「熊本ふっこう応援割」で漫画『ONE PIECE』の麦わらの一味に会いに行こう!フィギュアなどお土産も充実!

九州における観光需要の回復を目的として、九州内の宿泊を伴う旅行商品や宿泊を対象に割引を行う支援制度「九州ふっこう応援割」。その利用条件や予約方法は各県によって異なります。そこで今回は、熊本県にスポットを当て、熊本県観光連盟に取材を敢行。ファミリー向けに紹介していただいた、たくさんの観光スポットの中から厳選し、2回に分けて紹介します。まず、1回目は、2016年の熊本地震を機に立ちあがった「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の一環で設置された、麦わらの一味の銅像を周遊する旅プランを紹介します。🄫尾田栄一郎/集英社

作者・尾田栄一郎さんは熊本県出身。『ONE PIECE 熊本復興プロジェクト』は2016年開始

熊本県では、大人気漫画『ONE PIECE』の主人公、ルフィをはじめとする麦わらの一味の銅像10体と9市町村で出会えます。

この銅像は、今から10年前の2016年。熊本地震からの創造的復興を後押しするため、熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎さんが描く『ONE PIECE』と熊本県が連携して立ち上げた「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の一環として設置されたものです。

熊本復興のシンボルとして、2018年、県庁のプロムナードに設置されたルフィ像からはじまって、翌年からは『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』として、4年かけて県内9市町村に麦わらの一味の仲間の銅像が10体設置されています。

『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』とは、熊本こと「ヒノ国」に上陸した麦わらの一味の船長・ルフィが、一味の仲間たちに熊本地震被災地復興の手助けを指示。仲間たちはそれぞれの特技で被災地の困りごとを解決し、復興へのエールを送るルフィのもとで再会を誓うというストーリー。この物語のもと銅像が各地に設置されています。

まずは『周遊ガイドブック』をゲットして銅像巡りをスタート!

上記は、銅像の『周遊ガイドブック』に掲載されているマップです。銅像に会いに行く際は、まず専用サイト「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」(ONE PIECE 熊本復興プロジェクト!〜麦わらの一味、ヒノ国復興編〜)からガイドブックをダウンロードしてから銅像巡りを始めましょう。

「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト」の概要とともに、銅像の設置場所や巡り方、そのうえ、銅像付近の観光スポットやグルメ情報までが網羅されているので、とても便利です!!

冊子でほしい方は、熊本県庁(地下1階売店)やJR熊本駅、阿蘇くまもと空港(1Fセブンイレブン)などの配布場所が、同じく「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト 麦わらの一味 ヒノ国復興編」(https://op-kumamoto.com/gb/)のサイトに掲載されています。

今回は、熊本県観光連盟さんからお聞きした2つの銅像周遊コース、WEST編とEAST編を紹介します。

WEST編は、熊本県庁プロムナードの「モンキー・D・ルフィ像」からスタート!

WEST編の最初は、ルフィ像からスタート。ルフィ像は、肥後54万石にちなみ、54本の銀杏並木が続く熊本県庁のプロムナードの真ん中に設置されています。等身大174㎝の大きさで、足元には尾田栄一郎先生の手形とサインも設置されているので要チェック! 銀杏並木には麦わらの一味のタペストリーも飾られています。

各スポットには、「ONE PIECE ヒノ国ARフォトイベント」の看板が設置されていて、スマホで「COCOAR」のアプリをインストールして、パネル内のキャラクターを読み込むと、各キャラクターのセリフがARで出現。セリフを銅像の上に配置して写真を撮ったり、自分にARを配置してみたり、さまざまなアレンジで写真撮影ができるそうです。どんなセリフが飛び出すか楽しみですね!

トニートニー・チョッパー像は、熊本市動植物園の入り口に

次に向かうは、ルフィ像から徒歩30分の距離にある、トニートニー・チョッパー像。熊本市動植物園の入園門の入口付近で、ちょこんと座って出迎えてくれます。

「船医」のチョッパーは、地震で獣舎が被災して県外の動物園への避難を余儀なくされた動物たちのケアを行い、来園する子どもたちの笑顔も創出します。

聴診器をかざすかわいいしぐさと表情を見るだけで、自然に笑顔になります。後方にある掲揚台には、海賊旗も掲げられています。

サンジ像は、益城町総合運動公園内「交流情報センターミナテラス」に

続いては、益城町にあるサンジ像へ。益城町は農業が盛んな食材の宝庫。2度の震度7の地震で給食センターが被災した益城町に「コック」のサンジが駆けつけました。地元の農産物を使って、おいしい給食を作ることで町の未来を担う子どもたちの健康と笑顔を創出します。

サンジ像があるのは、益城町総合運動公園内にある「交流情報センターミナテラス」の交流広場です。

ブルック像は、「ふれあい広場」に

サンジ像の次は、九州で唯一、音楽大学のある御船町のブルック像へ。

陽気でひょうきんなガイコツの「音楽家」ブルック。音楽大学とともに被害を受けた多くの住民の心の復興を、音大生と奏でる復興への応援歌と軽快なジョークで後押しして、街の明るい復興を目指しています。

設置場所は「ふれあい広場」のディノベースみふねの奥。迫力満点の表情を見つめていると、ブルックの奏でるノリノリの音楽が聞こえてくる気がする⁈ 御船町は、日本で初めて肉食恐竜の歯が発見された場所で、「ふれあい広場」には恐竜のモニュメントも設置されています。

そして、次はWEST編の最後となる、宇土市のジンベエ像へ。

ジンベエ像は、住吉海岸公園内に

「操舵手」であるジンベエは、太陽に照らされる雄大な海を背にして市民を見守りながら、さらなる復興への舵取りを行います。有明海を望む「住吉海岸公園」の敷地内に設置されていて、圧倒的な存在感を放っています。

熊本県観光連盟によれば、ジンベエ像の背景にある海を挟んだ対岸には、天気が良ければ長崎・雲仙普賢岳が見えるとのこと。また、夕暮れどき、時間とともに変化する景色とともに眺めるジンベエ像は、旅情感たっぷりでおすすめだそうです。

サンジ像のある益城町とブルック像のある御船町は、ルフィ像とチョッパー像のある熊本市からそれぞれ車で約30分の距離。ジンベエ像のある宇土市へは、熊本市から車で約50分かかります。

EAST編は、大津中央公園にあるロロノア・ゾロ像からスタート!

さて、次は残りの5体を巡るEAST編を紹介しましょう。トップは、ロロノア・ゾロ像。この像のある大津町は、剣道が盛んな町で、世界一の大剣豪を目指す「戦闘員」のゾロにぴったりな場所といえます。剣道が盛んな土地柄を活かして、子どもたちと広場で剣の修行を重ね、地震に負けない町づくりを目指します。

ゾロ像のある場所は、熊本県庁から車で約40分の場所にある大津中央公園の敷地内。「ゾロ像」と書かれた看板を目印にして正面入り口から入ると、左手の芝生広場あたりに設置されています。

ウソップ像は、JR阿蘇駅のロータリーに

ゾロ像の次は、大津町から車で約30分のJR阿蘇駅にあるウソップ像へ。「狙撃手」ウソップは、緑(自然)の力を操る道具で、阿蘇の大草原の再生を手助けし、住民の誇りと笑顔を取り戻します。JR阿蘇駅のロータリーに設置されています。

阿蘇の山々をバックに、笑顔いっぱいに指を高く掲げてポーズをとる風情は、眺めているだけで元気になる気がします。JR阿蘇駅には道の駅も隣接しているので、お土産や食事も楽しめます。

ロビン像は、旧東海大学阿蘇キャンパスに

ウソップから元気をもらったら、次は車で約25分、南阿蘇村にある「考古学者」ロビン像へ。設置場所は、「熊本地震震災ミュージアム KIOKU」にある、旧東海大学阿蘇キャンパス。2016年に発生した熊本地震の記憶や経験、教訓を後世に伝えるために整備された施設の敷地内にあります。

ロビンは、南阿蘇村の復興が花開くよう、歴史の語り部として研究を重ね、記憶と教訓を語り継ぐ手助けを行います。

敷地内に立つ案内板に沿って、丘の上へ歩いていくと、阿蘇の雄大な山々と美しい花壇の花々に囲まれたロビンに出会うことができます。

フランキー像は、南阿蘇鉄道・高森駅の芝生広場に

そして次は、ロビン像から車で約25分の場所にある高森町のフランキー像へ。

全身サイボーグの「船大工」フランキーが待つ場所は、南阿蘇鉄道の始発・終着駅となる高森駅で、駅構内の芝生広場に設置されています。

フランキーは、海列車を作った師匠・トムのように、被災地域の希望となるべく、鉄道の発着駅で全線再開への金づちを鳴らします。

銅像は高さ約2m60㎝と、インパクトたっぷり! すぐに見つけられます。

南阿蘇鉄道の全線復旧を記念して運行されている「サニー号トレイン」

このポイントで見逃せないのが、被災した南阿蘇鉄道の全線復旧を記念して運行されている「サニー号トレイン」です。

麦わらの一味とともに大冒険を繰り広げる“サウザンド・サニー号”をモチーフにした列車で、高森駅から立野駅の間を期日限定で運行しているのですが(運行予定は熊本復興プロジェクトのサイトで確認)、高森駅が車両基地になっているため、運行がない日は駅の傍らで留置することもあり、フランキー像とサニー号トレインを一枚の写真に収めることができます。

ナミ像は、西原村「俵山交流館 萌の里」に

そして、EAST編の最後に訪れるのが、フランキー像から車で約30分の西原村にあるナミ像です。

「航海士」のナミは、ココヤシ村での経験に重ねながら、被災した村のシンボルの風車と全集落の復興に応援の風を送り続けます。

設置場所は、阿蘇外輪山の一部・俵山のふもとにある交流館「萌の里」。物産館の左側にあり、雄大な阿蘇の山々をバックに決めポーズでたたずんでいます。後ろにある4本の木は、みかんの木で、シーズンにはオレンジの実をつけるそうです。

以上が、熊本県観光連盟さんが紹介する麦わらの一味の銅像の周遊コースです。銅像のより詳しい情報は、以下の熊本県観光連盟のサイトや、ONE PIECE 熊本復興プロジェクトのサイトからご確認ください。

〇熊本観光連盟ONE PIECE 熊本復興プロジェクト! ワンピースの銅像めぐり

WEST編  https://kumamoto.guide/look/detail/577

EAST編  https://kumamoto.guide/look/detail/579

ONE PIECE 熊本復興プロジェクト https://op-kumamoto.com/

銅像周辺でのみ入手可能な、麦わらの一味の第三弾のキーホルダー

なお、銅像の周辺でのみ、麦わらの一味のフィギュア(第三弾)が入手可能です(2026年10月現在)。ワンピースファンなら、きっと思い出深い旅になるはず!

この記事を書いたのは

山津京子 ライター

大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。主に子育て、食・旅・美術関連の取材記事を担当。これまで手がけた小学館での単行本には、『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』(佐々木正美:著)、『自分の番を生きるということ』(佐々木正美:著、相田みつを:書)、『池波正太郎の愛した味』(佐藤隆介:著)、『楽しく脳活 クイズで学ぶ浮世絵入門』(監修:藤澤紫)などがある。

🄫尾田栄一郎/集英社

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