映画『王様戦隊キングオージャー』酒井大成さん 池田匡志さんに、映画の見どころと気になるプライベートについてお話をお聞きしました!

夏休み映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』 が7月28日(金)からいよいよ公開!

公開に先駆け、ギラ/クワガタオージャー役・酒井大成さん、ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス役・池田匡志さんのお二人に聞いた、映画やテレビシリーズの裏話、プライベートの過ごし方などもお届けします!

夏休み恒例! 仮面ライダー・スーパー戦隊の新作映画が公開

今年3月にスタートした歴史あるスーパー戦隊の47作目「王様戦隊キングオージャー」。王道とも言えるストーリーと壮大なスケールで描かれる世界観が注目ポイントの作品。メンバー全員が国の王様で、昆虫をモチーフにしているところも、子どもたちの心をつかんでいます。

映画はギラがシュゴッダムの国王となるその前に、ご先祖様からシュゴッダムの真の歴史を聞くために死の国=ハーカバーカへ出向かなければならないというストーリー。

8月にはいよいよクライマックスを迎える「仮面ライダーギーツ」の映画とともに、いよいよ公開です。

今回は国王となるギラを演じる酒井大成さん、追加戦士として加わったジェラミーを演じる池田匡志さんの2人にお話を伺いました。

1年間の「王様」役を勝ち取った当時の心境について

ーー「王様戦隊キングオージャー」がスタートして3か月以上経ちましたが、酒井さんがギラ役に決まった時はどんな気持ちでしたか?

酒井さん
オーディションの時、演技がギラっぽいというかギラにぴったりだなと思う方もいたりしたので、自分はほぼ無理だなと思っていたので、決まったときは「まさか!」という驚きが強かったです。

ーー自分が演じるギラという役についてはどう思いましたか?

酒井さん
ギラは自分自身にまっすぐっていう印象で、怒るときは怒るし楽しいときは誰よりも楽しそうっていう感じです。喜怒哀楽のはっきりしたキャラクターだなと思い、演技に臨みました。

酒井大成(さかい・たいせい)さん。福岡県出身、1998年4月1日生まれの25歳。

ーー池田さんは追加戦士で途中からの参加ですが、実は冒頭のナレーションとして1話から登場しているんですよね。決まった時はどうでしたか?

池田さん
役が決まったと聞かされた時に、嬉しいや驚きというよりも、ずっと呆然としてしまって実感がまるでなかったです。でも時間が経つにつれて、だんだん実感が湧いてきて…。そこからは期待と高揚感で胸がいっぱいになりました。

ーージェラミー役と同時にナレーションも担当することは、最初から聞いていたのでしょうか?

池田さん
オーディションの台本にはあったのですが、第1話の予言のナレーションだけかなと思ってたんです。でも合格したことを聞いた時に「ナレーション、担当するよ」と聞かされて…。「大丈夫?」っていう心配が大きかったです。

ーー「大丈夫?」というのは、どうしてですか?

池田さん
自分が普段見るドラマやアニメでも、冒頭のナレーションはすごく大事な役割じゃないですか。それを僕がやるのかって。今でもずっと違和感や不安はあります。

ーーナレーションだけの参加だった10話までと、ジェラミーとして登場した11話以降では何か違いましたか?

池田さん
それはもう全然違います。10話までは他の王様たちとお芝居をしてないので、すごく達観して見てるというか気持ちの上で客観的にナレーションしていたんです。でも自分が出た11話から進んでいくごとに自分の感情が入って、ナレーションにもより一層気合が入ったというのはあります。

池田匡志(いけだ・まさし)さん。徳島県出身、1999年12月13日生まれの23歳。

映画はより華やかな世界観と、ギラのセリフに注目!

ーー今回の映画は死の国が舞台ですが、脚本を読んだ時の感想はどうでしたか?

酒井さん
ギラは王様として何がしたいのか、という漠然とした状況から始まって、そこからストーリーが進み、ギラの気持ちがパアッと晴れる瞬間があるんです。それが見ていて気持ちがいいなって。それから特にストーリー後半のギラのセリフが凄くいいなって思ったんです。

池田さん
めちゃくちゃいいよね。

酒井さん
とても響いた部分がありましたね。

ーー池田さんはどんな感想を持ちましたか?

池田さん
僕もギラの言葉に素直に涙しました。幸せってなんだろうとか、生きる意味とかそういったことを自分自身、改めて考えさせられました。

 

ーー今回の映画の撮影で、テレビシリーズとの違いは何かありましたか?

池田さん
キングオージャーはテレビシリーズもセットがとても綺麗なんですけど、映画はより一層、幻想的で華やかな背景が広がっているので、さらにキングオージャーの世界観に浸れる映像になっていると思います。

酒井さん
今回映画の舞台になるのが、死の国=ハーカバーカですが、テレビシリーズでも見られないような壮大な感じが見られると思います。戴冠式のシーンはこれまでにない大勢のエキストラの方がいて、テレビシリーズとはまた違うど迫力な映像が詰まっています。さらに豪華ゲストが3名いて、(中村)獅童さん、雛形(あきこ)さん、佐倉(綾音)さんです。

 

ギラ(写真左)と、今作で死の国への案内人・デボニカを演じた佐倉綾音さん(写真中央)。

ーー大変だったシーンは?

酒井さん
獅童さんとのラストシーンですね。ギラが王様としての在り方を見つける瞬間があるんですけど、そのときの表情や、気持ちの作り方にはすごく思い入れがあります。あとは戴冠式もやはり見て欲しいシーンです。

戴冠式に臨むギラ。

池田さん
僕もやはり戴冠式のシーンが印象に残ってますね。300人ものエキストラの方々に参加していただいて、華やかな画が目に焼き付いています。皆さんのおかげでギラがいつもよりかっこよかったですね。

ジェラミーの後ろには、大勢のエキストラが参加した様子が伺えます。

2人とも外遊び大好き!スポーツ少年でした

ーーご自身が子どもの頃はどんなお子さんでしたか?

酒井さん
毎日外でサッカーしたりとか…。

池田さん
僕と一緒や!(笑)

酒井さん
真っ黒に日焼けした少年でした。休みの日も弟や友だちとボール蹴って、夏休みも、お盆はじいちゃんちでサッカーして…。

池田さん
サッカーばっかやな!

酒井さん
サッカーしかしてない(笑)  今はやってないんですけど。小さい時はやっぱりサッカー選手になりたかった時期もありましたね。

 

ギラ・ハスティー/クワガタオージャー役の酒井さん。スーツカラーはレッド。

池田さん
僕も外でよく遊ぶはっちゃけた子どもでした。サッカーもやったし、バスケやったり野球したり、いろんなスポーツを経験しました。

 

ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス役の池田さん。スーツカラーはホワイト。

「王様」たちのプライベートタイムは…?

ーー撮影の待ち時間とかは、どう過ごしていますか?

酒井さん
みんなとよくしゃべってますね。最近「キングオージャー」のシールカードをたくさんもらったんです。それをみんなで開封していき、さあ誰が出るか!?みたいな遊びをよくしてます。「ギラ来い、ギラ来い! …あ~ジェラミーやん!みたいな」

池田さん
いや、ジェラミー(追加戦士だから)、まだないから!(笑)

 

 

ーー撮影の合間など、休日はどう過ごしていましたか?

酒井さん
昨日休みだったんですけど、貴重な休みなんであんまり外へは出ず…

池田さん
体調を整える(笑)

酒井さん
台本を読んだり、映画を見たり、サウナで整えたり…顔パンパンかなと思ったらランニングに行ったりとか、自分を整える期間にあててますね。

池田さん
僕はゲームが好きなので、息抜きで友だちとオンラインゲームをして、疲れを飛ばしてます。

ーー最後に映画を楽しみにしている方たちへ、メッセージを。

酒井さん
本編では見られないような豪華なゲストやセット、それぞれの王様の覚悟だったりをぜひスクリーンで見ていただきたいです。個人的にもエネルギーを注いで思いの詰まった作品になっているので、ぜひ劇場で見ていただければ嬉しいです。

池田さん
死の国へ行くことによって、王様のあり方や想い、幸せとは?といった、いろんなことを考えさせられる部分がたくさんある映画になっていると思います。アドベンチャー・ヘブンという世界観にどっぷり浸かれるので、是非楽しみにしていてください。

* * * * *

取材中、酒井さんがボケて池田さんがツッコむといったシーンが度々見られたり、出演者同士であだ名をつけて呼んでいたりする話など、2人の仲の良い様子が端々に感じられました…とさ。

映画はテレビシリーズより一足先に、ギラのシュゴッダム国王就任の様子が描かれる内容となっています。テレビシリーズとはまた違った角度から楽しめる今作を是非、夏休みに親子で観に行ってください!

映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』

同時上映 映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』

2023年7月28日(金)より全国公開

<キャスト>
酒井大成  渡辺碧斗  村上愛花  平川結月  佳久 創  池田匡志
佐倉綾音  / 雛形あきこ / 中村獅童

原作/八手三郎 脚本/高野水登
音楽/坂部  剛 アクション監督/渡辺  淳
監督/上堀内佳寿也

公式Twitter : https://twitter.com/toeiHERO_movie
公式ホームページ : https://geats-ohger-23movie.com/

©2023 映画「ギーツ・キングオージャー」製作委員会
©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 ©テレビ朝日・東映 AG・東映

取材・文/苗代みほ 撮影/黒石あみ

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