2025年の夏の土用期間は7月19日~8月6日、丑の日は19日と31日
土用とは、季節の変わり目を表す期間のこと。古来、季節の変わり目には、寒暖差が激しくなって、心身共に調子を崩しやすくなる傾向があったため、しっかり休養を取って心身のバランスをとる期間を作ろうということで設けられたと言われています。
土用期間は春夏秋冬、各2週間程あり、その期間には、土いじりや引越、植樹、新規ごとの開始、結婚、開店、開業、登記、遠出などは避けて、しっかり充電したり、心身を整えたりすることが大切だとされています。ただ、そうは言っても、昔も今も、2週間も休みをとるのは難しいもの。
そこで土用期間には、「間日」と言って、行動を起こしてもよいという日も設けられています。「間日」の日は、「土公神」という神様が天上に帰る日なので、土を動かしたり引越などの行動を起こしたりしてもよいのだそう。
2025年の夏の土用期間は7月19日~8月6日。間日は20日、21日、25日、1日、2日、6日となりますので、何か挑戦したい方は、吉日や開運日と共に、間日も参考にしてみてくださいね。

そして土用期間と言えば「ウナギ」。土用期間の「丑の日」には、「う」が付くものを食べると、精がつき、その季節を元気に乗り切れるとされています。
「う」が付く食べ物は意外と少ないのですが、「うどん」や「梅干し」、「ウリ類」「ういろう」「牛の肉」などが土用期間におすすめの食べ物。
風水では、麺類やウナギなど長いものを食べると、長寿になったり、よいご縁を増やせたりすると言われていますから、土用の丑の日には、「うが付く長いもの」を食べるのがやはりベストなようです。

そして「天王星」が「双子座」入りした2025年の夏は、「揚げ物」を食べるのも開運アクション。
からあげや天ぷらなどの揚げ物を食べると、テンションが上がり、運も上がり、活躍できるという風水豆知識もありますから、ウナギが苦手だという方、両方食べたいという方は、「天ぷらうどん」などを食べて縁起を担ぎ、パワーUPしてみるのもよいと思いますよ!
2025年の7月18日~8月11日は「獅子座」で「水星が逆行」!

さて、今年の7月後半から8月前半にかけては、夏の土用期間と「水星逆行期間」が重なります。
土用期間は土いじりや新規ごとの開始を避けていればOKなのですが、「水星逆行期間」は、予定変更が多発したり、交通機関がスムーズに動かなかったり、ミスや勘違いも増えやすかったりということで、イライラして、ストレスを感じる機会も増えがちです。
昨年の夏の水星逆行期間には、新幹線が半日以上ストップしたのも記憶に新しいところ。今年の7月後半~8月前半にかけて、旅行や大事な仕事の予定がある方は、なるべく余裕を持ったスケジュールを立てておくことも大切になるでしょう。
また今回の「水星逆行」は、火の星座である「獅子座」で起こります。そして同じく火の星座である「牡羊座」では、現在、「海王星」や「土星」も逆行中です。
惑星の逆行期間には、うっかりミスややり直しが多発したり、コミュニケーションや連絡がスムーズにいかずに勘違いをしたり、ということが起こりがちですが、火の星座で惑星が逆行する期間には、通常以上にイライラしたり、感情を爆発させたくなったり、嫉妬したり、余計なことを言って人とモメたりしやすくなる傾向も。
感情的にならないよう、また焦らないように注意しておくことが大切です。
ただし、「水星逆行期間」にはよいこともあります。失くしたものを見付けたり、久しぶりに連絡を取った友人と楽しい交流を再開できたり、やり直しや整理整頓、復習などで自分を整えたり、放置していたことに取り組みやすい点はうれしいところ。
今年の夏は、残暑お見舞メールなどを多めに送ってみましょう。また、不要なものを捨てたり整理整頓に励んだりしてみると、家の中からお宝を発見できるかもしれません。昔、夢中になっていた趣味を再開する、以前行って楽しかった場所にもう一度行ってみる、子どもの頃や若い頃にやりたかった夢を思い出してみる、なども獅子座での水星逆行期間のラッキーアクションです。
進展がスローテンポでイライラしても、8月11日以降にはスイスイ進展することも増えてきそうですから、この期間は焦らず、今できることに集中しながら、頑張ってみてくださいね。
ちなみに、不要なものを捨てる場合は、3日間で30袋(袋の大小は問わず)物を捨てると、幸運を受け取るスペースができて、よい変化を起こせると言われていますので、心機一転、運気UPしたいという方は、30袋不要なものを捨ててみるのもおすすめです!

そして、水星逆行の影響で混乱したときは、水星逆行の凶作用を弱めてくれる、ひまわりやハイビスカスなどの「黄色い花」を部屋に飾ったり、黄色やスカイブルーの服を着たりするのも◎ですよ。
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文・構成

西洋占星術、風水、数秘術、四柱推命、クリスタルヒーリング、スピリチュアルアロマ、ミュージカル他が専門。出版社勤務を経て独立、現在までに1万人以上を鑑定。現在は個人鑑定の他に、コラム&書籍執筆などで活動中。著書は「誕生日☆事典」(KADOKAWA)他。