赤ちゃんや乳児は動くおもちゃに興味津々!
寝ている時期の赤ちゃんも、ガーランドやゆらゆら動くモノを目で追ったり、手を伸ばしたり、赤ちゃんは動くものに興味津々です。半年もするとハイハイをするようになり、少しづつおもちゃを追いかけたり、動くおもちゃが刺激になって、赤ちゃんの成長を促してくれる存在にもなります。そんな赤ちゃんの好奇心を刺激してくれる動きのあるおもちゃが手作りできたら、いいですね。何でも口に入れる赤ちゃんですので、安全な材料で、楽しく遊べる手作りおもちゃをご紹介します。簡単なものばかりなので、ぜひ親子で作って遊んでみてください!
紙コップ、紙皿でつくる動くおもちゃ
手や指を使って遊ぶようになってきたタイミングにぴったりのおもちゃが、紙コップや紙皿の材料で作るおもちゃです。やさしい動きを楽しめるおもちゃばかりなので、怖がることなく、1歳や2歳の子どもでも安心して遊べます。
手で押したときの弾力が心地いい! ぽよんぽよん
スポンジを間に挟んで紙コップを重ねただけ。頭を押すと、ぽよんっとゆるい動きをします。
遊び方
用意するもの
紙コップ3個、スポンジ、丸シール
作り方
1 紙コップ2個を重ねて両面テープで貼る。
2 もう1個の紙コップにスポンジや丸シールなどで顔を作る。
3 1の底にスポンジを両面テープで貼り、2を重ねる。
パタパタ進む姿が愛らしい!モグラとトリのフーフー
紙皿で作ったモグラとトリは、おしりに息を吹きかけるとパタパタと進みます。息の吹きかけ方で動きも変化するので、フーフーとつい夢中になってしまいます!
遊び方
すきまをフーッとふくと音をたてて前に進む
モグラの作り方
1 紙皿の裏面を絵具で塗り、表の面を内側にして半分に折る。折り目は紙皿の両端だけにつけ、中心部分にはつけない。
2 折り目をつけたふちの一方の端を折り、垂直に立てる。
3 折り紙と丸シールでもぐらの顔と足を貼って作る。
トリの作り方
1 半分に切った紙皿の裏面を絵具で塗り、表の面を内側にして半分に折る。両端だけに折り目をつけ、中心部分には折り目をつけない。
2 折り目をつけた紙皿のふちを折り曲げ、垂直に立てる。丸シールでトリのくちばしと目を作り、図の塗りつぶした部分を切り取って胴体を作る。
トントン指で叩いて動く!海のクルクルダンス
足の支えがポイントのクルクルダンスは、海の生き物たちを、指でトントン叩いて動かすおもちゃ。振動を伝って動くイカやクラゲの動きがとってもかわいいです。
遊び方
ステージの端を両手で叩くとクルクル回ってダンスをする
ステージ(海)の作り方
1 30センチ四方の厚紙の4辺を1センチ幅で折り曲げ、ホチキスで角を固定し、ステージを作る。
2 3センチ角のサイコロ形に切ったスポンジを、1の裏側の四隅と中央に接着剤で固定する。表側は色画用紙などで海を表現する。
あし(触手)の作り方
1 紙コップのつなぎ目を1辺として正方形の折り目をつけ、4つの面をそれぞれ図のように対角線で切る。
2 1の側面に、対角線と同じ方向の切り込みを入れて3つに切る。
タコの作り方
紙コップのあしに、同じ大きさの紙コップを重ねてホチキスで固定する。色ペン、折り紙、丸シールなどで、タコの表情や模様を表現する。
クラゲの作り方
紙コップで作ったあしに紙皿を乗せて、セロハンテープで固定する。色ペン、折り紙などで、クラゲの表情や模様を表現する。
イカの作り方
1 紙皿の表の面を内側にして半分に折り、切り込みを入れる。
2 1を開いて、図の折り目に沿って丸めるように折り曲げて、イカの胴体を作る。。
3 丸めた紙皿の重なりをホチキスで固定し、紙コップのあしに重ねてホチキスで固定する。色ペン、折り紙などで、イカの表情や模様を表現する。
メッセージを伝えたい♡ありがとう人形
いつも親切にしてくれる人たちへのメッセージを添えて、プレゼントにもぴったりの人形です。
ストローを上下すると、お辞儀をするよ。いつも親切にしてくれるまわりのひとに、感謝の言葉を添えて贈ろう!
作り方
1 コップを図のように切る。切るときは、コップのつなぎ目を利用する。
2 コップの底の部分を立てて顔を作り、左右を図のように裏側に折ってホチキスでとめる。
3 裏側からストローを図のように通し、頭の部分とストローの先端部分を布粘着テープで固定する。
4 人形のすそを持ってストローを上下に動かすと人形がコクリとうなずく。
アヒルが鳴き出す不思議なコップ!ガーガー紙コップ
ガーガーと音を立てながらアヒルが紙コップから顔を出したり引っ込めたり!「誰の声かな~?」と子どもたちをビックリさせましょう。
用意するもの
紙コップ、曲がるストロー、色画用紙
用意する道具
はさみ、ホチキス、セロハンテープ、カッター、ペン
遊び方
作り方
1 曲がるストローの飲み口のほうに、色画用紙で作ったアヒルの顔をホチキスやセロハンテープで貼る。
2 紙コップの底に、カッターで十文字の切り込みを入れ、1のストローのじゃばら部分を伸ばして差し込む。
3 紙コップにペンで絵や模様を描く。
バリエーション
じゃばら部分を縮めた状態にすると、音が変わり、ゲロゲロと聞こえてきます。カエルバージョンを作っても楽しい
輪ゴムでつくる動くおもちゃ
輪ゴムを使うと、弾けるような動きがついて動きもよりダイナミックに!ちょっとしたしかけ作りで子どもの「できた!」という満足感も高い輪ゴムを使ったおもちゃを紹介します。
ぴょんぴょん跳ねる!牛乳パックのカエルぴょん
ゴムの弾力で、牛乳パックがぴょんと跳ねるシンプルなおもちゃ。
たくさん作って、ぴょんぴょんと飛ばしましょう!
遊び方
用意する素材
・牛乳パック ・色画用紙 ・輪ゴム
用意する道具
・はさみ ・ペン ・両面テープ
作り方
1 牛乳パックを輪切りにする。
2 角の4か所(イラストのA、B、C、D)に切り込みを入れ、輪ゴムをかける。
3 色画用紙にカエルの絵を描き、両面テープで貼る。
牛乳パックを切るだけで簡単に作れる!パクパク人形
1リットルの牛乳パックを切り、色画用紙で飾りをつけるだけ。簡単に口がパクパクと動くので、まるで人形が言葉をしゃべっているように見えます。
用意する素材
・1リットルの牛乳パック ・色画用紙
用意する道具
・カッター ・ビニールテープ ・はさみ ・ペン ・両面テープ
作り方
1 牛乳パックの上から3分の1くらいのところを1面が残るように切り込みを入れ、切り口にビニールテープを貼る。
2 好きな動物を色画用紙に描き、両面テープで貼る。
遊び方
すぐに作れて、楽しく遊べる!ブワブワ玉落とし
袋の端を握ると輪ゴムが同時に広がる、玉落とし。シンプルでとても簡単に作れますが、これも立派な「科学遊び」のひとつ。空気の性質や力を利用した遊びです。
用意する素材
折り紙、傘袋、輪ゴム
用意する道具
セロハンテープ
作り方
1 折り紙を丸めて、セロハンテープでとめ、ピンポン球くらいの大きさの玉を作る。
2 傘袋に1の玉を入れ、3か所くらいに2重にした輪ゴムをはめる。
3 2に空気を入れて(輪ゴム部分にくびれが残る程度)、口を結ぶ。
4 端を手で握ると、輪ゴムが広がるので、玉落としをして遊ぶ。
子供が大好きな動物モチーフの動くおもちゃ
手袋や靴下で簡単に作れる柔らかいぬいぐるみのようなおもちゃたち。指人形のように遊べるので、ごっこ遊びにもぴったりです。
手袋と靴下ですぐ作れる! くるりんパペット
くるんと丸めた靴下でいろいろな動物の顔を作り、手袋と合わせてパペットにします。
遊び方
用意するもの
手袋、靴下、のりつきフェルト
作り方
1 靴下を裏返しにして腕にはめ、はき口からくるくると巻き、表面を出す。
2 フェルトを切って耳や目をつけ、動物に仕立てる。
3 手袋をはめた3本の指に2をかぶせる。
坂道を作って、動物を走らせよう!コロコロアニマル
ダンボール箱に板状のダンボールをのせれば、坂道のできあがり!目盛りをつけた板ダンボールを置けば、さらにゲームが楽しくなります。
用意する素材
<コロコロアニマル>
豆腐やプリンなど軽いプラスチックの空き容器、古乾電池、ビー玉、色画用紙
<坂道>
ダンボール箱、ダンボール
用意する道具
<コロコロアニマル>
ペン、はさみ、両面テープ
<坂道>
布粘着テープ
作り方
<コロコロアニマル>
1空き容器に、好きな動物を描いた絵を両面テープではる。
2 遊ぶときに、ビー玉や古乾電池を入れる。
作り方
<坂道>
床にダンボール箱を置き、布粘着テープで固定し、板状のダンボールをのせて斜面を作ります。
触ると動く!手を動かして遊ぶおもちゃ
手で押して離すだけの簡単な動作で、思わぬ動きをするおもちゃや、手でパクパクと口を開け閉めして遊ぶおもちゃなど、子どもが手を動かして遊ぶおもちゃは、想像力も広げてくれる遊べる手作りおもちゃの王道です。
抑えて離すとびっくり!ひっくりカエル
牛乳パックにカエルの手足と顔をつけただけの、簡単おもちゃ。切り口を押さえて、はじくように手を離すと、カエルがコロンとひっくり返ります。
用意する素材
・牛乳パック(1リットルでも500ミリリットルでも可)
・色画用紙
用意する道具
・両面テープ ・はさみ ・セロハンテープ
作り方
牛乳パックを半分に切り(500ミリリットルの場合は、注ぎ口部分を切り取る)、底の部分を利用。色画用紙でカエルの顔と手足をつくり、両面テープやセロハンテープで貼り、手足をつけた側面に折り目をつける。
口が大きく開くおもしろ人形! パクパクくん
スポンジとボール紙だけで作るかんたんな人形です。パクパクさせながらお話ししましょう。
遊び方
用意するもの
スポンジ、ボール紙、強力両面テープ、のりつきフェルト
作り方
1 スポンジを2つに切る
2 ボール紙を2つ折りにして、1の間に挟み、強力両面テープで貼る。
3 裏側にカッターで切り込み2か所を入れる。
4 フェルトなどで顔を作る。
ビーズが水中で舞い踊る! キラキラドーム
透明なのりと水を合わせた中にビーズを入れただけ。スノードームみたいにビーズがきれいに動くおもちゃです。
遊び方
用意するもの
500ミリリットルのペットボトル(表面がデコボコしていない炭酸系のもの)、透明のり6本、水、プラスチックのビーズ、ストローを切ったビーズ、ビニールテープ
作り方
1 ペットボトルにビーズと透明のりを入れる
2 水を注ぎ口いっぱいまで入れてしっかりふたをして、ビニールテープで何重にも巻く。
毛糸で作った大きなけん玉! ぽんぽんけん
紙のコーンに毛糸で作った大きな玉をひもでつけた安全なけん玉です。
遊び方
用意するもの
毛糸、色画用紙、たこ糸(太め)、丸シール
作り方
1 毛糸を束ねて真ん中を太めのたこ糸でしっかりと結び、毛糸の両端を切り、大きくてふさふさなポンポンを作る。
2 色画用紙を円錐状に丸めてコーンにし、両面テープでとめ、丸シールなどで飾る。
3 2に1を結びつける。
遠くのものをつかむおもしろさ! パックレーン
牛乳パックと割りばしで作るマジックハンド。クレーンゲームで遊びましょう。
遊び方
用意するもの
牛乳パック、竹ひご2本、割りばし2膳、フェルト、色画用紙、スポンジ
作り方
1 輪切りにした牛乳パック2個をセロハンテープでつなぐ。
2 イラストのように竹ひごを交差させて貼る。
3 イラストのように割りばしをつけ、フェルトを巻き、持ち手にする。
4 牛乳パックの先端を切り、内側に折り込んで貼る。
5 色画用紙で作ったカバの顔を貼る。
6 スポンジを魚や家の形に切る。
空き箱が大変身!何でもトントンずもう
空き箱を土俵に見立て、その上に、いろいろな素材で作った力士をのせ、箱をトントンと叩きながら遊びます。相手力士を土俵の外へ押し出せるか!?
用意する素材
・空き箱 ・カップ型の空き容器 ・牛乳パック ・モール ・目鼻にするシールや折り紙
用意する道具
・はさみ ・ペン
作り方
1 カップ型のお菓子の空き容器は、口部分から切り込みを入れる。
2 500ミリリットルの牛乳パックは、注ぎ口部分を開いて切り取り、切り込みを入れる。
3 モールは丸めて、好きな形にする。
遊び方
どんな動物が顔を出すかな?いないいないバー
曲がるストロー2本を組み合わせて作る、簡単おもちゃ。端をつまむようにして同時に回すと、ストローに貼った絵がくるくると回ります。
用意する素材
曲がるストロー2本、色画用紙
用意する道具
セロハンテープ、はさみ、ペン
作り方
1 曲がるストローを曲げ、1本の端に切り込みを入れ、もう1本の口を差し込み、セロハンテープでとめてつなげる。
2 色画用紙で作った動物の顔を上部分に、手のひらを両サイドに、それぞれセロハンテープでつける。
たくさんの動く手作りおもちゃを紹介しました。子どもは手作りすることで、「できた!」という達成感を持ち、またそれで遊んで「楽しい!」という満足感も得られるのが手作りおもちゃのいいところですね。動くことで何倍も楽しめるおもちゃたち、ぜひ親子で手作りして思いっきり楽しんでみてください。
文・構成/HugKum編集部