小3息子の英語の会話力が伸びる本を探して
2020年より全国の小学校では、3年〜6年で英語教育がスタートしました。筆者の小学3年生の息子の通う小学校でも、移行期となる2018年から1、2年生も英語の授業を取り入れ始め、3年になった今年度からは教材も配られ、本格的に週2コマの授業がスタートしました。
英語の授業で習った会話を定着させたい
学校での英語の授業がスタートして感じるのは、国語や算数のように、目に見える定着度を確認しにくいということです。
学校から配布された英語学習の目標を確認してみると、3、4年生では「聞くこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」を重視し、5、6年生では、3、4年生で学んだことに加え、「読むこと」「書くこと」を学ぶそうです。4年間で一貫して身に付けたい力は、音声を中心としたコミュニケーション能力=会話力だとわかります。
せっかく学校で英会話の授業があるのだから、そこで学んだことを定着させたい。そのために何か自宅学習にいい教材はないものかと、ずっと探していました。
『ドラえもんはじめての英会話辞典』ココがスゴい!
あれこれと英会話の教材を探す中で、第一条件としたのが子どもが楽しんで続けられるかどうかという点です。英語、とくに「話す」「聞く」の英語力をつけるには、毎日続けることが大事だと言われます。手軽に始められる英会話教材はたくさんありましたが、正直どれも似たような印象で、子どもの興味を惹きそうなものが見つかりませんでした。
そんなとき、お友達のママからおすすめされたのが『ドラえもんはじめての英会話辞典』です。
ドラえもんなら、楽しく続けられる
この『ドラえもんはじめての英会話辞典』は『ドラえもんはじめての英語辞典 第2版』『ドラえもんはじめての英語図鑑』に続く第3弾で、今年2月に発売したものです。
息子はドラえもんの漫画やアニメ、映画も大好きなので、ドラえもんのイラストがたっぷりでドラえもんがナビゲートしてくれるこの本なら楽しく続けられるのでは!?と思い、さっそく試してみることにしました。
息子「えー、ドラえもんに英語の本があるんだ!」
予想通り、喰いつきました。
息子「CDも付いてるんだね〜聞きながらやるの?」
母「読んでみるのもいいし、CDを聞きながらリピートするのもいいね。もう学校で習ったものもあるかもしれないけど、小学校で習う英会話がこのドラえもんの本には全部入っているんだって。毎日自分がやりたい分だけやってみるのはどうかな?」
息子「いいね。ドラえもんだから面白そう、やってみる!」
CDの音声を聞いてそのまま覚えて使える
本には真似しやすい簡単なフレーズがたくさん紹介されてます。絵を見て、声に出して読んでみると良いそうです。英文には発音がカタカナでもふってあるので、もちろん声に出して読むだけでもOK。
せっかく全ての会話表現に正しい音声が入ったCD付きということで、我が家では聞きながら進めることにしました。
この本はその日の気分でどのページから始めてもOKな作り。全ページにCDのトラック番号が入っているので、好きなところから音声を聞くことができます。
息子「あ、ドラえもんの誕生日って9月3日なんだよね。ほら、飛行船ゆうえんちの話で、ドラえもんの誕生日が大事なキーワードになる話があったんだよ。あの話、面白かったなあ。It’s September 3(イッツ セプテンバァ サード)ね〜」
アニメのドラえもんでインプットした情報とつながった嬉しさからか、自己紹介のカテゴリーの会話も楽しそうに繰り返しています。
教科書で扱う会話表現をしっかりカバー
この本は、小学校の教科書や英検5級に登場する会話表現が、カテゴリー別に紹介されています。カテゴリーを見てみると、次の4つに分かれています。
【基本の会話表現】
あいさつや自己紹介、相手に気持ちを伝える、自分の気持ちを表す、いろいろたずねる
【日常生活】
家で、学校で、放課後に
【外出先】
道案内・交通案内、町の中・建物、買い物・食事、施設・自然
【日本と世界】
日本の紹介、世界の国々
教科書や学校の授業で扱うテーマと照らし合わせてみると、4年間で扱う内容がしっかりとカバーされています。授業の振り返りにもばっちり活用できることがわかり安心しました!
単語のページもドラえもんを感じられる♡
英会話に使える語彙を増やすことは「話す」力をつけるためには欠かせない学習です。この本には、要所に単語ページも出てくるのですが、その絵がまたドラえもんらしさ満点でとっても楽しい!
息子「どら焼きはsoft(ソーフト)、やわらかいだね」
息子「heavy(ヘヴィ)はのび太の絵がぴったりだね(笑)」
単語の絵が子どものイメージと重なって、確実に覚えが早くなりそうです。
子どもの好きな早口言葉も英語でチャレンジ!
新学期の自己紹介で一発芸を披露する際、子どもたちの間では早口言葉が人気のようです。本の中にはいくつかの英語の早口言葉が紹介されています。
息子「日本語でも難しい早口言葉、英語で言えたらスゴい!ってなるよねえ」
舌を噛みそうになりながら、さっそく何度も何度も挑戦していました!
ボロボロになるまで繰り返し使いたい
この本を最初に使い始めて2週間が経ちました。喰いつきがよかったけど、続かなかったら残念だなあ、と心配をしていましたがどうやらこの心配は無用だったようです。
母「今日、ドラえもんやった?」
息子「あー、そうだ。宿題終わったからいまからやるね〜」
始めてからほぼ毎日、私が声をかけると(時々はかけなくても)、息子は『ドラえもんはじめての英会話辞典』を開いて自分でCDを流し、好きなページの音声を聞くようになりました。
新しいことにチャレンジしても三日坊主になってしまうことが多かった我が家ですが、この本は継続できています。子どもの好きなドラえもんと一緒に学べる、ということがこんなにも効果を発揮するとは!改めてドラえもんのパワーはすごいと実感中です。
つい新しい教材に目がいきがちですが、英語学習には同じものを繰り返し真似て自分のものにすることが何より力になるといいます。息子がこの本とCDを、小学6年生までボロボロになるまで繰り返し読んで聞いて、英会話をどこまで自分のものにできるか。今から4年後が楽しみです!
『ドラえもんはじめての英語ドリル』の併用で「書く」力もアップ!
英会話辞典は「聞く」「話す」力を伸ばすものでしたが、5、6年生になると「書く」力も必要になります。そのときに備えて、同シリーズの『ドラえもんはじめての英語ドリル 基本の英語表現』も使ってみることにしました。
こちらもオールカラーで基本の英語表現がしっかりと網羅されています。クイズ問題形式のまとめ問題では、実際に書く力や読む力の定着がはかれるようになっています。
ドラえもんシリーズの力を借りて、英語学習をコツコツ積み上げていきたいと思います♪
原作/藤子・F・不二雄 監修/宮下いづみ 画/むぎわらしんたろう
『ドラえもんはじめての英語ドリル 基本の英語表現』
キャラクター原作/藤子・F・不二雄 著/宮下いづみ 画/むぎわらしんたろう
★★★同シリーズのドリル最新版も好評発売中!★★★
『ドラえもんはじめての英語ドリル アルファベット・フォニックス・ローマ字』
キャラクター原作/藤子・F・不二雄 著/宮下いづみ ・中村麻里 画/むぎわらしんたろう
『ドラえもんはじめての英語ドリル 基本の英単語』
キャラクター原作/藤子・F・不二雄 著/宮下いづみ・中村麻里 画/むぎわらしんたろう
文・構成/HugKum編集部