ちょっとした時間に、ちょっとした素材で、ちょこっと簡単に作れて、ちょっとした仕掛けなのに、遊びだしたら、おもしろくて、楽しくて、子供たちが夢中になってしまうのが「ちょこっと遊び」。
ご家庭で、「ちょっと時間ができた」「ちょっと子供が飽きてきた」「ちょっと遊びたい」そんなときに、ぴったりのおもちゃと遊びをご紹介します。
おもちゃの作り方は、どれもシンプル。工作が苦手だなと思っている人でも、簡単に作れるので、ぜひ「ちょこっと」作って、子供と遊んでください。もちろん、子供と一緒に作って遊べば、さらに楽しい!
ちょこっと遊びをきっかけに、子供たちの遊びの世界が、どんどん広がっていきます。
手作りおもちゃの著書も多い「築地制作所」に教えていただきました!
目次
0・1・2歳向け ペットボトルで簡単に!手先を使って遊ぶおもちゃ
エンドレス・テープ
ペットボトルの中にきれいなテープのポンポンを入れては出し、出しては入れてをくり返して遊びます。手先を少しずつ上手く使えるようになってくるこの年代のお子さんは、エンドレスに夢中になって遊んでくれそうですね。お子さんといっしょにポンポンの出し入れをして楽しんでください。
用意する素材
・ペットボトル ・荷作り用ひも ・丸シール
用意する道具
・ビニールテープ ・カッター ・はさみ
作り方
1 同じ大きさのペットボトル2個をそれぞれ半分に切り、切り口を合わせてビニールテープでつなげる。
2 荷作り用ひもでポンポン(25センチくらいの荷作り用ひもを7本ほど束ねて中心を別の荷作り用ひもで結び、端を広げる)を作る。
3 1メートル~1.2メートルくらいの荷作り用ひもを1のペットボトルに通し、輪にして結び、2のポンポンをつける。
3・4・5歳向け ペットボトルを叩くとお花紙が飛び出すびっくりおもちゃ
打ち上げ空気砲
ペットボトルの両サイドを手で叩くと、空気の勢いで、筒に詰めた紙が飛び出します。的当てゲームなど、アイデア次第で遊びが広がります。親子で一緒に打ち上げ空気砲をつかったオリジナルゲームをぜひ考えてみてください!
用意する素材
・ペットボトル ・色画用紙 ・お花紙(またはティッシュペーパー)
用意する道具
・はさみ ・ビニールテープ
作り方
1 四角いペットボトルのふたを取り、色画用紙(または古くなったハガキ)を筒にしてビニールテープで、しっかりと取りつける。
2 ビニールテープで飾りをつける。
ペットボトルに水を入れるだけ!簡単に拡大メガネのおもちゃに変身!
ペットボトルめがね
ペットボトルに水を入れるだけで、拡大めがねが作れます。ペットボトルの形や水の量などによって、見え方もさまざま。いつもの風景が、どんなふうに違って見えるのか、いろいろと試してみましょう。
用意する素材
・500ミリリットルのペットボトル(寸胴タイプのもの) ・画用紙
用意する道具
・はさみ ・ペン ・セロハンテープ
作り方
1 画用紙を細長く切り、好きな絵を描く。
2 描いた絵をペットボトルにセロハンテープで貼る(絵が内側になるように)。
3 ペットボトルに3分の2くらい水を入れ、ふたをして、ペットボトルを上下に動かしながら絵を見て遊ぶ。
3・4・5歳向け 親子で作ろう!ペットボトルにスライムを入れて不思議なアートに挑戦!
スライム遊び
子供たちが大好きな不思議な液体(?)スライム。材料の分量を間違えなければ、誰でもすぐ簡単に作れます。あっという間に机の上が、スライムアートの世界に変身!おもしろい手触りなのでぜひ親子で一緒に作ってみてください。
用意する素材
・ホウ砂(薬局で売っています)20g ・水200cc
・液体洗濯のり(PVAと表示されているもの)100cc
*PVAとは、ポリビニルアルコールのこと。化学のりと表示されているものもあります。
・お湯(50~60℃くらい)100cc ・食紅少々
用意する道具
・ペットボトル ・ボウル ・割りばし
作り方
1 ペットボトルに水とホウ砂を入れ、ふたをしてよく振り、ホウ砂飽和水溶液を作る(溶け残りが下にたまる。上澄みが飽和水溶液)。
2 お湯と液体洗濯のりをボウルに入れて混ぜる。
3 2に1のホウ砂飽和水溶液20ccを入れて、素早く混ぜる。
※色をつける場合は、食紅少々を2の後に入れて、ダマがなくなるまでよく混ぜる。食紅を水に溶かしてから入れてもOK。
築地制作所
造形作家(佐々木伸、立花愛子、とりごえ こうじ)と、フリーの編集者(青木智子、神崎典子、木村里恵子)による制作ユニット。「造形と子どもの遊び」をテーマに書籍、雑誌、イベント、テレビなど媒体を問わず活動を展開中。著書に『5回で折れる! 遊べる折り紙』(PHP研究所)などがある。