赤ちゃんや小さなお子さんのおもちゃを手作りしてみませんか? おもちゃを作っている時間は、子供のことを想う時間。
その想いは、おもちゃを使う子供にも伝わることでしょう。布おもちゃ作家のゆっこせんせいに、子供たちが夢中になるおもちゃ、これからの季節にピッタリなぬくもりのある布おもちゃなど、簡単手作りおもちゃの作り方を教えていただきました!
一緒にたくさん遊ぶことでおもちゃはより魅力的に
「そろそろ〇〇ちゃんも、こんなあそびを楽しめるかな」「ケンカにならないように、たくさん用意した方がいいよね」
そんなふうに子供の顔を思い浮かべながら、おもちゃを手作りしてみましょう。
想いをこめて作ったおもちゃであればなおさら、子供たちにたくさんあそんでもらいたいという気持ちも湧いてくるものです。自然と言葉かけやかかわりも増え、その結果、子供たちにとっておもちゃはより魅力的に、遊びはより豊かになっていきます。
まずは「簡単に作れそう!」と思えたおもちゃひとつで構いません。毎日の遊びに、ぜひ取り入れてみてほしいと思います。
揺らすとやさしい音がするベビーマラカス
小さな子供は、音の出るおもちゃが大好きです。わたに包まれたプラ鈴のやさしい音色は、みんなで鳴らしてもうるさくならず、0・1・2歳児頃のお子さんにおすすめです。マラカスの先端につけたゴムひもを手首にかけてあげると、落ちにくくなりますね。赤ちゃんには、ガラガラとしても使えます。
材料
・布(半径15㎝・60度の扇形)
・フェルト(直径4㎝の円)
・プラ鈴
・ゴムひも
・手芸用わた
作り方
1 布を中表で半分に折り、辺を縫う。
2 裏返して、手芸用わた・プラ鈴を詰める。
3 端から約1㎝のところをぐるっと1周並縫いする。
4 糸を引いて口をふさぎ、縫い代を内側に入れる。
5 ゴムひもを輪にして縫いつける。
ベビーマラカスをクリスマスオーナメントにアレンジ!
赤や緑の布で作れば、クリスマス時期のオーナメントにも使えます。
ボウリング遊びも楽しい!
大きめの布(半径20㎝くらい)で作ると、ほどよい安定感が出て、ボウリング遊びも楽しめます。
鬼の顔をアップリケして、鬼退治のボウリングピンにしました。
記事監修
布おもちゃ作家。布育普及協会代表。保育園に約12年勤務したのち、保育者の目線と育児経験をもとに、オリジナルの布おもちゃを製作。手作りキットのお店「ゆっこ・とい」を立ち上げ、保育者を対象にした「保育セミナー」や子育て中のお母さん、お父さんを対象にした「布おもちゃ講座」で講師として活躍している。布育普及協会
出典/0.1.2歳児の保育