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きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム
カードを引いて、そこに書かれた質問に答えるゲームです。ルールは「人の話を黙って聴くこと」だけ。人の話を最後まで聴けない、自分だけしゃべり続ける、自分の気持ちをうまく表現できない。そんな子どもたちにおすすめします。効果は口コミで広がり、障害や年齢に関係なく、これまでに3万人以上に使われています。ある有名なすしチェーンの社員教育に使われていることもテレビ番組で知りました。
7歳自閉症の母「初めて子どもと向き合って話せた」
ゲームなのでルールを守ることは彼の中で必須だったようです。そして何より、こうして子どもと向き合って真剣に考えながら話をしたのは初めてだったことです。お互い新鮮な気持ちで向き合うので、相乗効果で子供の気持ちも満たされ落ち着くのが分かりました。これは単なるコミュニケーション上手になるだめのツールではなく、生身の人と人との心のふれあいに気付かせてくれるものだと思いました。 (7歳自閉症の母)
放課後等デイサービス職員「言葉が出にくい子も安心して参加できる」
小学校教諭「休み時間の人気ゲームです」
きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム>>>>
<商品仕様>
●安部博志(元筑波大学附属大塚特別支援学校支援部長)考案
●サイズ カード:縦50mm×横80mm
●セット内容 質問カード64枚 ブランクカード:10枚 パスカード:12枚 説明書:1枚
●対象年齢 6歳から大人まで遊べます
●人数 2人から6人程度で遊べます
●ゲーム所要時間 30分程度(カードの枚数によって調整できます)
●日本製
●価格:2470円(税込・送料別)
「すわりかた」と「もちかた」お手本マット
姿勢と鉛筆の持ち方が、ひと目でわかるデスクマット
鉛筆の持ち方や姿勢をイラストで見える化しました。マットに描かれている「おへそ」を向ける方向がわかると体も前を向くようになります。「前を向いて」が分からない子も、自分のおへそならわかります。
小一男子の母「口出しされるのが苦手な息子にピッタリ!」
「この上にプリントを置いて、こんな風にできたらカッコイイね」と声をかけると、「知ってるよ!」とのこと。いつでも目に見える状態で無言で気づかせてくれるのが、一番の利点だと分かりました。口出しされたり、注意をされることがことのほか苦痛な子にとって、「×」を伝えず、「○」を伝えてくれるのはありがたいです。単なる視覚支援だけのグッズではなく、実際にこのマットの上でいろんなことをしています。カッターも使えて便利です。消しかすもシートごと持って捨てられたり。うれしいおまけの発見がありました!(小学1年生男子の母)
小二男子の母「鉛筆の持ち方が正しくなりました」
書き方塾講師「分かりやすいので、子ども自身がすぐ気付きます」
見てわかりやすので、子どもに伝わりやすいです。声かけも少なくてすみます。ときどき「(マットの)おへそに合わせてる?」「(マットの)書くところに紙置いてる?」と声をかけるだけで、できていない子は気づくようになります。できている子でも意識するようになります。(書き方塾講師)
「すわりかた」と「もちかた」お手本マット>>>
<商品仕様>
●素材 表裏:塩ビ、中面:ポリプロピレン
●サイズ 縦400mm×横600mm×厚1mm
●日本製
●価格 3,850円 左ききは3,150円(税込・送料別)
療育アロママッサージオイル「おだやか」
発達障害の子が抱える困難をやわらげる効果がある
発達障害の子のための「補完医療」として生まれたtobiracoのオリジナル。睡眠障害、情緒の不安定、感覚過敏、感覚鈍麻などを改善するために、発達障害の子どもたちにメディカル・アロマセラピーを実践している医師と薬剤師が、4歳~18歳までの子どもたちの声を取り入れて開発しました。
3歳女子の母「敏感な娘が、この香りで落ち着くようです」
放課後デイサービス職員「感覚過敏でお母さんの手も握れなかった子が、マッサージで慣れてきました」
アロママッサージオイル おだやか>>>
<商品仕様>
●アロマ マッサージ オイル「おだやか」 全成分:ホホバ種子油、オレンジ果皮油、ラベンダー油、ティートリー油
●容量:50ml
●製造販売元:ハーバルインデックス有限会社
●発売元:株式会社tobiraco
●監修:オリエンタル・アロマセラピィ・カレッッジ
●開発協力:児童発達支援/放課後デイサービス「ソラアル」の子どもたちと保護者、職員
●価格 4235円(税込・送料別)
不安なときに落ち着かせてくれる「貼る療育アロマ おだやか」
オレンジ、ラベンダー、ティートリーをブレンドした植物100%の天然精油のアロマ「おだやか」を染み込ませたシール。マスクや下着など、肌以外の好きなところに貼って使います。子どもが不安なとき、緊張しそうなとき、ぼんやりしてしまうとき、自分で貼って香りをかぐことができます。
小一男子の母「息子は不安なとき、疲れてイライラするとき自分で貼っています」
シールを貼ってあげることが、毎朝、お守りを渡すような儀式になりつつあり、本人も安心しているようです。子どもが近づいてくるといい香りがするので、私も癒されます。素敵な商品をありがとうございました」(「貼る療育アロマ おだやか」使用 小1男子の母)
貼る療育アロマ>>>
<商品仕様>
●貼る療育アロマ
●内容量:「おだやか」60枚入り(12枚×5シート)「きりり」30枚入り(6枚×5シート)
●シールの直径:「おだやか」20mm 「きりり」29mm
●材質:不織布(レーヨン)、PET、アクリル系粘着剤 染み込ませた精油:「おだやか」オレンジ、ラベンダー、ティートリーをブレンドした精油 「きりり」レモン、ペパーミント、ユーカリ、メイチャンをブレンドした精油
●価格:3,960円(税込・送料別)
ラクに座れて姿勢をキープできる「座位保持椅子 ザフ システムスクール」
背筋をピンと伸ばした「正しい姿勢」は、実はとても体に負担をかけています。体幹が弱い子にとってはとても苦痛なことなのです。「ザフ システムスクール」は、骨盤の傾斜を支えて、楽に姿勢をキープできる椅子。車椅子のシートなどを、独自の技術で製造しているメーカーが、発達障害の子のために開発した椅子です。
「tobiraco」では、お試し用にデモ機貸し出しをしています>>>
低学年の子のママ「自然にいい姿勢で座れ、姿勢が崩れてこない!」
低学年の子のパパ「学校から帰るとすぐにこの椅子へ」
放課後デイサービス職員「5分と座っていられなかった子が宿題や工作を最後までできるように」
座位保持椅子 ザフシステムスクール>>>
<商品仕様>
●基本セット内容:シート、椅子フレーム、体幹パッド(左右セット)、マウントテープ、工具(レンチ)
※外転防止パッドはオプションです。基本セットをご購入いただいた方のみに販売いたします。
●素材/シート:ポリエステル100%(ナノ撥水素材—水圧で汚れが落ちる強力撥水力)*取り外して洗濯機で洗えます。 インナークッション:ウレタンフォーム パッド:ウレタンフォーム、アルミパイプ 椅子フレーム:鋼管(粉体塗装)、繊維板・合板
●サイズ/シート:370×750mm 体幹パッド:高さ180×奥行170mm 外転防止パッド:高さ180×奥行170mm 椅子フレーム Sサイズ:幅360×奥行360×座面高260〜340 mm 適応身長:105〜135cm Lサイズ:幅360×奥行360×座面高300〜460 mm 適応身長:120〜180cm
●製造元:株式会社アシスト
●定価:41,800円〜50,600円(税込・送料別)
自己肯定感を高めてくれる「見る目をかえる 自分をはげます かえるカード」
「マイナスの言葉」の面を見えるようにして、お子さんが気にしていそうな言葉を選んでウォールポケットに入れておきます。例えば、「あと5分しかない」と思っていたけど裏を返すと「まだ、あと5分もあるよ」とプラスの言葉に。どうですか?安心できるでしょう。お子さんが気にしていそうな言葉が書かれたカードを入れて、日常的に目につくようなところに置いておくと、カードの言葉でプラスの見方ができるようになります。親にとっても子どもにかける言葉のヒントになります。
適応指導教室教員「子どもによってさまざまな反応が」
放課後等デイサービス職員「自分のいい面を確認してから帰るルーティンができた」
小二男子の母「自閉症の息子から『失敗は、つぎに同じ失敗をしないための大切な経験だね』との言葉が」
見る目をかえる 自分をはげます かえるカード>>>>
<商品仕様>
●サイズ カード:縦90mm×横100mm ウォールポケット:縦500mm×横350mm
●セット内容 カード:テキスト入り45枚、ブランク5枚 専用のウォールポケット:1枚
●素材 カード:紙 専用のウォールポケット:塩化ビニール
●日本製
●定価:4,290円(税込・送料別)
ネットショップ「tobiraco」では、発達支援に関わる方のお話も
こんな道具があれば、子どもたちが「できた」という晴れやかな気持ちになるのではないか。これを使うことでへこんでいた子が、自信を持てるようになるのではないか。
療育の現場など子どもの心に寄り添った先生方の願いが込められた道具たちを、チャーミングな形で開発、紹介している「tobiraco」。ネットショップにはここで紹介した他にもたくさんの商品があります。気になった方は一度覗いてみてください。tobiraco店主が開発者を訪ねて聞いた談話も読めます。
*紹介した商品の価格は2023年2月現在のものです。
教えてくれたのは
トビラコ店主
元子育て雑誌編集者。道具で発達を支援するネットショップ「tobiraco」を運営。現場で効果のあった教材を特別支援学校の先生と商品化。商品化された教材は「トーキングゲーム」「すきなのどっち?」「見る目をかえる 自分をはげますかえるカード」「きもち.つたえる・ボード」「トライゲーム やってみたいのはどっち?」など。また医師と放課後等デイサービスとで「療育アロマ」を共同開発。「安心にまさる環境なし」をモットーに教材から生活用具まで販売。『発達障害の子のためのすごい道具』(安部博志・著 tobiraco・編集 小学館)を編集。
構成/HugKum編集部