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簡単!楽しい!小学生向けの工作を作ろう
工作は、楽しく親子で取り組めるのが魅力です。アイデア次第では、大作を作ることも! また、お家にあるものを利用すれば、費用の負担も少ないので、気軽に制作できます。
小学生の夏休みの宿題は、悩みのひとつ。なににしようか考えているうちに、「時間がない!」なんてこともありますよね。簡単にできる工作なら、短い時間でできるので、夏休みの宿題にぴったりです。
簡単工作のポイント
夏休みの宿題で工作をするときには、子どもといっしょに、
・どんなものをつくるか
・材料さがし
・安全に工作する
・工作の後のまとめ(作り方の工程や設計図)
をすると、工作が自由研究にもなります。思わず友だちに自慢したくなるような作品ができますよ。
家にあるものの再利用で工作の幅が広がる
工作には、家にあるものを材料に使うとよいでしょう。たとえば、ペットボトルやダンボール、空き缶、牛乳パックなどを再利用したり、家にある紙コップやストロー、割り箸、輪ゴムなどを使えば、工作の幅は広がります。
また、木の実や葉っぱ、花を利用すれば、探すことも学びにつながります。しかも、簡単にできる工作なら、親も子も負担が少ないところがメリットです。
簡単かわいい!小学生の女の子におすすめの工作アイデア
小学生の女の子には、かわいい・きらきらとしたモチーフのクラフト系がおすすめです。
キラキラスノードーム
■材料
スポンジ 1個
空き瓶 1個
フィギュア(空き瓶よりもひとまわり小さいもの) 1個
水
液体のり
グリッター
接着剤
割り箸
リボン(あれば・飾り用)
■作り方
1 スポンジに接着剤をつけ、空き瓶のふたの裏に固定します。
2 フィギュアに接着剤をつけ、1のスポンジの上に固定します。
3 空き瓶に、7:3の割合で、水と液体のりを入れます。
4 3の空き瓶に、好きなグリッターを入れ、割り箸でかき混ぜます。
5 瓶の口部分に接着剤をつけ、2のふたをします。
6 瓶にリボンを飾ればできあがり。
塩ねんどクラフト
塩ねんどは、「フード(家庭科)」と「アート(美術)」をかけ合わせた”FOODIE ART”(フーディー・アート)。塩と小麦粉だけで作れるねんどで、ブローチやオーナメントなどを作ってみましょう。
■材料
塩 100g
お湯(ぬるめ) 70cc
小麦粉 100g
ボウル
スプーン
麺棒
型抜き
ポスターカラーや水彩絵の具
■作り方
1 塩とお湯をボウルに入れ、ある程度塩が溶けるまでスプーンなどで混ぜます。
2 1に、小麦粉を加えてひとまとめにします。このとき、水分が多いようなら小麦粉を、水分が少ないようならお湯を少しずつ足して調整するようにしてください。
3 2を、麺棒で5mm厚に伸ばし、好きなかたちに型抜きします。
4 3を、100度のオーブンで1時間焼きます。
5 4が焼きあがったら、ポスターカラーや水彩絵の具で色を塗ります。
※この「塩ねんど」は、食べものではありません。
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バスボム
お風呂が楽しくなるバスボム。シュワシュワと泡が出て、いい香りのするバスボムを手作りできます。お風呂タイムが楽しくなりますよ。
材料
重曹(食用)100g
クエン酸(食用)50g
片栗粉 50g
食紅
ビニール袋
スプーン
作り方
1 ビニール袋に重曹、クエン酸、片栗粉、好きな色の食紅を入れて、かきまぜます。
2 スプーンで水を加え、ビニール袋の外側からおにぎりのようにまるめます。
※水が多いと炭酸ガスが出てしまうので、すこしずつ加えます。
3 湿気の少ない場所で半日程度(できれば1日)乾燥させれば完成!
楽しく作って遊べる!小学生の男の子におすすめの工作アイデア
男の子の工作は、少し不思議なものや非日常なものを家で楽しめるような工作がおすすめです。
スライム時計
スライム時計は、「砂時計」の砂をスライムに代えたものです。中に入れるスライムも手作りしましょう。
■材料
ホウ砂(薬局で売っています)20g
水 200cc
液体洗濯のり(PVAと表示されているもの) 100cc
*PVAとは、ポリビニルアルコールのこと。化学のりと表示されているものもあります。
お湯(50~60℃くらい) 100cc
食紅(あれば) 少々
ペットボトル 2個
ボウル
割りばし
じょうご
ビニールテープ
■作り方
1 まず、ホウ砂飽和水溶液を作ります。ペットボトルに、水とホウ砂を入れてふたをしてよく振ります。そうすると、溶け残りが下にたまり、上澄みができます。この上澄みが飽和水溶液です。
2 お湯と液体洗濯のりをボウルに入れて割り箸で混ぜます。色をつける場合は、お湯と液体洗濯のりを混ぜた後に食紅少々を入れて、ダマがなくなるまでよく混ぜてください。食紅を水に溶かしてから入れてもOKです。
3 2に、1でつくったホウ砂飽和水溶液20ccを入れて、素早く割り箸で混ぜます。これでスライムの完成です。
4 3でできたスライムに、少しの水を加えて、割り箸でよく混ぜます。
5 1個のペットボトルに、じょうごで4を流し入れます。
6 もう1個のペットボトルと口どうしを合わせて、ビニールテープをしっかり巻き、つなぐとできあがりです。
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プラネタリウム
天体が好きな子どもにぴったりなのがプラネタリウム装置。部屋を真っ暗にして、ライトをつければ、天井や壁に星が輝きます!
■材料
深型のアルミ皿 1個
LEDライト(100円ショップなどで購入できます) 1個
油性マジック
画鋲やきりなど、穴をあける道具
■作り方
1 深型のアルミ皿の外側を、油性マジックで黒く塗り、乾かします。
2 1に、画鋲やきりなどを使って、大小さまざまな穴をあけます。このとき、底の部分だけでなく、側面も穴をあけるとよいでしょう。
3 LEDライトに、2をかぶせたら完成!
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手作りスーパーボール
男の子が大好きなスーパーボール。お祭りの屋台などで売っていますが、簡単に作ることができます。絵の具で好きな色を作って、自分だけのスーパーボールをつくろう。
■材料
PVA洗濯のり
好きな色の絵の具
食塩
水
プラスチックカップ(2個)
割りばし
キッチンペーパー
■作り方
1 プラスチックカップに水100ccを入れて、食塩を少しずつ加えて溶かします。食塩が溶けなくなるまで繰り返します(飽和食塩水をつくります)。
2 もう1つのカップにPVA洗濯のりを下から1cmくらい入れ、好きな色の絵の具を入れて割りばしでまぜます。
3 2に1を入れて、割りばしでかき混ぜます。
4 よく混ぜていくと、かたまりができます。
5 かたまりを集めて取り出し、キッチンペーパーで水気をとって、手で丸めます。
6 よく乾かしたら完成。
小学生低学年におすすめの簡単工作アイデア
作ったあとにも楽しめる工作なら、低学年の子どもも喜びます。ここでは、低学年のお子さんにも簡単につくれる工作をご紹介します。
海のクルクルダンス
足の支えがポイントのクルクルダンスは、海の生き物たちを、指でトントン叩いて動かすおもちゃ。振動を伝って動くイカやクラゲの動きがとってもかわいいです。
■材料
紙コップ 4個
紙皿(直径15cm) 2枚
紙箱 1個
はさみ
ホチキス
セロハンテープ
油性ペン
折り紙(飾り用)
■作り方
1 あし(触手)を作ります。紙コップのつなぎ目を1辺として正方形の折り目をつける。4つの面をはさみで対角線で切り、対角線と同じ方向に切り込みを3つ入れます。これを3つ作ります。
2 たこを作ります。1に同じ大きさの紙コップを重ねて、ホチキスで固定します。
3 クラゲを作ります。1の紙皿をのせて、セロハンテープで固定します。
4 イカを作ります。紙皿を内側にして半分に折ります。下から2cmの部分をはさみで切ります。上から4cmの部分をわと反対部分からはさみを入れ、切り込みを入れます。
5 4を開き、切り込みの内側から斜めに、丸めるように折り曲げます。
6 1に5を重ね、ホチキスで固定します。
7 たこ、クラゲ、イカの表情を作りましょう。目や口を油性ペンや折り紙で貼ったらできあがり。
参考図書『季節の園行事にお役立ち!紙皿&紙コップびっくり工作50』(水野政雄著・小学館)
ビー玉迷路
ビー玉を転がして、迷路を解く工作です。この作品が金槌や釘を使うので、保護者といっしょに作るようにしてくださいね。
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■材料
板(好きな大きさ)1枚
角材 4本
釘 たくさん
ビー玉 1個
輪ゴム たくさん
木工用ボンド
金槌
のこぎり
■作り方
1 板に、格子状になるように釘を金槌で打ちます。このとき、ビー玉が通るように釘を打つ間隔に気をつけてください。
2 板の外枠につける角材を、のこぎりで切ります。ホームセンターなどで売っている端切れを使ってもOKです。
3 2で切った角材を板の4隅に木工用ボンドでつけます。
4 スタートとゴールを決めて、迷路になるように釘に輪ゴムをひっかければできあがり!
輪ゴムの掛け方を変えれば、迷路の道を変更できます。
小学生高学年におすすめの簡単工作アイデア
高学年のお子さんは、少し複雑な仕組みの工作にチャレンジしてみましょう。作り方やなぜそのような構造なのかを工作したあとにまとめると、素晴らしい自由研究になります。
クレーンゲーム
ダンボールでクレーンゲームを作ってみましょう。家にあるもので、ゲームセンターにあるようなクレーンゲームができちゃいます。
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■材料
ダンボール(大きめのもの) 1個
突っ張り棒(細いタイプがおすすめ) 1本
糸
クリップ
景品となるもの
■作り方
1 ダンボールをカッターで四角く切り取ります。切り取る場所は、突っ張り棒を動かす部分の両サイドと、正面部分、景品の取り出し口の4か所です。
2 クリップをJの字に曲げます。これは、たくさんつくっておきます。
3 2のクリップ1個にテープで糸をつけ、突っ張り棒につけます。
4 景品にもJの字にしたクリップをつけます。
遊ぶときは、突っ張り棒を左右に動かし、くるくる回すと糸が上下します。クリップにひっかけるようにします。景品がひっかかったら、取り出し口の上に動かし、突っ張り棒を回しきることで、景品が取り出し口に落ちます。
ガレリオ温度計
■材料
ペットボトル(1.5リットル、丸いもの)
小さなガラスビン4個(フタがしっかり閉まるもの)
ビーズ
大きめのボウル(バケツでも可)
温度計
水
お湯
氷
■作り方
1 ボウルに水を入れ、温度をはかります。
2 1つ目のガラスビンにビーズを半分くらい入れ、フタを閉めます。
3 ボウルにガラスビンを入れ、ボウルの真ん中より少し上くらいに浮かぶよう、ビーズの量を調整します。調整できたら、ガラスビンを取り出します。
4 ボウルの水を少し捨て、氷を入れて水の温度を3度くらい低くします。2つ目のガラスビンで同じ作業を繰り返します。
5 次はお湯を入れ、水の温度を1つ目のガラスビンより3度くらい高くします。3つ目のガラスビンで同じ作業を繰り返します。
6 さらにお湯を加えて、水の温度を1つ目のガラスビンより6度くらい高くします。4つ目のガラスビンで同じ作業を繰り返します。
7 ペットボトルに水を入れ、4つのガラスビンを入れます。気温によって水の温度が変わると、4つのガラスビンの浮かび方が変化します。
アイデアが光る工作を作ってみて
工作を作っているうちに、アイデアが次々と生まれることも。1度作ったものをカスタマイズするのもいいですね。この記事を参考にして、お友だちが驚くような工作を作ってみてくださいね!
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構成・文/HugKum編集部