創業は徳川吉宗の治世! 310年の節目を前に新たな挑戦でのコラボ企画
京懐石「美濃吉」の創業は享保元年(1716年)、学校の授業で習う「享保の改革」を行った江戸幕府第8代将軍 徳川吉宗の治世です。そこから数えて、現当主の佐竹洋吉さんで11代目。
最初は越掛茶屋から始まり、現在の京懐石料理の店へと時代とともに変遷を経て、2026年には創業310年を迎えます。その大きな節目に向けて、様々な試みを行っている「美濃吉」が、今回その歴史上で初めて外部企業とのコラボレーションを実施し、実現したのが今回の期間限定メニューです。
私たちは京料理の伝道者のように自負しております。戦後間もない昭和33年には大阪の阪神百貨店に初めてできたレストラン街に2号店を出しました。いまでは当たり前の百貨店など商業施設内にレストランがありますが、阪神百貨店が全国で初めて行った試みでした。それが爆発的にヒットし、昭和39年には初めて関東の店舗として京王百貨店に出店。東京のお客様に初めて京料理を手軽に食べていただける場を提供させていただきました。
その頃から、京料理を1人でも多くの方々に知っていただきたい、本当の京文化に触れていただきたいという思いでやってまいりました。今回、 同じく飲食業界でも先進的な取り組みを続けられているサンマルクカフェ様から“お正月の特別な場を演出したい”というお声をいただきまして、ぜひ私どもとしてもチャレンジさせていただきたいコラボレーションに至りました(京懐石「美濃吉」11代目 佐竹洋吉社長)
京都の冬の味覚「白味噌」を使ったメニューなど4商品を発売中
今回のコラボレーションにあたり、京都の冬の味覚を代表する食材として「美濃吉」が選んだのは、白味噌。
日本では同じ国でも縦に長い国土によって風土が違うことなどで様々な食文化が根付いています。調味料のなかでも味噌は、地域ごとに色や味わいが異なっており、白味噌は関西圏を中心に食べられています。
筆者も大阪出身なので「お正月は白味噌のお雑煮」文化圏ですが、ほんのり甘さを感じる白味噌は、確かにチョコクロのメニューとの相性もばっちり。
今回発売中の4種類は、白味噌を味のアクセントに、見た目も華やかに仕上げられています。
プレミアムチョコクロ 京のはんなり白あん大福
柔らかなおもちを、
京おしるこおもちラテ~ぶぶあられと花びらもなか~
京白味噌を加えた十勝産のつぶあんの優しい甘さとミルクのコクが
ぶぶあられと花びらの形をしたもなかをトッピングし、
京いちご大福スムージー~ぶぶあられと京仕立て小豆~
旬を迎えたいちごのメニューが増えるのも新年のお楽しみのひとつ。その酸味と小豆の上品な甘さ、お餅のもちもち食感が融合し、いちご大福のような味わいをお楽しみいただけるスムージーです。
煮小豆と京白味噌を使い、甘さの奥にもう一層味わいがあって、ついつい飲むのが止まりません。
京わらび餅&京仕立て小豆のお抹茶みやびパフェ
サンマルクカフェオリジナルのソフトクリームに京きな粉のわらび餅や抹茶ソースをトッピングしたスペシャルパフェメニュー。濃厚な抹茶ソースの香り高く上品な苦味と京白味噌を加えた十勝産のつぶあんや花びらもなかも彩りを添えます。
花びらもなかにスプーンでソフトクリームなどをのせて、ひとくちサイズのもなかアイスを作ると、また別のメニューとして楽しめて◎。
今回のコラボメニューは、全国のサンマルクカフェにて2025年1月23日(木)まで販売中。老舗店が309年目に挑んだ初コラボの味をぜひお試しあれ!
サンマルクカフェ>>こちらをチェック
こちらもおすすめ
取材・文/北本祐子