「自宅でプッチン!」ゼラチンと混ぜて冷やすだけ! あの有名プリン風をおうちで再現してみた【HugKum時短レシピ隊】

パパママ世代に知られる家庭向けデザートといえば『プッチンプリン』。1970年代に発売された人気商品で、容器下部の突起を〝プッチン〟と折ると、ぷるんと揺れるプリンがお皿に盛りつけられるアイデアで現在も親しまれているロングセラー商品です(「プッチンプリン」は江崎グリコの登録商標です)。

この、つるんとした食感のプリンを自宅でマネして作ってみました。卵入りのプリン液をゼラチンで固めるので、蒸し器は必要ありません。かわいい見た目とコクのある味わいは、おやつはもちろん、持ち寄りやプレゼントにもぴったりです。ちょっと空いた時間にも手軽に作ることができる、「プッチン風」手作りおやつのレシピをご紹介します。

忙しい子育て世代におすすめ! 「ゼラチンプリン」の魅力3選

本格的なプリンと比べ、手軽に作ることができるゼラチンプリンの魅力をまとめました。

火加減・蒸し器不要! 「混ぜて冷やすだけ」

蒸しプリンを手作りする際は、火加減や蒸し時間によって「す」が入ったり、固まりすぎたりと、失敗が多いものです。その点、ゼラチンプリンは、牛乳とゼラチンを混ぜて、冷蔵庫へ入れるだけ。温度調整の複雑な工程が一切不要なので、初めてお菓子作りに挑戦する方でも安心です。

蒸しプリンや、焼きプリンとは違った食感ですが、なめらかでつるんとした食感が人気です。

材料は基本3つだけ!

ゼラチンプリンに必要な材料は、牛乳・砂糖・ゼラチンの3つが基本です。スーパーで手軽に揃い、家庭に常備されていることも多いので、思い立ったらすぐ作れる魅力もあります。

今回は、より風味豊かに、そしてコクのある味わいにするために、卵やバニラエッセンスを加えています。

市販のプリンと比べて余計な添加物が入らないため、安心してお子さんに食べさせることができます。

持ち寄りやプレゼントにも映える

ジャムの空きビンなど、透明な容器を使って固めれば、持ち歩きもできるので、ちょっとしたプレゼントにも使えます。「かわいい!」と喜ばれること間違いなしですよ。

あの有名商品『プッチンプリン』を彷彿とさせる食感で、パパママ世代のおしゃべりも盛り上がりそうです。

ゼラチンで簡単「自宅でプッチン!」プリンレシピ

冷やして固めるだけの簡単レシピを見ていきます。

基本のゼラチンプリン

・材料

(3~4人分)

牛乳 400ml
砂糖 大さじ3
卵(新鮮なもの) 2個
粉ゼラチン 5g
水(ゼラチンをふやかす用) 大さじ2
バニラエッセンス 2〜3滴(お好みで)

プリン液の作り方

やさしい甘さの、卵入りゼラチンプリンを作ります。

・作り方

【1】ボウルに冷水を入れ、粉ゼラチンをふり入れてふやかします。

【2】鍋に牛乳と砂糖を入れ、中火で温めます。鍋のまわりに小さな泡が立ったら火を止め、ふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜます。ゼラチンは、液が熱すぎると固まらなくなるので、60〜70℃くらいの温度が目安です。

【3】別のボウルに卵を割り入れ、泡立てすぎないように優しく混ぜます。バニラエッセンスを加え、先ほどの牛乳液を少しずつ加えて混ぜます。

【4】こし器を通してプリン液をなめらかにしてから、器に等分に流し入れます。

粗熱が取れたら、冷蔵庫で2時間以上冷やします。

基本のカラメルソース

プリンの上からかけるカラメルソースを作ります。

カラメルは、砂糖を焦がして作ることで、香ばしい甘さと深い色合いが生まれます。プリンの風味を引き立てる大切な存在ですよね。焦がしすぎると苦くなるので、火加減と色の変化をよく観察しながら進めてください。

ポイントは「触らないこと」です。砂糖が溶け始めても混ぜずに待つと、ムラなく色づきますよ。

・材料

砂糖 大さじ3
水 大さじ1
熱湯(調整用) 大さじ1

・作り方

【1】小鍋に砂糖と水を入れ、中火にかけます。

鍋を揺らすようにして、砂糖を溶かします。そのまま触らずに、加熱を続けます。

【2】ふつふつと立つ泡が立ち、色づき始めたら鍋を軽くゆすって全体の色を均一にします。

【3】濃い琥珀色になったら火を止めます。熱湯を加えて、固さを調整します。このとき、熱い液がはねるので、特に注意しましょう。

【4】粗熱を取ってから、冷えたプリンの上にスプーンでかけます。

熱いままのソースを、ゼラチンプリンにかけると、せっかく固まったプリンが溶けてしまうため、必ずしっかり冷ましてから注ぎましょう。

苦みが好きな方は、色を少し濃くしても大丈夫です。小さな子ども向けなら、明るめの茶色で止めると優しい甘さになりますよ。

プリンアレンジ&あの形状にするための「型」と「プッチン」のコツ

通販で買えるプッチンプリンの型と、季節の果物やホイップで、見た目も華やかに仕上げるアレンジを見ていきます。

「プッチン」するための「型」

プッチンプリン風にしたい場合は、空気を抜くための穴がある容器を選びましょう。専用のプラスチックプリン型や、100円ショップの使い捨てカップを使うと手軽です。

・つまみ付き プリンカップ M(透明)

オンラインで買える、使い捨て用の容器です。別売りのフタと合わせて使えば、手作りなのに市販品のように楽しめますよ。

たったの1ステップ!「プッチン」を成功させるコツ 

専用の型がなくても、お家にあるグラスやココット皿で作り、そのまま食べても、おしゃれで十分かわいいですが、型から抜き出して、お皿に盛りつけるコツも確認しましょう。  

プリンが入った容器をお皿の上にひっくり返したら、そのままつるんと滑り落ちるのを待ちます。

プリンがなかなか落ちないときは、型をお皿のへりに軽くぶつけて衝撃を与えると落ちやすくなります。

フルーツをトッピング

イチゴやキウイ、ブルーベリー、ミントの葉など、カラフルなフルーツを飾ると、見た目が華やかになり、スペシャル感がアップします。

生クリームを少し絞ってからフルーツを乗せると、安定してきれいに盛りつけできますよ。

アラモード風にグレードアップ

さらに特別感を出したいときは、プリン・アラモード風に挑戦。プリンのまわりにイチゴや、缶詰のフルーツ、バニラアイスクリーム、ホイップクリームを添えれば、まるでお店のような豪華な仕上がりに。お祝いの日や家族の誕生日などにもぴったりです。

手作り「プッチン」を、お家で再現!

ゼラチンと卵で作るプリンは、手軽なのに本格的な味わいです。火を使うのはほんの少しだけなので、手軽に手作りできますよ。持ち寄りやプレゼントにも喜ばれるかわいいプリンに仕上がります。みんなで、プリンが型からぷるんと出てくる瞬間を楽しんでくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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