ヒット続くシェフ監修メニューのなかで18万食を記録したラーメンコラボの新作
デニーズではミシュランの星を獲得しているフレンチレストランやイタリアンレストラン、人気パティスリーなどで活躍するシェフが監修するメニューを2024年より展開しています。
その理由は、「お客様に新しい食体験と価値の提供」をすることが第一にありますが、回を重ねるごとにそのシェフの視点を学ぶことでデニーズの開発者にとっても多くの学びがあり、トレンドやユーザーニーズをチェックしながらも根本的な料理としての芯に向き合う姿勢など、いい影響をたくさん受けているそう。短期間に次々とコラボメニューが登場する裏側には、来店客からの高評価だけでなく、内部スタッフのポジティブな気持ちもあったのですね。そう伺うと、いただく側としてもうれしくなっちゃいます。
今回の飯田商店の飯田将太さんとのコラボは、2024年6月に続く2度目。飯田店主監修の「冷やし豆乳担々麺~香るスパイス」はなんと18万食を超えるヒットメニューになったそうです。私も実食した際「これが行列せずに近所で食べられるってすごい」とあらためて感動したので、その数も納得です。
寒い冬には、温まる味噌ラーメン
そこで、デニーズの担当者は次なるメニューとして、「寒い冬には、温まる味噌ラーメン」を思い浮かべます。「チェーン店では食べられないようなラーメンを開発したい」「とは言っても、味噌ラーメンって難易度が高い…」そんな思いを抱えながら飯田さんに再度の監修をオファー。
飯田さんも「次はもっと面白いことやりたい。もっと美味しいもの作ろう」と快諾し、また新たなラーメンの開発をスタート。そこで生まれたのが今回の「味噌らぁ麺~五重の味噌」です。

コンセプトは「味噌ラーメンの新たな可能性を開花」
今回のラーメンでは、なんと5種類の味噌を使用、信州みそ3種類、仙台味噌、西京味噌とそれぞれ、粒感や熟度を変えたものを使っています。メインの味には信州と仙台を使い、西京味噌は後味に甘みをつけるために配合。トッピングには焼き野菜を使っていますが、これは焼くことによって香ばしさをつけ、専門店のような味を出すことにこだわりました。
そして、できるだけ熱々を提供すべく、たっぷりいれたラードで油膜をはっています。仕上げのごま油には、質の高さで定評のあるマルホン「一番搾り」を加え、味に何層もの波を生んでいます。

まずいただいてみて驚くのが、そのボリューム感! ラーメン専門店ではないとはいえ、1,000円超えのメニューは高いなぁと思ったのが、実物と対峙してみると「これ、子ども用に小分けして、ようやく普通の量じゃない?」ってこと。子どもとデニーズに一緒にいって、お椀分を小分けにしてあげても満足できる量がいただけます。また野菜がたくさん入っているので、1品で豊富な栄養が摂取できそうです。
スープの味も飲みすぎはあまり身体によくないかもと思いつつも、「もう1口」「今度こそ最後」とついつい重ねてしまいます。年始のあれやこれやで疲れた身体にしみこんでいくよう。

おすすめは青唐辛子で味変ができる唐揚げとのセット
今回セットメニューとして販売されているのは、「金山寺味噌のねぎみそ唐揚げ~青唐辛子を添えて」。

「金山寺味噌のねぎみそ唐揚げ~青唐辛子を添えて」はたっぷりの長ねぎにもろみやにんにくの入った特製の金山寺味噌だれをかけた濃厚な味わいがたまらない一品。さらに味変アイテムとしてお好みで生の青唐辛子と一緒にいただくと、目が覚めるようなピリッとした辛みのアクセントを加えられます。
今回のメニューで一番お気に入りになったのは、この唐揚げをライスの上にのせて作るミニ丼。癖になる美味しさなので、ラーメンが苦手な人も、このメニューで味噌の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。



飯田商店に行って人気のラーメンを食べるためには、湯河原にしかない店舗に行かなくてないこと、なかなか取れないという事前予約をして枠を確保しなくてはならないなど、いくつもハードルがあります。もちろん、その価値がある味だから、たくさんの人から支持されています。
でも、その飯田商店の飯田さんが実はご自身の店舗では提供していないのが味噌ラーメン。そのレアな味わいを期間限定ですが全国のデニーズで提供してくれるのはすごく画期的な試みではないでしょうか。
こちらのメニューは2025年1月9日(木)から、期間限定販売で全国の提供中です。
デニーズ公式は>>こちらから
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取材・文/北本祐子