灰原哀役の林原めぐみ、脚本を読んだ途端に号泣!『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の豪華声優陣大集合の完成披露試写会レポート

青山剛昌による原作コミックスが既刊102巻に到達、テレビアニメシリーズも放送1000回を突破するなど、ますます勢いを増している「名探偵コナン」。劇場版最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の完成披露試写会が4月4日に東京国際フォーラムで開催されました!

沢村一樹、緊張しすぎて「犯人を言ってしまいそう」

豪華なゲスト陣が登壇

舞台挨拶には、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ、堀之紀、立木文彦、小山茉美、古谷徹、池田秀一、沢村一樹ら豪華声優陣がズラリと顔を揃え、会場も大盛り上がりとなったこの日。江戸川コナン役の高山さんは「盆と正月が一緒に来たみたい!このメンバー(での登壇)も初めて。これだけの人数も初めて」と感激しきりでした。

コナン役の高山みなみとコナン

曲者エンジニアを束ねる局長役でゲスト声優を務めた沢村さんは「こうやって一緒に並んで、間近で声を聞くと、ただでさえ緊張しているのに、緊張が高まってしまって。マイクがヌルヌルです」と苦笑いを見せ、「緊張感の中で犯人を言ってしまいそう。犯人知りたいですか?」とネタバレしそうになり、隣にいたコナンが慌てて制止します。

沢村さんは「すばらしい作品に参加させていただいて、本当にうれしく思っています」と喜びをあふれさせました。沢村さんによると「アニメのアフレコは、2回目。アフレコ自体、14年ぶり」とのこと。

曲者エンジニアを束ねる局長役でゲスト声優を務めた沢村一樹

高山さんは、沢村さんについて「すごく緊張されていたとのことですが、キャラクターの役どころとして、緊張感と焦燥感の中にいる人。ぴったりだった。ご自身のテンションと、キャラクターのテンションがリンクしていた。その世界の人として溶け込んでいらっしゃって、素敵でした」と大絶賛。

沢村さんが「ありがとうございます」とお礼を述べると、高山さんは「お楽しみに」と会場に呼びかけていました。

林原めぐみ、灰原哀の“生きる決意”に号泣

灰原哀役の林原めぐみ

本作のキーパーソンとなるのが灰原哀で、灰原役の林原さんは脚本を「読んだ途端に号泣」と告白しました。
「自分をクールダウンさせてみて、冷静に思ったのは、哀ちゃんが泣いているんじゃなくて、私が泣いているんだなと思った。いつ死んでもいいと言っていた彼女が、これだけの人に愛されるようになって、生きるということに対して、自分の中に決意を持っているということに、私が泣いていたんだなと思った」としみじみ。「一通り泣かせて、すませて、あとは冷静になってアフレコに挑もうと思いました」と覚悟を明かしました。

毛利蘭役の山崎和佳奈

すると毛利蘭役の山崎さんも、注目ポイントとして「哀ちゃん」とコメント。「この子をなんとかしなきゃと思っちゃうところがある。思い出すと、ちょっと泣けてきます」と愛情を傾けていました。

黒ずくめの組織のメンバーである、ジン役の堀さん、ウォッカ役の立木さん、ベルモット役の小山さんは、本シリーズのイベントに初参戦となりました。

ベルモット役の小山茉美

小山さんは「26作品目にして、初めて登壇させていただきます。緊張しています」と挨拶。堀さんは「哀ちゃんかわいい」と切り出し、「オンエアを見ても、映画を観ても、林原さんのやっているキャラに目が行っちゃう。コナンって、ありえないくらいのすばらしいキャストが集まっているので、一人一人すばらしいのは当たり前なんですが、そのなかでも哀ちゃんがかわいくて」と素直な胸の内を明かして、林原さんと会場の笑いを誘っていました。

高山みなみ「コナンの海で溺れて」とアピール!

コナン役の高山みなみ

ベルモット役の小山さんは「ベルモットが初めてテレビシリーズに出演したのが、23年前なんです。それから数年に一度あるかないかの出番で、毎回秘密めいている。いまだによくわかっていないです。今回の台本を読んでも、わけがわからない」とミステリアス美女のベルモットは、演じている本人もよくわからない人物だと話して、周囲も大笑い。

また、小山さんは、これから映画を観る観客に向けて「一字一句、聞き逃さないでください。1カットずつ、食い入るように観てください」と隅から隅まで見逃せない作品になっていると話します。

コナンと交流する沢村一樹

息ぴったりのやり取りを披露する声優陣を見て、沢村さんは「アフレコは1人でやらせていただいた。このチームワークの中じゃなくてよかった。この声を現場で聴いていたら、緊張して仕事にならなかった」とやはり緊張が止まらない様子。

さらに「犯人の名前、言いそう。犯人を知っていても面白いです」とニヤリしつつ、「台本を読んで、アフレコも、試写を観ても、3回とも本当にドキドキした。そしてキュンキュンします」とアピールすると、高山さんも「ドキドキ、ハラハラできる作品。コナンの海で溺れていただきたい。息をするのを忘れないでね。号泣ポイントもたくさんあります。ハンカチを膝の上に置いてご覧いただけたら」と語り、大きな拍手を浴びていました。

『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の作品概要

©2023 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

全25作の累計興行収入が1000億円を突破した「名探偵コナン」の劇場版シリーズの最新作の最新作となる本作。舞台は、東京・八丈島近海に建設された世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設“パシフィック・ブイ”。とある新技術を巡りコナン、そして灰原哀に黒い影が忍び寄る。ついに、宿敵・黒ずくめの組織に灰原の正体=シェリー/宮野志保であるとバレてしまうのかなど、シリーズの核心に迫る物語が展開します。

『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は4月14日(金)より公開
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:立川譲
声の出演:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、林原めぐみ…https://www.conan-movie.jp/ほか
公式HP:https://www.conan-movie.jp/

取材・文/成田おり枝

編集部おすすめ

関連記事