彫刻の森美術館で参加型展覧会が開催中
彫刻の森美術館では、絵本を中心に多彩な活動を続けるユニットの tupera tupera(ツペラ ツペラ)と空間デザイナー、建築家の遠藤幹子が手掛ける『しつもんパーク』を 2024年3月31日(日)まで開催中です。
どんな展覧会なの?
館内に設置された tupera tupera 著「しつもんブック 100(青山出版)」をベースにした100のしつもんに答えながら美術館をめぐる、“人と人”、“人と場所” がコミュニケーションでつながる、おしゃべりOKの参加型展覧会です。
絵本の原画展示や子どもが楽しめる体験型アート作品も登場。また、絵本やグッズが充実したショップのほか、カフェではオリジナルドリンクなども展開。年齢を問わず屋内・屋外ともにエリア全体で楽しめる企画です。
展示や見どころは?
「100 のしつもん」で、相手と繋がる
館内に設置されている ” しつもん ” に答えながら、彫刻の森美術館のアート鑑賞を楽しめる企画です。
こどもだけでなく、年齢を問わずに楽しめます。「しつもんブック 100」からの ” しつもん ” にプラスして、美術館オリジナルの ” しつもん ” も用意しました。
” しつもん ” を通して、他者の考え方や価値観の違いを知ることでお互いを理解することができます。
ファミリーで楽しめる「遊びのコーナー」や「絵本のコーナー」を設置
メイン会場となるアートホールには、遠藤幹子さんが設計した体験型アート作品が所狭しと展示されています。
子どもたちが遊びを通して、色彩の美しさや造形の面白さを発見することを目的としています。また、展示室内ではtupera tuperaさんの国内で出版された絵本の数々を手に取って自由に閲覧できます。子どもも大人も楽しめる絵本の世界をこの空間で体感してみてはいかがでしょうか。
tupera tupera の絵本原画も特別展示!
アートホール内には、本展のきっかけとなった「しつもんブック 100」のほか、近著「きゅうきゅうブーブー」「めがねがね」の絵本原画も展示されているそう!
ハサミを使って丁寧に切ったパーツを貼り合わせて制作された原画の質感や色彩を、出版された絵本とともにお楽しみください。
どこで見られるの?
開催概要
・会期
2023年4月28日(金)〜2024年3月31日(日)
・会場 彫刻の森美術館
・住所 250-0493 神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121 Google Map
展示室 彫刻の森美術館(アートホール / ポケっと。/ 丸太広場キトキ / カフェ / 屋外展示場)
・時間 9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
・休館日 年中無休
・入館料
大人 1,600 円、大学・高校生 1,200 円、中学・小学生 800 円、未就学児 無料
※団体割引、障害者割引あり
※学生の方は証明書をご提示ください
※毎週土曜日はファミリー優待日(保護者1名につき中学・小学生5名まで無料)
TEL 0460-82-1161
・公式サイト
【彫刻の森美術館 公式サイト】【特設サイト】
・主催 彫刻の森美術館(公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団)
・協力 株式会社ネオテリック[青山出版]/ 株式会社クオラス / ブックハウスカフェ / 私立珈琲小学校
グラフィックデザイン 小熊千佳子
・アクセス ※詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。
電車|小田原駅→小田急線箱根湯本駅→箱根登山鉄道「彫刻の森」駅下車、徒歩 2 分
バス|小田原駅→小田急線箱根湯本駅→箱根登山、伊豆箱根バス「二の平入口」下車、徒歩 5 分
箱根登山観光施設めぐりバス「彫刻の森」下車
tupera tupera(ツペラ ツペラ)
亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、商品企画、テレビや舞台、空間のアートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(学研教育出版)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。
NHK E テレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第 18 回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseile 2014(マルセイユ子どもの本大賞 2014)グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第 3 回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第 23 回日本絵本賞大賞を受賞。2019 年に第 1 回やなせたかし文化賞大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科版画専攻 客員教授、大阪樟蔭女子大学 客員教授。
遠藤幹子(えんどう みきこ)
空間デザイナー、建築家。(一社)マザー・アーキテクチュア代表理事。
「大人から子どもまで、みんなが創造力を育める場づくり」をテーマに、公共文化施設や保育・教育施設などの空間デザインを多数手がける。
主な作品に、NHK E テレ「いないいないばあっ!」(2011 年)、途上国の住民主体の建築計画「ザンビアのマタニティハウス」(2011 年~)、日本科学未来館「おやっ?こひろば」(2014 年)、三重県立博物館「こども体験展示室」(2014 年)ほか。
主な受賞歴に、東京建築士会これからの建築家賞(2015 年)ほか。
春休みはアートな空間に出かけてみては?
大人も一緒に楽しめる工夫が満載の「しつもんパーク in 彫刻の森美術館」。
春休みはアートな空間でお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
あなたにはこちらもおすすめ
文・構成/ひむかちほ