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「黒ずくめの組織」との対決で核心に迫るストーリーが展開！
青山剛昌によるコミックスのシリーズ累計発行部数は全世界2.7億部を突破し、劇場版全25作の累計興行収入が1000億円を超えるなど、ますます盛り上がりを見せている「名探偵コナン」。劇場版26作目となる今作は、脚本を『ゼロの執行人』(18)、『緋色の弾丸』(21)など数々の劇場版を手がける櫻井武晴が担当し、興行収入97.8億円を突破した前作『ハロウィンの花嫁』(22)の菅野祐悟が音楽を担当、さらに人気ジャズ漫画が原作のアニメーション映画『BLUE GIANT』の大ヒットでも話題を集めているアニメ業界の新星・立川譲が『ゼロの執行人』以来の監督を務めるなど、まさに鉄壁の布陣で挑んだ渾身の最新作となっています！
そんな今作では、原作の第1話目から登場する超重要人物で、工藤新一に毒薬を飲ませて小さくさせた張本人である“ジン”ら「黒ずくめの組織」とコナンたちの全面対決が描かれ、まさにコナンファンならずとも必見のシリーズの核心に迫るストーリーが展開。大人も子どもも手に汗握る極上のアクション＆ミステリーと、それぞれの想いが交錯する濃厚な人間ドラマが展開し、最後まで１秒たりとも目が離せません！
迫力のオーシャンバトルロイヤルが幕を開ける！
今作の舞台となるのは、東京の八丈島近海に新しく建設された海洋施設「パシフィック・ブイ」。ここは各国の警察で組織された国際機関「インターポール」の施設で、世界中の防犯カメラと接続し、「顔認証システム」を応用した新技術のテストを進めている革新的な巨大施設となっています。
そんな八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナンたち少年探偵団。そこへユーロポールの職員がドイツでジンに殺害されたという情報がコナンの耳に入り、不穏に思ったコナンは警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込んで「パシフィック・ブイ」に潜入。そこでは世界各国のエンジニアが集結して着々とシステム稼働に向けて準備が進められていたが、そんなさなか施設の女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生。さらに、八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、怪しい黒い影が忍び寄ります……。
灰原哀の正体が気づかれる…？！コナンも絶体絶命のピンチに！
今作のキーマンとなるのが、ファンの間でも高い人気を誇る「灰原哀」。最初はコナンのクラスに転校生としてやってきた灰原ですが、実は“シェリー”というコードネームで「黒ずくめの組織」で工藤新一の体を小さくした薬“APTX4869”を作っていた過去を持ちます。姉をジンに殺され組織に反抗したのち薬を服用して小さい体になった灰原は、同じ境遇のコナンを頼って今は阿笠博士のところに身を寄せています。
クールだけれど、芯が強くて実は仲間思いの心優しいキャラクターはとても魅力的。姉を亡くして生きる希望を失っていた灰原ですが、コナンたちと出会い徐々にかけがえのない仲間となっていく中で少しずつ変化が生まれ、今作でも自分より真っ先に仲間のことを考える灰原。声を務めた林原めぐみさんは、今回「脚本を読んだ途端に号泣した」と感想を吐露しています。
さらに劇中では、灰原を守り抜こうと必死に奮闘するコナンや蘭、そして阿笠博士たちの姿も印象的で、灰原を守るために戦う蘭の本気モードのアクションシーンはとにかくカッコよく、必死に立ち向かうその姿は観ているこちらも胸が熱くなります。
シリーズ未見の方も必見！ハマること間違いなしの面白さ
子どもや男性のみならず、大人の女性ファンも圧倒的に多い「名探偵コナン」。ですがシリーズものだと、どうしても途中から観るのは…と気が引けてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか？しかし劇場版コナンは、映画の冒頭でこれまでの物語やキャラクターの説明が分かりやすくあるので、シリーズ初見の方でも大丈夫！そして立川譲監督の才覚が光る観客を引きつけるテンポの良いさすがの展開と、躍動感溢れる迫力の映像、そして綿密に練られた脚本によってすぐさまコナンの世界にどっぷりと引き込まれること間違いなしです。
今作で「黒ずくめの組織」との対決は新たな局面へと突入。また物語では、ジンを筆頭にウォッカ、キール、ベルモット、バーボン（安室透／降谷零）をはじめ、新キャラクターのピンガ、正体がついに判明したラムなど組織のメンバーや、FBIの赤井秀一(沖矢昴／ライ)などこれまでの重要キャラクターたちがオールスターキャストで登場するのも大きな見どころのひとつ。複雑に絡み合うキャラクターたちの関係性や、そのストーリーの奥深さには思わずこれまでのシリーズをもう一度見返したくなる方も多いはず。そんな時には、原作、音楽、ＴＶアニメ、劇場版過去作など、「名探偵コナン」を様々な角度から“再体験”できる「RE CONAN PROJECT」を実施中！シリーズをご覧になっている方も今回が初見の方も、ぜひ特設サイトを覗いてみて今作を最大限に楽しんでみてはいかがでしょうか。
登場人物一人一人の信念の強さ、友達＆仲間を思いあう気持ちや心に残る名セリフ、そしてファン悶絶の胸キュンシーンなど、とにかく見どころが尽きない今作。さらに見た目は子どものコナンと灰原ですが、そこからは人を年齢や見かけで判断しないことの大切さもしっかりと教えてくれます。この春は、ぜひ迫力の大スクリーンで今作を存分に堪能していただきたいです！
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【キャスト・スタッフ】
声の出演：高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ ほか
原作：青山剛昌「名探偵コナン」（小学館「週刊少年サンデー」連載中）
監督：立川 譲
脚本：櫻井武晴
音楽：菅野祐悟
アニメーション制作：トムス・エンタテインメント
■公式サイト
https://www.conan-movie.jp/
(C)2023 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会
文/富塚沙羅
