残暑にも役立つ!「スープジャー」を使った冷んやり弁当のコツを『サーモス株式会社』に聞きました【人気レシピ付き】

9月に入りましたが、まだまだ残暑が続きます。保温・保冷力が高く、いろいろな汁物を持ち運べる容器「スープジャー」で、冷んやり弁当をつくってみませんか。冷たいお弁当づくりのコツや、保冷力を高めるポイント、おすすめレシピを『THERMOS(サーモス)』さんに伺いました。

「スープジャー」は、冷たいものにも使える?

魔法びんと同じ“真空二重構造”のステンレス製容器「スープジャー」。“真空二重構造”とは、内側と外側の間に空間をつくり、その空間を真空にすることで熱移動による放熱を防ぐ仕組み。これにより、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま持ち運べます。


『サーモス』の「真空断熱スープジャー JEF-300」(税込3,630円 ※公式オンラインショップ価格)

「スープジャーは、一年を通して活用していただける便利なアイテムです。食欲が落ちがちな暑い時期は、冷たいお弁当やデザートを楽しむこともできますよ。

保冷力は、サイズや形状にもよります。われわれでいえば400mlサイズで、6時間で11℃以下の温度をキープすることができます。これは例えば4℃のお水を入れたときに、6時間後も11℃以下をキープできるという意味です」(以下、「」内、すべて『サーモス株式会社』社長室 ブランド戦略課 コミュニケーション2グループ 笹渕真由美さん)

『サーモス株式会社』社長室 ブランド戦略課 コミュニケーション2グループ 笹渕真由美さん

笹渕さんによると、冷蔵庫の適正温度は3~6℃といわれており、冷蔵庫で冷やしたお水の温度は約4~5℃程度なのだとか。そして15℃くらいまでは、口にすると冷んやり感じるそうです。つまり6時間後も11℃以下をキープできるということは、朝作ったお弁当をお昼に食べると、十分冷んやり!

冷んやり弁当を「正しく楽しむ」コツ

お弁当作りで大切なことは、腐敗しやすい温度帯を避けることです。

スープジャーは、正しく活用することで、その保温・保冷効果により食中毒の菌が繁殖しやすい温度帯になることを避けることができます。「一般的に、夏場の気温くらいですと細菌の繁殖が活発になるといわれています。冷たいものも、しっかり冷やして入れることが重要です」

ではそのためには、どうするとよいのでしょうか?冷んやり弁当を正しく楽しむコツを教えていただきました。

コツ1:適量入れる

スープジャーの容量に対して中身が少なすぎると、しっかり保温・保冷ができません。

「中身は、『止水部(しすいぶ)』という出っ張りがある場所の約1cm下まで入れてください。ここがスープジャーの満量であり、適切な量です。止水部より少ないと、中身がぬるくなりやすいんです」

冷たさを保つ基本は、止水部の約1cm下まで満量入れること。

コツ2:スープジャーの「予冷」をする

温かいお弁当のときは予熱をしますが、冷んやり弁当の場合は同じようにスープジャーを予冷します中身を入れる2~3分前から氷水で予冷しましょう。

お弁当を作っている間に、氷水でしっかり予冷。

ちなみに、冷蔵庫や冷凍庫でスープジャー本体を冷やすのはNGです。

「スープジャーを冷蔵庫で冷やすと、冷やしたい内側だけでなく外側も冷えるので、結露が発生してしまいます。外側に結露ができると、周囲のものをぬらしたり、結露でぬれて滑りやすくなる可能性もあるのでおすすめしません。また、冷凍庫で冷やすことは絶対にやめてください。破損や不良の原因になります」

コツ3:中身を凍らせ、より冷たさをキープする

しっかり予冷した上で、お弁当の中身にも氷、冷凍フルーツ、凍らせたジュースやめんつゆなど、凍らせたものを入れるのも笹渕さんのおすすめです。

「保温・保冷効果をしっかりキープするなら、中に入れるもののベストは隙間なく入る汁物です。でも、例えば冷やした果物と冷凍フルーツや冷凍ジュースを一緒に入れる。スープジャーに入れるめんつゆを製氷器などで凍らせるなど、凍らせたものを一緒に入れると、多少隙間があっても保冷効果は保ちやすくなります」

コツ4:直射日光の下に置いたり、外気温が高かったりする場合は「保冷バッグ」へ

冷んやり弁当の場合、下に冷気がたまる性質があるためスープジャーだけで冷たさをキープしやすいそうです。だから温かいお弁当のように、専用ポーチに必ずしも入れなくてよいとのこと。

「ただ、直射日光が当たる可能性がある場所に置いておく、外気温が高い日に持ち歩くなどといった場合は、保冷バッグを使うことをおすすめします」

コツ5:「中身に合わせたサイズ」を選ぶ

一般的なお弁当箱の場合、子どもは個人差が大きく300〜600ml、女性は600mlが適量です。ただこれは、お弁当箱の隙間も込みのサイズ。スープジャーの場合は満量まで隙間なく入れるため、お弁当箱より小さなサイズでも満足感が高いそうです。

「小さなお子さんや女性の場合、300~400mlくらいのスープジャーがおすすめです。500mlサイズは牛丼大盛りと同じくらい入るとお考えください。

ですので例えば、冷んやり弁当で麺を楽しむとして、めんつゆだけ入れたいなら200ml程度。めんつゆに具材を入れるなら300ml程度。麺も一緒に入れるなら400~500mlサイズを選んでいただくとよいかと思います」

『サーモス』「真空断熱スープジャー/JEF-300・400・500」。左から0.3L、0.4L、0.5Lサイズ。

サーモスおすすめ!「冷んやり弁当レシピ」

ここからは『サーモス』公式レシピサイトでも人気の冷んやり弁当レシピを教えていただきました。

いちばん人気はツルッと喉越しがよく、食べやすい冷製麺です。

「だしをかけて食べる場合は、麺とだしは分けていただいたほうが麺が伸びづらく、より一層おいしくお召し上がりいただけます。

麺は、別の大きめな容器に入れて、スープジャーに入れた冷えただしをかけて食べるのがおすすめ。このとき、麺は水気をしっかり切り、フォークなどでくるっと巻いてひと口大にまとめたり、麺に油をからませたりすると食べやすくなります」

冷製の人気レシピ1:サラダうどん

暑い季節にうれしいさっぱり麺類。お肉やお野菜もたっぷり加え、栄養のバランスを。

【材料(1人分/写真は0.38Lのスープジャー)】
冷凍うどん 1玉
豚バラ薄切り肉 30g
ミニトマト 1個
レタス 1枚
ゆで卵 1/2個

A
砂糖、すり白ごま、しょうゆ、マヨネーズ 各大さじ1/2

味噌、酢 各小さじ1/2

【下準備】
スープジャーに氷水(分量外)を入れ、フタをして3分ほど予冷する。ミニトマトは半分に切り、レタスは手でちぎる。

【作り方】
①耐熱容器に、豚バラ薄切り肉、冷凍うどんの順に重ね、ふんわりラップをする。電子レンジ(600w)で約5分加熱した後、うどんは冷水でしめ、水気をよく切る。
②スープジャーの氷水を捨て、A を入れて混ぜ合わせ、うどんを加える。豚肉・ミニトマト・レタス・ゆで卵をトッピングしてフタをしめる。
③食べるときに、しっかり混ぜる。

冷製の人気レシピ2:ツナとトマトの冷製そうめん

冷たいめんつゆに、そうめんや具材を後入れしていただきます!

【材料(1人分/写真は0.38Lのスープジャー)】
そうめん 1束
トマト 1/2個
ツナ缶 1/2缶
大葉 5~6枚

A
水 大さじ4
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ2
ごま油 小さじ1

【下準備】
スープジャーに氷水(分量外)を入れ、フタをして3分ほど予冷する。大葉は千切りに、トマトは小さめに角切りにしておく。

【作り方】
①鍋にお湯(分量外)を沸かし、塩少々(分量外)を加え、そうめんを袋の表示より短めにゆで、ざるに取って流水で洗う。冷水でしめてから、よく水気を切る。
②スープジャーの氷水を捨て、トマト、ツナ缶(油ごと)、Aを入れてフタを閉じる。
③麺はフォークでひと口大に巻き、大葉を乗せ、別容器に詰める。
④食べるときに麺をスープジャーに入れ、しっかり混ぜる。

お茶漬け人気レシピ:冷や汁風冷やし茶漬け

近年では、だしにおむすびを浸して食べるお茶漬けも人気なのだとか。暑い季節はだしを冷やせば、さらっと食べられます。

さらさらと食べられて栄養満点。食欲が落ちやすい暑い時期にもおすすめ。

【材料(1人分/写真は0.4Lのスープジャー)】
きゅうり 1/4本
みょうが 1/2個
青ねぎ 1本
絹豆腐 75g
ツナ(水煮) 1/2缶(35g)
ご飯 120g

A
味噌 大さじ1
和風だしの素、おろししょうが 各小さじ1/2
冷水 130ml
いりごま(白) 小さじ1/2

【下準備】
スープジャーに氷水(分量外)を入れ、フタをして3分ほど予冷する。

【作り方】
①ご飯はラップで包み、俵型のおむすびにする。
②きゅうりは2mm幅の輪切りにする。みょうがは粗みじん切りにする。青ねぎは小口切りにする。絹豆腐はひと口大にちぎり、キッチンペーパーで軽く水分を拭き取る。
③【A】をボウルに入れる。冷水を少量ずつ加え、味噌を溶かすように混ぜ合わせる。
④スープジャーの氷水を捨て、②、③、汁けを切ったツナ、いりごまを加える。食べる直前に①を加えて軽く混ぜ合わせる。

デザートの人気レシピ:果肉たっぷりオレンジゼリー

冷凍フルーツを活用したものや、スープジャーで作れるデザートも。

ふるふるでなめらか食感のオレンジゼリー。

【材料(1人分/写真は0.3Lのスープジャー)】
オレンジジュース 200ml
砂糖 大さじ1と1/2
粉ゼラチン 3g
オレンジ 1/2個
ミント 適量(お好みで)
オレンジ(トッピング用) 3切れ

【下準備】
スープジャーに氷水(分量外)を入れ、フタをして3分ほど予冷する。オレンジジュースは常温に戻しておく。
※ジュースが冷蔵庫から出してすぐの場合は、電子レンジ(600W)で20~30秒程温める。

【つくり方】
①オレンジジュースから大さじ1を取り、粉ゼラチンにふりかけ、電子レンジ(500W)で20秒加熱する。
②残りのオレンジジュースに砂糖を合わせてよく混ぜる。①のゼラチンも加えてよく混ぜ、バットなどに流し入れて冷蔵庫で8〜10分程冷やす。
③冷やしている間にオレンジの皮をむき、果肉をひと口サイズに切る。
④スープジャーの氷水を捨てて水気を拭き取り、②のゼリー液と③の果肉を入れて軽く混ぜる。フタをして3時間程保冷する。お好みで、食べる直前にミントやオレンジ(トッピング用)を乗せる。

『サーモス』公式レシピサイトでは、他にもたくさんの冷んやり弁当レシピが掲載されていますよ。

暑い季節も「スープジャー」を取り入れてみましょう

まだまだ暑さが続くこの時期。正しい使い方とコツを押さえれば、おいしくて、安心な冷んやり弁当やデザートを楽しむことができます。勉強に、スポーツにと頑張るお子さんのお弁当や、親御さん自身の日々のお弁当に、スープジャーを活用してみませんか。

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この記事を書いたのは

ニイミユカ 編集者・ライター

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。

取材・文・写真(提供分を除く)/ニイミユカ


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