思います。

人気商品というのもうなずける、本格派なのに値段とお味も丁度いい、シュトーレン入門編にはぴったりの1本です。パッケージに製造所はドンクと記載されていたので、おそらくパン屋さんのドンクが製造されているのでしょう。

成城石井 5種ドライフルーツのプチシュトーレン  540円(税込)

こちらはポップなクリスマスのイラストのボックスの中に、ドーナツボールのようなプチシュトーレンが4つ入っています。5種ドライフルーツという通り、中にはレーズン・ドライクランベリー・ドライいちじく・レモンピール・オレンジピールという5つのドライフルーツが使われています。成城石井自家製ということで、味の期待も高まりますね。

これまでのシュトーレンの概念を越えた、画期的なスタイルですね。

こちらを食べた瞬間に感じたのは、とてもジューシーだということ!シュトーレンのしっとり感を演出するマジパンが入っていないのでどんなものかと思って口に入れたのですが、フルーツにしっかりと洋酒が染み入っているのか、噛んだ瞬間にジュワッとフルーツから瑞々しい水分が感じられます。それがとても美味しくて、心が幸福感に満ちた感じがします。

シュトーレンはスライスして食べるのが伝統的な方法ですが、結構まな板と包丁を出すのが手間に感じたりするんですよね。しかし、このプチシュトーレンスタイルであればパクッと2口くらいで食べられるので、とても手軽でいいです。可愛い見た目だけじゃなく、お味でも満足させてくれる商品です。コーヒーや紅茶のお供に、いくつでも食べれちゃいそう!

成城石井では、このプチタイプの他にも通常のシュトーレンと同様の形のものも売られていましたよ。また、私が伺った店舗ではクーヘンマイスターのシュトーレンも店頭に並んでいました。

 

KALDI もへじ和のシュトレン抹茶  898円(税込)

KALDIにて購入した、もへじ和のシュトレン抹茶です。シュトーレンはどれも似たような内容が多いので、和の食材でつくられているこちらはとても新鮮ですね。

確かに抹茶を感じさせる、緑色のフォルムです。これは、なんだか面白そう!

断面はこのようになっています。こちら、パッケージの説明を読むと「香り豊かな抹茶生地に北海道産小豆の甘納豆、オレンジピール、レモンピール、レーズン、りんごを練り込み、白あんを包んで焼き上げた和のシュトレンです」と書いてあります。

なんと、通常マジパンが使われる部分に白あんが入っているのですね。写真で見ていただくとお分かりいただけるかと思いますが、このように大きく白あんが塊として入っています。

食べてみると、甘さ控えめでとても上品な味わいです。白あんがサラッとしていて、マジパンに比べるととても軽いです。普通のシュトーレンよりも油分が少なめなのか、とても食べやすい印象でした。定番のものを食べた後に、次の1本は何にしようかなという時にはとてもおすすめです。まるで和菓子のようでした。

カルディにはこの他にも、シュルンダーのシュトーレンが5種類ほど売られていました。どれも現品限りの貼り紙が付いていたので、お買い求めになる際はお早めがおすすめです。

 

BURDIGALA シュトーレン(小)  2,000円(税込)

最後にご紹介するのは、広尾に本店を構え、東京駅など全国に店舗を展開するベーカリー、ブルディガラの商品です。こちらのお店のブランドコンセプトが「日常生活を少しだけ上質に」ということで、お店に並ぶパンたちもおしゃれで目を惹くものばかりです。

シュトーレンもこの通り。なんと美しい純白で滑らかな表面なのでしょう!まるで繭玉のようです。

カットしてみると、この外側のお砂糖の層がいかに分厚いかということが分かりました。お砂糖が、かまくらのように高く積み上がっていますね。そして、この中に大ぶりのフルーツやナッツがゴロゴロとたくさん入っています。見るからに贅沢なお品ですね。

ブルディガラのシュトーレンにはドイツのローマッセというマジパンのようなものがふんだんに使われていると紹介されています。そして、お砂糖をコーティングする直前に澄ましバターにくぐらせるという工程をとっているのだそうです。これによって、ふくよかで重厚な味わいが生まれるとのことです。

実際に食べてみると、その濃厚さに圧倒されました。贅沢に大きいまま入っているドライいちじくがねっとりとしていて、とても食べごたえがあります。薄くスライスして、少しずつ大切に食べたい気持ちにさせてくれるシュトーレンだと感じました。

お値段は今回紹介した中では一番高い2,000円ですが、しっかりお値段の分満足いただける商品です。大きいサイズで4,400円というものもあり、そちらはオンラインショップでも売られています。

シュトーレンと共にクリスマスをわくわくしながら待ちましょう!

シュトーレンはお酒が入っているものが多いので、大人の楽しみとして毎日少しずつスライスして温かい飲み物と一緒に、ホッと息抜きタイムに召し上がってみてくださいね!

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文・構成/小島有里

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