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家電好きの原点は“家電量販店に通う日々”
――ファイナンシャルプランナーなど約50もの資格をお持ちと伺っています。その中には「家電製品アドバイザー」の資格も。もともと家電はお好きだったんですか?
市川義一さん(以下、市川さん):芸人になりたての20歳くらいの頃ですね。家から劇場まで、1〜2駅分くらい歩いて通っていたんですけど、その途中に大きな家電量販店ができて。毎日のようにそこを通り抜けながら、店内を見ていたのが始まりです。

――何か買う目的があったわけではなく?
市川さん:お金がないので買えないんですよ(笑)。だから「これどんな機能なんやろう?」って見て調べるだけ。でもそれが楽しくて。
――家電の進化自体にも興味がありましたか?
市川さん:ありましたね。例えばブラウン管から液晶に変わったり、地デジになったり。炊飯器もどんどん進化するし、洗濯機も「ドラム式って何?」みたいな。そういう“未来っぽさ”がすごく面白かったです。
――そこから資格取得にまでつながったのはすごいです。
市川さん:家電のことを芸人仲間に話していたら、「お前、家電量販店の店員みたいやな」って言われたんですよ(笑)。それで実際に、家電量販店の店員のネタもやっていて。

市川さん:そのときに、「資格を持っていたらもっと説得力が出るんちゃうか」と思って。ちょうど相方の仕事が増えて、自分の時間もあったので、もともと好きだった資格を活かして家電の資格も取ろうとなりました。
子どもが生まれて洗濯量が激増
――プライベートでは、2人の男の子のお父さんだとか。お子さんが生まれてから、家電の選び方も変わりましたか?
市川さん:家族が増えると、必然的に家事も増えるじゃないですか。正直、家事はほとんど嫁さんがやってくれているんですが、見ていて大変そうだったのはやっぱり洗濯ですね。
特に赤ちゃんの頃や、保育園に通うようになると、着替えの量も増えて。2人で暮らしていたときと比べて、洗濯物の量が一気に増えるんですよ。縦型洗濯機で1日2回、3回と回しているときもあって、「これは大変やな」と思いました。

――そこからドラム式洗濯機に変えられたんですね。
市川さん:そうですね。洗濯物が残っていたときに、僕もつい「これ洗濯せんでええの?」って言ってしまって…そしたら「じゃあ、あんたがやってみいや」って(笑)。よくよく聞くと、洗うよりも“干す作業”がしんどいと。
もともと僕の中では、小さい子どもがいる家庭は泥汚れも多いので、縦型の方がいいと思っていたんです。縦型は泥汚れに強くて、ドラム式は皮脂汚れに強いという特徴があるので。
ただ、最近のドラム式はかなり進化していて、泥汚れもしっかり落ちるようになってきている。それなら「干す手間を減らせる方がいいよね」となって、ドラム式に変えました。
ドラム式洗濯機で“干す家事”を減らせた
――ドラム式洗濯機の乾燥機能は、やはり魅力的でしたか?
市川さん:大きいですね。縦型にも乾燥機能はあるんですが、どうしても“しっかり乾く”という点ではドラム式の方が優れています。今のドラム式は乾燥方式もかなり進化しているので、きちんと乾くんですよ。乾燥機という選択肢ができれば、干す手間を省ける。
それに花粉の時期は外に干さなくていいですし、浴室乾燥より電気代を抑えられる場合もある。結果的に、家事の負担はかなり減ったと思います。

――家電の買い替えは、まず洗濯機から考えるのがいいのでしょうか?
市川さん:一概には言えないんですが、「自分が一番苦手な家事は何か」を考えるのが大事だと思います。洗濯が嫌いな人もいれば、食器洗いが嫌いな人もいる。それぞれ負担に感じるポイントが違うので、そこを家電で補うのが一番効率的なんです。うちは、嫁さんが干す作業をしんどいと言っていたので、そこにお金をかけてドラム式洗濯機を選びました。
家電は高いものも多いので、全部揃えるのは難しいですが、「ここにお金をかける」という優先順位を決めることで、暮らしは大きく変わると思います。
ロボット掃除機で「床に物を置かない」習慣に
――洗濯機以外で、買い替えてよかったと感じている家電はありますか?
市川さん:ロボット掃除機ですね。仕事で使ったのがきっかけなんですが「これ楽やな」と思って導入しました。
子どもがいると、どうしても部屋は散らかる。でもロボット掃除機って、床に物があると動けないんですよ。なので、我が家では「ロボット掃除機を使うから、床に物を置かない」が合言葉になっています。

――家族みんなで意識するようになるんですね。
市川さん:そうなんです。結果的に部屋をきれいな状態で保てるようになりました。あと、人が掃除機をかけると壁や家具にぶつけてしまうこともありますが、ロボット掃除機はそういった細かい傷も防げるんですよね。
今使っているものは、水拭きや乾燥までしてくれるので、床のベタつきまでしっかり取れる。夏場は子どもが裸足で走り回るので、皮脂汚れも気になりますが、そういった部分まできれいにしてくれるので助かっています。
家電で夫婦の時間が増え、家庭の空気も変わった
――家電を変えて、家庭内での変化はありましたか?
市川さん:嫁さんのテンションが爆上がり(笑)。やっぱり、日々のストレスが少しずつ減っていくことで、自然と夫婦関係も良くなっていくと思います。
――会話が増えたりとかですか?
市川さん:そうですね、会話も増えましたし、過ごし方も変わりました。例えば今の洗濯機って、スマホに通知が来るんですよ。夜9時くらいに洗濯乾燥をスタートすると、「あとどれくらいで終わるか」が分かるので、その間に2人でテレビを見たり、ゆっくり話したりできる。
で、終わったら一緒に取り出して、畳んで、っていう流れになるんですけど、前みたいに「どっちかがずっと家事をしている」という感じじゃなくなるんですよね。
家事の手間が減るだけじゃなくて、結果的に家族で過ごす時間が増える。そうすると自然と笑顔も増えるので、それが一番大きな変化だったと思います。
子育て家庭におすすめ家電 ベスト3
第1位 パナソニック「ドラム式洗濯機」

――子育て家庭におすすめの家電、市川さん的ベスト3を教えてください。
市川さん:1位は、やっぱり我が家でも使っているドラム式洗濯機(パナソニック LXシリーズ)です。購入するときは僕が特徴などを全部調べて、嫁さんにプレゼンしました。その中で最終的に選んだのがパナソニックでした。
――メーカーによってそんなに違いがあるんですね。
市川さん:かなり違います。日本だとパナソニック、日立、東芝、シャープの4大メーカーがあるんですが、大きな違いは乾燥方式なんです。
「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」があって、ヒーター式は高温の風で乾かすので乾燥は早いんですが、衣類が傷みやすく、電気代もかかりやすい。一方、ヒートポンプ式は低めの温度で除湿しながら乾かすので、衣類が傷みにくく、電気代も抑えられるのが特徴です。
――子育て家庭にはどちらが向いていますか?
市川さん:僕はヒートポンプ式がおすすめですね。毎日使うものなので、衣類への負担が少なくて、ランニングコストも抑えられるのは大きいです。
その中でもパナソニックを選んだ理由はいくつかあって、まず「トリプル自動投入」。洗剤・柔軟剤に加えて、もう1種類入れられるんですよ。我が家は漂白剤を入れていて、毎回入れる手間が省けるのが便利です。
もう一つは「泡洗浄」。あらかじめ洗剤を泡にしてから洗うことで、汚れをしっかり落としてくれるんです。こういう細かい機能の積み重ねで、「これはいいな」と思って選びました。
第2位 シャープ「ヘルシオ ホットクック」

――続いて第2位は?
市川さん:ヘルシオ ホットクック(KN-HW24H)です。
我が家では、まだ別の圧力鍋を使っているんですが、家電好きの後輩がいて、その子は一人暮らしの頃から「もうこれでしか料理してない」っていうくらいずっと愛用していて。
例えばカレーや肉じゃがみたいな煮込み料理なら、朝出かける前に材料をセットしておけば、帰ってきたときには完成している。調理の手間も減りますし、洗い物も少なくて済むので、本当に便利だと聞いています。
――自動調理家電も、メーカーによって違いはありますか?
市川さん:ありますね。「ホットクック」はシャープなんですけど、パナソニックだと「ビストロ」というシリーズがあって、この2つはよく比較されます。
大きな違いのひとつがかき混ぜ方で、ホットクックは上から混ぜる構造なんですが、ビストロは下から混ぜるんですよ。あと、ビストロは価格帯が少し上がるんですが、圧力機能がついているので、より短時間で調理できたり、角煮のような料理もしっかり作れたりするのが特徴です。
――作りたい料理によって選ぶのもよさそうですね。
市川さん:そうですね。作りたいメニューや使い方によって、自分に合うものを選ぶのがいいと思います。
第3位 シャーク「Ninja Stealth iQ(ステルス アイキュー)」

――第3位は何でしょう?
市川さん:シャークの「Ninja Stealth iQ(ステルス アイキュー)」というミキサーですね。これは僕個人の健康志向から取り入れている家電なんですが、毎朝スムージーを飲むようにしていて、そのために使っています。
いろんなミキサーを試したんですけど、これは食材の状態を見て、自動で混ぜる時間を調整してくれるので、スイッチひとつで簡単に作れるのがいいですね。氷や冷凍フルーツもそのまま砕けるので、忙しい朝でも手軽に使えます。

――毎朝作るのは大変ではないですか?
市川さん:最初は大変かなと思ったんですけど、食材をあらかじめカットして冷凍しておけば、あとは入れてスイッチを押すだけなんです。僕はリンゴ、小松菜、バナナ、豆乳、はちみつを入れるのが定番で、1分もかからずにできるので続けやすいですね。
あと、ミキサーって洗うのが面倒なイメージがあると思うんですが、これはパーツも外しやすくて食洗機にも入れられますし、水と洗剤を入れて回すだけでも簡単に洗えるので、後片付けも楽なんです。
2027年問題の「エアコン」にも注目!

――そのほか、今気になっている家電はありますか?
市川さん:今一番気になっているのはエアコンです。「エアコン2027年問題」もあるので、買い替えようかなと考えていて。
――2027年問題、聞いたことがあります。
市川さん:省エネ基準の見直しや、エアコンに使われている冷媒ガスの規制が進む影響で、今後はより高性能なモデルが主流になっていくと言われています。
――価格にも影響が出る可能性がありますか?
市川さん:そうですね。基準を満たさない比較的安価なモデルが減っていく可能性もあって、結果的に価格帯が上がる可能性もあると言われています。なので「そろそろ買い替えようかな」と思っている方は、タイミングを少し早めに検討するのも一つかなと思いますね。
家電選びは「比較して、自分に合うもの」を見極めて
――家電を買うときは、やはり店頭で店員さんに聞くのが一番ですか?
市川さん:それもいいと思いますし、事前にSNSや動画で調べておくのもおすすめです。
――YouTubeやTikTokなどはPRも多くて、どこまで信じていいか迷うこともあります。
市川さん:たしかにPRと書いてあるものは、あくまでそういう前提で見るのが大事です。そのうえで、いくつかの動画を見比べて、複数の人が「いい」と言っているものは、やっぱりそれだけ評価されている理由がある。最終的には、自分の生活に合うかどうかが一番大事なので、いろんな情報を見ながら選ぶのがいいと思います。
僕もYouTubeで発信しているので、参考にしてもらえたらうれしいです! 頑張りすぎず、家電にも頼りながらやっていきましょう。

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お話を伺ったのは
1980年大阪府生まれ。大学卒業後に金融業界へ就職するも、芸人の道を志し、2003年にお笑いコンビ「女と男」を結成。フジテレビ『爆笑レッドカーペット』への出演をきっかけに注目を集め、芸能リポーター・井上公造さんのモノマネでも話題に。
コロナ禍を機に資格取得に本格的に取り組み、現在は約50の資格を保有。講演や司会、ライフプラン相談など活動の幅を広げる。テレビ・ラジオ・劇場出演のほか、“家電芸人”としての発信や、YouTubeなどでも活躍中。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC3JdH3cAWaUrNzjkk-CaBdA
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取材・文/篠原亜由美