串焼きレシピで家族の食卓をもっと楽しく
食卓を華やかに彩る串焼きは、大人から子どもまで楽しめるメニューです。食材を串に刺して焼くだけで、いつもの料理が特別な一品に変わりますよね。
準備の段階から家族みんなでワイワイ楽しめるのも、串焼きの大きな魅力です。

家庭で安全に作ることができるよう、串焼きのコツや、さらにおいしくするためのアイデアを紹介します。
子どもも安心して食べられる串焼きの工夫
子どもと一緒に串焼きを作る際は、安全第一で楽しみましょう。竹串を半分に切ったり、短い竹串を選んだりすることで、より安全に使うことができます。
食材は子どもが食べやすい一口サイズにそろえると、火が通りやすく、食べやすくなりますよ。苦手な野菜も、串焼きにするだけで不思議と食べられるようになるかもしれませんね。
焼きたてはとても熱いので、すぐに口に運ばないように声をかけてあげてください。竹串の根元を持って串から外す方法も教えてあげると安心です。
いつもの食卓でお手軽に! おすすめの調理器具
串焼きは、特別な道具がなくても家庭で手軽に作れます。
・ホットプレート
ホットプレートなら、食卓で焼きながら温かい串焼きを楽しめます。プレートの温度が一定に保てるので、焼きすぎの心配もありません。
・オーブントースター/グリル
一度にたくさんの串を焼きたいときには、オーブントースターや、グリルで焼けば便利です。油を使わずにヘルシーに仕上がりますよ。
どの調理器具を使う場合も、焼く前に食材を串に刺しておきましょう。そうすれば、あとは焼くだけなのでスムーズです。
絶品おうち串焼きレシピ集|栄養と彩りも満点
串焼きは、多くの食材が並ぶので食欲をそそるだけでなく、赤、黄、緑など、異なる色の食材を交互に刺すだけで、食卓が華やぎますよね。
ここでは、栄養バランスを考えた食材の選び方と、定番からアレンジまで楽しめる串焼きのアイデアを紹介します。
彩り鮮やか! 野菜&フルーツの串焼き
野菜やフルーツを串焼きにすると、加熱で甘みや旨味が増して一層おいしくなります。彩りを意識して組み合わせれば、見た目にも華やか。食卓や集まりの場を、盛り上げてくれますよ。

・夏野菜
ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、ミニトマトなどは、焼くことで甘みが増し、ジューシーな仕上がりに。
・根菜・穀物系
とうもろこしやさつまいもは、あらかじめ下茹でしておくと、短時間で柔らかくなり、香ばしく焼き上がります。
・デザート串
オレンジやパイナップル、バナナを串に刺して焼くと、フルーツの甘みが凝縮され、大人も子どもも喜ぶ絶品デザートに。
満足感アップ! 肉・魚介の串焼き
食べ応えのある肉や魚介は、串焼きの主役です。素材の旨味を引き出す工夫をしましょう。

・豚バラ肉
野菜との相性抜群の豚バラ肉は、厚切りにして焼くだけで、食べ応えのある一串に。シンプルに塩こしょうだけでもおいしいですが、柚子こしょうとレモンを添えれば、大人の味わいになります。
薄切り肉なら、ズッキーニ、アスパラガス、ミニトマトなどを巻いて焼くのがおすすめ。見た目が華やかになり、野菜もたくさん摂れます。
・鶏肉
ヘルシーでやわらかなささみ肉は、チーズと一緒に串に刺して焼くと、風味が豊かになります。
定番のもも肉を使う場合は、余分な筋や脂肪を取り除き、塩こうじに一晩漬け込んでから焼くと、驚くほどやわらかくジューシーに仕上がります。
・魚介
エビ、イカ、ホタテといった定番から、刺し身を使った海鮮串焼きもおすすめです。サーモンやマグロの刺し身を串に刺して焼けば、いつもと違う贅沢な一品になりますよ。
火が通りやすいので、焼きすぎないように注意が必要です。
火の通りが異なる食材(例えば、イカとホタテ)は、同じ串に刺さずに別々に焼くことで、失敗なく仕上がります。
アレンジを楽しむおすすめ串焼きレシピ
いつもの串焼きに少し工夫を加えて、子どもに人気の定番レシピと、スパイスを効かせた大人向けのアレンジを見ていきましょう。どちらも家庭で作りやすいので、日常の食卓にも取り入れやすく、家族みんなで楽しめますよ。
つくねのレシピ
鶏ひき肉を使ってつくねにすると、子どもも食べやすく、紫蘇の葉と梅ペーストを添えればさっぱりと食べることができますよ。

・材料
(3~4本分)
鶏ひき肉 200g
玉ねぎ(みじん切り) 1/2個分
卵 1個
パン粉 大さじ3
片栗粉 大さじ1
塩 小さじ1/2個
梅干し 2個
紫蘇の葉 3~4枚
・作り方
【1】梅干しから種を取り除き、包丁で叩いてペースト状にします。
【2】材料を混ぜ合わせ、小判状に成型します。
【3】串に刺して焼いてください。
【4】焼き上がりに紫蘇の葉を添え、梅ペーストをつけてお召し上がりください。
スパイシー串焼き
スパイスの香りが食欲をそそる、ちょっと大人向けのアレンジ串焼きです。下味をしっかりつけるので、やわらかくジューシーに仕上がります。

・材料
(2〜3人分)
豚ヒレ肉 300g
オリーブ油 大さじ2
クミン(パウダー) 小さじ1/2
コリアンダー(パウダー) 小さじ1/2
塩 小さじ1/2
こしょう 適量
にんにく(スライス) 1片分
しょうが(すりおろし) 1片分
レモンスライス 5~6枚
・作り方
【1】 豚ヒレ肉に、しっかりめに塩とこしょうをふりかけます。
【2】豚ヒレ肉に、オリーブ油、クミン、コリアンダー、しょうが、にんにくスライスをよく揉み込みます。

【3】ラップをして冷蔵庫で一晩置きます。
【4】漬け込んだ肉をスライスして串に刺し、全面に焼き色がつくまで焼きます。中まで火が通ったら完成です。レモンを絞ってお召し上がりください。
・ポイント
子ども向けにする場合は、ヨーグルトソースやトマトソースを添えると食べやすくなります。
イベントや休日にぴったりの串焼き活用法
串焼きは、キャンプやバーベキューなどのアウトドア、そしておうちパーティーでも大活躍するメニューです。準備や後片付けが簡単で、みんなでワイワイ楽しめる魅力があります。
キャンプやBBQで楽しむ串焼き

屋外調理での場合、食材を事前にカットし、串に刺して持参すれば、現地でスムーズに調理を始められます。
火加減が難しい炭火ですが、炎で焼かずに、起こした炭で遠火からじっくり焼くことで素材の旨味が凝縮され、驚くほどジューシーに仕上がりますよ。
串が炭火で焦げてしまうのを防ぐには、アルミホイルで串の持ち手を巻いておくと安心です。これは、子どもと一緒にできる楽しい準備ですね。
小さな子どもがいる場合は、火から離れた安全な場所を確保し、万が一に備えて火傷の薬を準備しておくと、より安心して楽しめます。
おうちパーティーでの串焼き演出
おうちパーティーでは、ゲストが自分で好きな具材を選んで焼くセルフスタイルがおすすめです。食卓にホットプレートを置いて、色とりどりの具材を並べるだけで、見た目にも華やかな、楽しい雰囲気を演出できます。

そして串焼きには、後片付けの負担が軽いメリットも。みんなで会話を楽しみながら、思い出に残る時間を過ごしてください。
家族で楽しむ! おうち串焼きのすすめ
串焼きは、見た目の楽しさと手軽さを兼ね備えた、家族みんなが笑顔になれるメニューです。
安全な串の使い方や、一口サイズの食材選びに気をつければ、お子さんと一緒に準備する時間も特別な思い出になりますよ。ぜひ、今回ご紹介したアイデアを参考に、ご家庭で串焼きの魅力を味わってみてください。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)
