子どもが大好きなパスタ、お弁当にすると麺がくっつきやすいのが悩みですよね。今回はお弁当にもおすすめなくっつきにくいパスタのレシピやショートパスタのメニューをご紹介!パスタにマヨネーズを絡めるとくっつきにくくなるので、ぜひお試しくださいね。
くっつかないパスタのお弁当
【1】流れ星のカレーマヨパスタ
パスタをお弁当箱いっぱいに広げると、あら不思議、空や海に見えてくる!流れる星を演出して!パスタにマヨネーズを絡めると、くっつきにくくなります。
◆材料
(1人分)
パスタ 40g
【A】
カレー粉 少々
玉ねぎの薄切り(塩もみ) 大さじ1
マヨネーズ 大さじ1
しょうゆ 小さじ1/2
【B】
ソーセージ、プロセスチーズ 5mm厚さ各1枚
絹さや 2枚
オクラ 2本
ミニトマト 2個
うずら卵の水煮 3個
焼きのり 適量
◆作り方
【1】パスタは袋の表示通りにゆでて粗熱を取り、【A】を混ぜ合わせる。
【2】【B】はそれぞれ星型で抜く。絹さやは筋を取って塩ゆでし、1枚を半分の長さに切る。それぞれの切り口はVの字に。
【3】オクラは塩ゆでしてヘタを落とし、5mm幅に切る。ヘタを取ったミニトマト、うずらの卵は横半分に切る。
【4】【1】と【3】を混ぜ合わせて弁当箱に盛る。【2】で流れ星を作って並べ、のりで顔を完成させる。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家。味はもちろん、見た目の美しさも重要視したオリジナル料理が人気。持ち前の美的センスと器用さを活かしたモチーフ料理に定評があり、書籍も多数。一男一女の母。
『めばえ』2016年6月号
くっつきにくいからお弁当向き!ショートパスタのレシピ
【1】白身魚とブロッコリーのパスタ
骨を除いたらフライパンで炒めてほぐすだけ!パパッとできる、手軽なお魚パスタです
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
真だら(鯛、すずきなどでも) 2切れ(約350g)
塩 小さじ1/2
ブロッコリー(小房のみ) 120g
ショートパスタ 250g
植物油 大さじ2
◆作り方
【1】真だらは骨を除いて(鯛の炊き込みご飯のPoint参照)一口大に切り、塩を振る。ブロッコリーは小房をさらに小さく切る。
【2】ショートパスタは袋の表示時間どおりにゆで、ゆで上がる4分前にブロッコリーを加え、一緒にざるに上げる。
【3】フライパンに植物油を熱し、真だらを入れてほぐしながら炒める。【2】を加えて混ぜ合わせ、器に盛る。好みでエクストラ・バージン・オリーブ油や粉チーズを振っても。
◆ポイント
真だらは木べらでほぐしながら炒め、パスタになじむように細かくする。
教えてくれたのは
栗原友さん
料理家。3歳の女の子のママ。築地市場の鮮魚店での勤務経験などを活かし、魚料理を気軽に楽しめるようにレシピを提案している。近著『寝ている間においしくなる』(祥伝社)には、忙しいママを救う〝仕込みテク〟が満載。
『ベビーブック』2018年10月号
【2】トマトソースパスタの目玉焼きのせ
覚えておきたい、シンプルトマトソースにパスタを和えて、プラス目玉焼きで完成!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
トマトソース 1と1/2カップ
ショートパスタ 200g
塩 小さじ4
卵 4個
サラダ油 小さじ1
◆作り方
【1】フライパンにサラダ油を熱し、卵を割り入れて目玉焼きを4個作る。
【2】2リットルの湯を沸かし、塩を入れて沸騰したら、パスタを加えて表示時間通りにゆでる。
【3】トマトソースで【2】を和え(冷蔵の場合は電子レンジで3分温め)、器に盛って【1】をのせる。
※電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。
◆ポイント
野菜たっぷりトマトソースは、子どもの苦手な野菜をさりげなくたっぷり食べさせらる、親心を安心させてくれるソースなんです。
最初の一品を作るとき、ソースを2~3回分、作っておき、残りは保存容器で冷蔵するのがおすすめ。
(3カップ分)
【A】
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
セロリ 1本
にんにく 1かけ
トマトの水煮(缶詰) 300g
オリーブ油 大さじ3
塩 大さじ1/2
こしょう 少々
【1】【A】はみじん切りにし、鍋にオリーブ油とともに入れて強火で炒める。水けがとんでしんなりしたら弱火にし、薄く色づくまで炒める。
【2】【1】にトマトを細かくつぶして加え、強火で1~2分煮立て、弱火にしてふたをし、20~30分煮る。塩、こしょうをふる。
1回分ずつ小分けにし、冷凍保存用袋などに入れて冷凍しても◎。
教えてくれたのは
藤井恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2014年5月号
【3】焼きなすとトマトのイタリアンパスタ
なす、トマト、モッツァレラチーズはイタリアンの定番の取り合わせ。食べやすいショートパスタに合わせて召し上がれ。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
ショートパスタ 150g
なす 2個
トマト 2個
モッツァレラチーズ 100g
【A】
オリーブ油 大さじ2
レモン汁 大さじ1
にんにくのすりおろし 少々
塩 少々
パセリのみじん切り 大さじ1
◆作り方
【1】なすは1個ずつラップに包み、電子レンジ(600Wの場合)で各2分加熱して皮をむき、一口大に切る。
【2】トマトは皮を湯むきして種を取り、角切りにする。モッツァレラチーズは1cm角に切る。
【3】ボウルに【A】と【1】、【2】を入れて混ぜ、冷蔵庫で冷やす。
【4】パスタをゆでて水で洗い、【3】とあわせる。
教えてくれたのは
祐成二葉さん
祐成陽子クッキングアートセミナーのメイン講師。男の子のママで、子育ての日常をつづったブログも人気。
『ベビーブック』2011年8月号
【4】枝豆とパプリカのクリームパスタ
鮭のオレンジ、パプリカの黄色、枝豆の緑の元気ないろどりが子供に人気の一品。スプーンやフォークで食べやすく、形のかわいらしいショートパスタで。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
鮭 1切れ
枝豆 10さや
黄パプリカ 1/2個
ショートパスタ 240g
バター 大さじ1
小麦粉 大さじ1
牛乳 400cc
塩 小さじ1と1/2
◆作り方
【1】鮭は皮と骨を除いて1cm角に切る。枝豆はゆでてさやと薄皮を除く。パプリカは1cm角に切る。
【2】パスタは表記の時間より1分長くゆで、ざるにとって水けをきる。
【3】フライパンにバターを中火で熱し、鮭を炒める。色が変わったら小麦粉を加えて炒め、粉けがなくなったら牛乳を加えてよく混ぜ、塩をふる。枝豆とパプリカを加えてとろみが出るまで混ぜ、【2】を加えて和える。
教えてくれたのは
鈴木 薫さん
シンプルでおいしい実用的なレシピが人気。双子の女の子と男の子のママ。
『ベビーブック』2013年7月号
【5】鮭とキャベツの和えパスタ
子どもに人気の鮭とコーンをパスタに合わせて。味付けはオイルベースでシンプルに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
甘塩鮭 1切れ(80g)
キャベツ 大2枚
コーン(缶詰) 大さじ2
ショートパスタ 100g
【A】
オリーブ油 大さじ2
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
朝食用のり 3~4枚
◆作り方
【1】キャベツは短めの1cm幅に切り、鮭はぬるま湯で洗って皮と骨を外し、3~4等分に切る。
【2】たっぷりの熱湯でパスタを表示時間ゆでる。3分前に鮭を加え、1分前にキャベツを加え、ゆで汁大さじ3をとりおいてから、ざるにあけて水けをきる。鮭は骨を確認しながら箸でほぐす。
【3】ボウルに【2】でとりおいたゆで汁、【A】、コーンを入れて混ぜ、【2】とちぎったのりを加えて全体を混ぜる。
教えてくれたのは
青木恭子さん
小田真規子主宰のスタジオナッツ所属。2つの保育園に7年間、栄養士として勤務。0歳児の離乳食~5歳児の給食とおやつ作りを担当。現在は、雑誌やWEBなどで活躍。
『ベビーブック』2014年3月号
【6】クリスマスカラーの野菜パスタ
子どもが大好きなパスタ!ショートパスタなら食べやすく、取り分けもしやすくおすすめです。赤と緑、カラフルな2種類のソースでクリスマスを意識して、食卓をにぎやかに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ショートパスタ(ペンネ・フジッリ) 各90g
トマトの水煮(缶詰・ホール) 1/2缶
ベーコン 2枚
にんにく 1/2かけ
ブロッコリー 1/2株
ツナ(缶詰) 小1缶
塩・オリーブ油 各適量
カッテージチーズ 適量
◆作り方
【1】ベーコンは1cm幅に、にんにくはみじんに切り、ブロッコリーは小房に分ける。
【2】鍋に1.5リットルの湯(分量外)を沸かして塩大さじ1を加え、パスタを袋の表示どおりにゆでる。ゆで上がる3~4分前にブロッコリーを加え、一緒にざるにとる(ゆで汁は少しとっておく)。
【3】フライパンにオリーブ油少々とにんにくを入れて熱し、香りが立ったらベーコンを加えてサッと炒め、つぶしたトマトを混ぜる。【2】のゆで汁をお玉の半量加えてとろりとするまで煮詰める。
【4】【2】のブロッコリーはボウルに入れてフォークでつぶし、缶汁をきったツナ、オリーブ油大さじ1を混ぜる。
【5】【2】のパスタ1種類ずつに【3】と【4】を混ぜ、器に盛ってカッテージチーズを散らす。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母のアシスタント後、独立。素材の味を生かしたヘルシーで作りやす いメニューが人気。二児の父。
『ベビーブック』2015年12月号
【7】鮭のクリームパスタ
早ゆでパスタと鮭でスピードランチ!バター×豆乳でクリーミーな味わいに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
鮭そぼろ 1/2カップ(50g)
ショートパスタ(早ゆで) 150g
マッシュルーム 1パック
ミニトマト 4~5個
ゆでたほうれん草 1/2カップ(50g)
バター 大さじ1
豆乳(または牛乳) 1カップ
◆作り方
【1】パスタは塩(分量外/湯1リットルに小さじ2が目安)を入れた湯で、袋の表示時間どおりにゆでる。
【2】マッシュルームは薄切りにする。ミニトマトは四つ割りにする。
【3】フライパンにバターを熱して溶かし、マッシュルームを入れて中火で炒め、鮭そぼろ、豆乳を加えて4~5分煮る。【1】とミニトマト、ほうれん草を加えてあえ、塩(分量外)で味を調える。
◆ポイント
ご飯のともにも、おかずにも万能な鮭そぼろの作り方。
■材料
(作りやすい分量)
甘塩鮭 3切れ
しょうが汁 大さじ1/2
白すりごま 大さじ2
■作り方
【1】耐熱皿に鮭を並べ、しょうが汁をかけ、ラップをかけずに電子レンジで3分加熱する。
【2】皮と骨を取り除いてほぐし、ごまを混ぜる。
鮭は太い部分と細い部分を組み合わせて並べ、加熱する。骨をていねいに取ってあげて。
教えてくれたのは
ほりえさわこさん
祖母の故・堀江泰子先生、母のひろ子先生と3代にわたって料理研究家。明るいお人柄と、ラクしておいしく作るアイディア豊富なレシピが人気。幼い姪っ子から祖父まで、みんないっしょに食卓を囲んでいる。
『ベビーブック』2017年12月号
【8】トマトソースパスタ
コクのあるソースが好評!パスタとソースをセルフ盛りで
◆材料
(大人4人分+子ども 4人分)
【A】
バター 30g
にんにく(みじん切り) 大さじ1
玉ねぎ(粗みじん切り) 1個分(250g)
トマト缶(カットタイプ) 3缶(1200g)
【B】
トマトケチャップ 1/4カップ
塩 小さじ1
砂糖 大さじ1と1/2~2
好みのショートパスタ 300g
オリーブ油 大さじ2~3
◆作り方
【1】鍋に【A】を入れて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。トマト缶を加え、煮立ったらアクを取 って蓋を少しずらしてのせ、ときどき鍋底から混ぜながら、弱火で15分煮る。【B】を加え、さらに5分煮る。
【2】パスタは袋の表示時間どおりにゆで、オリーブ油をまぶす。
【3】【1】【2】をそれぞれ器に盛り、好みの量を取り分ける。粉チーズを振っても。
◆ポイント
教えてくれたのは
みないきぬこさん
料理研究家。女子栄養大学卒。小2の女の子と1歳の男の子のママ。素材を生かしたシンプル調理で、親子でおいしく、見た目も素敵なレシピが人気。著書に『かんたん、なのに満足! スープでごはん』(池田書店)など。
『ベビーブック』2018年12月号