一人一台持つのが当たり前になり、普段の生活において欠かせない存在になりつつあるスマートフォンやタブレット。お子さんからスマートフォンやタブレットを持ちたいと言われる機会も多いのではないでしょうか。
小学館の学習雑誌『小学一年生』では、小学一年生の保護者の方に「どのようにしてお子さんにスマートフォンやタブレットを使わせているのか」についてアンケートを実施しました。デジタルネイティブといわれるいまの子どもたち世代がどういう付き合い方をしているのか、リアルな声とデータをレポートします!
お子さんにスマートフォンやタブレットを使わせることがありますか?
最初に「お子さんにスマートフォンやタブレットを使わせることがあるのか」について聞いてみました。
親のスマホ、タブレットを使っている小学一年生は全体の9割!
あると答えた方は、「い.たまにある」「う.よく触らせる」「え.お子さん用のものがある」を合わせた88.6%で、使わせる頻度に違いはありますが、約9割の人がお子さんに使わせているという結果に。
ないと答えた方は、「あ.まったくない」の11.4%で約1割の人となりました。
スマートフォンやタブレットが普及している現代社会において、お子さんが小さい頃からスマートフォンやタブレットを使用のは一般的になりつつあるようです。
小学一年生はスマートフォンやタブレットでなにをしている?見ている?
次に「スマートフォンやタブレットを使わせる」と答えた方に、お子さんが「スマートフォンやタブレットでよくしていること、見ているもの」について聞いてみました。
1位ゲーム、2位アニメ、3位YouTube
お子さんがスマートフォンやタブレットを使う割合が1番多かったのは、「1.ゲーム」の49.9%でした。お子さん向けのゲームアプリは、ただ遊ぶだけではなく、お子さんの好きなキャラクターが登場したり、知育や学習の一環になったりと豊富なラインナップがあるため。
2番目、3番目に多かったのは、「2.アニメやキャラクターなどの動画」の40.4%と「3.ユーチューバーの動画」の39.6%でどちらも同じくらい使われていました。
動画は、外出時の移動や待ち時間、自宅でじっとしていてほしい時などに再生して活用している方もいるのではないでしょうか。
また、子ども向けのコンテンツとしてアニメやキャラクターとユーチューバーの差がほとんどないことにも注目!小学生の「将来なりたい職業」にユーチューバーを挙げる子どもが多いのを実感しますね。
「タブレット教育」の一般への定着はまだまだ?
一方で教育や勉強を目的としてスマートフォンやタブレットを使わせている割合は、5%前後と全体的に低かったです。しかし、今後はスマートフォンやタブレットを早くから教育に使う家庭も増えてくると思われますので、割合はどんどん大きくなるかもしれませんね。
特に「6.プログラミング教育」は、2020年以降に必修化となるので、今後は小学校などでプログラミング用の教材としても使われるという動向にも注目です。
カメラ機能に興味津々の小学一年生も!
それ以外のお子さんのスマホ、タブレットの使用用途として多かったのは、カメラ機能を使用した写真撮影・動画撮影でした。
お子さんが、自分でカメラを使い、子ども目線の写真を撮るということは、感性を磨く上でもプラスになると言えます。もちろん、記録として残すことで思い出にもなりますね。
他にも音楽を聴いたり、お絵かきを描いたり、家族と連絡を取ったりと様々なご意見がありました。
トラブルや危険に巻き込まれたり、視力低下などのリスクも考えられるため、スマートフォンやタブレットをお子さんに使わせる事に、抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
お子さんが使い始める時にしっかりと親子で話し合ってルールを決め、一緒に使い方を学んでいくことが不可欠でしょう。
調査・文/ケイピイ企画 東家範幸