おもしろい自由研究18選|差がつくテーマの見つけ方やまとめ方のポイント

夏の自由研究は一番気が重くなる宿題なのでは。でもせっかく取り組むのあれば、やっていて面白い!というものにできれば、楽しい気持ちできるのでは。今回は、面白いテーマの見つけ方やママ・パパがオススメする、面白い自由研究をご紹介します。ぜひ参考にして!

夏休みの自由研究、面白いテーマで差をつけよう!

面白いテーマを選ぶメリットはどんなことが挙げられるのでしょう?まず一番のメリットは、自分が面白いと感じながら研究できること。楽しければ、やる気もUPし苦労なくできますよね。ママ・パパも気がラクなはず。

また、研究したテーマを学校で見てもらった時にみんなの注目を引けること。友だちにすごいと言われると誰でも嬉しいものですね。他の自由研究と差がつくテーマにしたら?と声をかけたら頑張れるかもしれませんね。

面白いテーマはどこで探す?

では、そんな面白いテーマはどこで見つけられるのでしょう。頑張らなくても身近なところからヒントを得ることはできます。ネタの元はどんなものか、また誰に聞けばいいかなど、探し方のコツを聞いてみました。

インターネットで検索

何でこうなるの?と自分が気になっていることや、興味のある分野をネットで調べてみましょう。ヒントがたくさん見つかるはず。

「本人の気になると、ネット検索」(30代・千葉県・子ども2人)
「ネットで探し、ヒントを見つける」(40代・愛知県・子ども1人)

テレビの番組や話題のニュースからヒントを得る

テレビで実験番組やクイズ番組を多く放送していますよね。そこからヒントを得ることや、さらに不思議に思ったことをリサーチしてみるのもオススメ。

「テレビのクイズ番組で、疑問に思ったことを掘り下げる」(50代・東京都・子ども1人)
「話題になっているニュース」(30代・愛媛県・子ども2人)

家族や身近な人に聞く

自分で考えるだと限界があるもの。親やおじいちゃん・おばあちゃんに聞いてみると、目からウロコの情報が得られることもあるはず。

「身近な人(両親)に聞いて協力して貰う」(50代・長野県・子ども1人)
「祖父母や近所のお年寄りに昔の自由研究はどんなだったか聞く」(40代・東京都・子ども1人)

資料館、図書館で調べる

自由研究に取り掛かるに当たって、図書館に行く子は多いですよね。先にテーマを決めるために図書館へ行けば、興味をくすぐられるものがたくさんあります。

「近くの資料館など」(40代・岡山県・子ども2人)
「図書館、本屋」(30代・神奈川県・子ども3人)

普段の生活、身の周りから探す

意外と子どもの疑問自体が他にはない発想だったり、また、身の回りを探索するだけで思いがけない研究テーマが見つかることも。

「普段から興味を持つことが大切だが学校で先輩の展示を見ることも参考になる」(50代・岩手県・子ども2人)
「身近に疑問に思うとや興味があることについて考えてみる」(20代・兵庫県・子ども3人)
「普通の生活のなかで気になったものがテーマになるのが理想的だと思う」(40代・埼玉県・子ども1人)

自力で考えさせる

他の人の研究を見たり、ネットを見るとついつい同じような内容になりがち。自分だけの研究にするには、自分で考えて思いつくものが一番ですね。

「ネット等ネタ元はたくさんの人が見ているので、二番煎じになりそう。何が何でも自分で考えさせ、子どもに発想させます」(50代・神奈川県・子ども1人)

HugKumでは、自由研究のアイデア満載の特設サイトを開設しています。そちらもあわせてご覧ください。

特設サイト「夏休み☆自由研究ハック」

低学年向けの面白いテーマ

実際にママ・パパたちが低学年にオススメする面白いテーマをまとめました。気が向いたときにいつでの取り組めるので手軽です。

花の通り水実験

見た目にも面白い実験。子ども自身もすごい!と感じられますよね。

◆やり方

白い花と食紅をいくつか用意。食紅を溶いた水を入れた花瓶に花をさす。時間が経つと、色が茎を伝って花びらへ。花の色が変わる変化を写真で説明しましょう。

◆ママパパのおすすめポイント

「花が水を吸い込み色が変わる」(30代・埼玉県・子ども2人)

美味しい卵焼きを作るための研究

よく食べるものだからこそ、見る人も楽しい実験ですね。他のママ・パパも興味津々なはず。

◆やり方

卵焼きに何を混ぜたらよいか、焼き加減はなどの試行錯誤を行う。いろいろなパターンに挑戦し、写真と説明を。クックパッド風にするとなおさら面白い。

◆ママパパのおすすめポイント

「身近なテーマ、お手伝いと料理をすることの楽しみにもつながる、良質なテーマと思う」(40代・大阪府・子ども3人)

スイカの種の数調べ

夏の名産、スイカの種は取るのが面倒だな、なんて思ったことがあり人も多いはず。そんな種だからこそ興味が湧きますよね。

◆やり方

小さなスイカの種と大きなスイカの種の数は同じか違うかを観察。切り方で種を出方を比較するのも面白いはず。

◆ママパパのおすすめポイント

「種の数がどうなるのか?と言う点が面白い」(40代・東京都・子ども1人)

浮くか沈むか

身近なものから着想を得たものだと、それだけで面白いはず。違いを見ていると意欲の湧きますよね。

◆やり方

水を入れた水槽に野菜や果物、身の回りの食べ物を入れて浮き沈みを調べる。また、野菜や果物を皮を向いた状態にして浮き沈みに変化があるかを見る。他に水の中に塩を溶かして水との浮き沈みの違いを見たり、水を油に変えることもできる。

◆ママパパのおすすめポイント

「息子が、タピオカミルクティーを見ていて、氷は浮くのにタピオカはなぜ沈むのか疑問を持って始めた。 自分の予想と違った結果が出て驚いて、身の回りのものを片っ端から入れて見ていた」(40代・神奈川県・子ども2人)

セミのぬけがら集め

セミのぬけがらを集めることで、セミの種類や生態について学ぶことができます。さまざまな種類のぬけがらを集めると、違いを観察する楽しさが増します。

◆やり方

公園や林などの木が多い場所を歩き、セミのぬけがらを見つけて集めます。集めたぬけがらを種類ごとに分類し、形や大きさ、色の違いを比べてみましょう。また、どの場所でどの種類のぬけがらが多く見られるかを記録すると、セミの生態についての理解が深まります。

◆ママパパのおすすめポイント

「セミのぬけがら収集とまとめ。抜け殻をあつめて種類ごとに分けて特徴を書く」(40代・岡山県・子ども2人)

中学年向けの面白いテーマ

中学年になると、より複雑なものに興味を持ち出す頃。ちょっと難しいかなと思っても、図鑑やネットを駆使して調べてみて。

紅茶の入れ方について

美味しい紅茶の入れ方ってありますよね。上手に入れられるようになると、家でのティータイムが楽しくなるはず。

◆やり方

紅茶の淹れ方についての研究。お湯の温度や、置く時間などの、どの淹れ方が一番おいしくなるかを実験。温度ごと、置く時間ごとにまとめればわかりやすいはず。また、ママ・パパに味見を協力してもらうのも◎

◆ママパパのおすすめポイント

「工程を変えることで味に違いがでてくるところ」(40代・愛知県・子ども1人)

昔の遊びをやってみよう

昔の遊びは、意外と遊び方が難しいはず。とはいえ、作りは単純なので新たな発見につながるかも。

◆やり方

昔ながらの遊び、凧揚げ、おはじき、竹馬などをやってみる。ルールをまとめたり、いろいろな遊び方があることなどを、まとめる。祖父母に聞いてみるのもいいかも。

◆ママパパのおすすめポイント

「今の複雑な造りのおもちゃではなく、単純な造りであったり、体を使う遊びを体験したり今と昔の違いを知ること」(40代・長崎県・子ども2人)

調味料の作り方

夏休みだからこそできる、ちょっと時間のかかる実験。自分で作れた調味料は格別ですね。

◆やり方

調味料について、どんな材料が使われているかを調べて、実際に作ってみ。写真を撮って、過程を全て模造紙に貼れば視覚的に実験内容が分かる。

◆ママパパのおすすめポイント

「分量の違いや本当にその味になるのかを調べる」(40代・茨城県・子ども2人)

蜘蛛の糸を張る様子を1日観察する

意外とやってみると新たな発見がある観察。友達も興味をもってくれそうです。

◆やり方

ベランダの隅など、蜘蛛が巣を張る場所を見つけて、一日中観察する。道具はライト、鉛筆、落書帳。

巣作りを始めた所にビデオカメラを設置しておくと見逃さずに便利。 出来るだけ近付かない様にする。夏休みだからこそ、夜の観察も面白いはず。

◆ママパパのおすすめポイント

「だれもが蜘蛛が糸を張っているところは見れないところ。昼寝て夜起きてでも、本当に蜘蛛が巣を張っているところを観察できたら一生の思い出になるところ」(50代・神奈川県・子ども1人)

アリは何が好き?

アリの好物は甘いものですよね。いろいろなものを一列になって運んでいる様子をみると、何が好きなのか興味が湧くはず。

◆やり方

砂糖、クッキー チョコ、飴など甘いものを用意する。それぞれを公園などで土に置き、アリが何匹来るかを数える。

◆ママパパのおすすめポイント

「砂糖が一番かと思ったら、クッキーが一番だった。甘いだけではアリは喜ばないことを知った」(50代・岩手県・子ども2人)

高学年向けの面白いテーマ

高学年の自由研究は、小学校生活の集大成にもなるはず。知識を活用して、また本屋ネットからも情報を得ながら、自分なりの研究にまとめていきましょう。

手作りヨーグルト

手作りヨーグルトを親が作ってるという子が興味を持ちそうな研究。ママ・パパの役にも立ちそうです。

◆やり方

いろいろな菌種を使ってヨーグルトを作り、粘りや酸味、効果を調べる。写真を撮って、過程を全て模造紙に貼る。視覚的に実験内容が分かる。クックパッド風にすると面白くて読みやすいはず。また、市販で売られているのと自分で作ったものを比較する。

◆ママパパのおすすめポイント

「いろいろな乳酸菌の力を調べるところ」(40代・山形県・子ども2人)

街はどうやって出来るのか?

自分の街の成り立ちや、沿線の街を調べて街の開発について調査する。

◆やり方

街の歴史を調べて、そこに鉄道が敷かれた理由や、人が住み、栄えるようになったのかを明らかにする。図書館の郷土資料を利用したり、石碑を探してみたりすると面白いですよね。

◆ママパパのおすすめポイント

「何故、を自分で発見し、自分で解決するのが為になると思う」(50代・東京都・子ども1人)

いろいろな人の髪の毛を顕微鏡で観察する

家族や友だちと比べてみても、茶色っぽい髪や太い髪などいろいろですよね。顕微鏡を買った子などにぴったりの実験。

◆やり方

顕微鏡でいろいろな人の髪の毛を見て、太さや特徴を書いていく。思いの外たくさんの違いが見つかるかも。

◆ママパパのおすすめポイント

「人によって髪の毛の太さや特徴が違うから絵に書くと面白い」(40代・東京都・子ども2人)

歴史の研究

歴史好きな子にぴったりの企画。歴史への興味がさらに深まるはず。

◆やり方

学校で習うものから派生した別の歴史を調べる。自分が好きな武将や、興味をもった戦いや反乱について調べるのも面白いはず。

◆ママパパのおすすめポイント

「学校で習うものとは別の歴史を調べる。歴史の真実を探る」(40代・岡山県・子ども2人)

昔と今の暑さ比べ

昔と今の暑さを比べることで、気候の変化や環境問題について考えるきっかけに。昔の暑さを調べてみると、昔の人々がどのように暑さを乗り切っていたかを知ることができます。

◆やり方

気温や湿度を記録し、現在の環境と昔を比較します。エアコンを切り、扇風機などの限られた冷却手段を使ってみましょう。また、昔の人々が使っていた暑さ対策(うちわ、すだれ、水を打つなど)も取り入れてみると、さらに理解が深まります。結果をまとめ、気候変動や環境問題についての考察も行うとよいでしょう。

◆ママパパのおすすめポイント

「親の時代は、教室にエアコンが無かったってほんと?ネットで検索、親や祖父母に聞き込み。 発展して環境問題についても調べられるから」 (40代・千葉県・子ども1人)

天然酵母の種類とパンの膨らみ方

料理好きの子や、ママ・パパがパン作りをしている子などが興味を持つ企画。実際に役立つのもいいですよね。

◆やり方

干しぶどうや、生のフルーツから生酵母を起こし、強力粉や塩と合わせて発酵させる。生酵母によって味も違うはず。食べて美味しい実験で一石二鳥!

◆ママパパのおすすめポイント

「生酵母によって味も違うはず。 天然の材料で、パンが膨らむということ」(40代・埼玉県・子ども2人)

番外編|ちょっと笑える自由研究のテーマ

そんな研究があったか!と学校でみんなを笑わせるような自由研究も出てきました。

お母さんは一日何回怒るのか

調べられる方はイライラしそうですが、客観的に見ることで親も反省するかも(笑)。また、どんなポイントが叱られるポイントなのか分かってきそうですね。

◆ママパパのおすすめポイント

「母自身も、一日どのくらい怒っているかわからないので、母も楽しめる」(40代・東京都・子ども2人)
「身近でなおかつシュール」(40代・岐阜県・子ども2人)

トイレはどうして流れるの?うんちはどこに行くの?

トイレでうんちをしても、ジャーッと流せばスッキリきれいに。でも、あのうんちはどこへ??と気になったら止まらなくなりそう!意外と奥深い研究になること間違いなしです。

◆ママパパのおすすめポイント

「トイレはどうして流れるの?うんちはどこに行くの? 本人が気になる問題解決できるところ」(30代・千葉県・子ども2人)

まとめ方で差をつける!おすすめアイディア

研究をしたものの、最後にまとめるのがまた一苦労ですよね。どんなまとめ方が目を引くのか、見やすくなるのかなどを聞いてみました。

メモをこまめにとる

とにかく、ひと工程終わるごとに感想や大変だったことなどポイントをメモします。こまめしておけば、最後はまとめればいいだけなので、簡単にできます。

「思いついたことや困りごと、をその都度メモし、まとめる。こまめにする」(40代・大阪府・子ども1人)

シンプルにまとめる

細かく長く書いてしまうと、読んでいるうちに飽きられてしまうことも。また書く方も大変ですよね。文章だけでなく、写真やイラストも活用するのがオススメ。

「一枚の画用紙に、写真やイラストも入れながら見やすくシンプルにまとめる。 壁に貼って展示されるときに見やすい」(40代・大阪府・子ども1人)
「長い文書で書かない」(40代・愛知県・子ども3人)

色分けのルールを決める

カラフルにするとなんとなく映えるので色分けしがち。でも、ルールを決めて色分けをすることで、一気に見やすくなります。ママ・パパと一緒にチェックできるといいかも。

「重要な所は赤とか、ルールを決める」(40代・愛知県・子ども1人)

写真をうまく活用する

必要かどうかは後で考えればいいので、とにかく写真を撮っておく。後からわかりやすいように順番を組み替えたり、写真を見ながらイラストにしたりと工夫することができます。

「観察した様子と、自分の感じた事を書く」(40代・大阪府・子ども2人)
「GPS内蔵カメラがあると、写真だけ撮ってあとで家でゆっくり家でゆっくり整理できる」(40代・神奈川県・子ども2人)

パワーポイントを使う

高学年になればパワーポイントを使うことができる子もいるかも?また、ママ・パパが使い方をサポートしながらまとめるのもアリですね。大人顔負けのかっこいい見た目の自由研究になりそうです。

「見やすい」(40代・静岡県・子ども3人)
「写真が多いので見る人がわかりやすい」(40代・愛知県・子ども1人)

面白いテーマを見つけてやる気をUP

自由研究になかなか取り組めない子も多いですよね。でも、何を調べてもOKなのか自由研究。こんなこと調べてもしょうがないかも、なんて思わず、自分が面白いということを調べたりできるとやる気がみなぎってくるはず。子どもがのめり込んでいるときには、ママ・パパは手を出しすぎず任せてみるのもポイント。この夏はぜひ、面白い自由研究を考えてみてくださいね。

文・構成/HugKum編集部

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