今さらだけど、「マリトッツォ」って何?どうして話題に?
マリトッツォは、イタリア・ローマ発祥の伝統菓子。ブリオッシュ生地に、生クリームを挟んだ食べ物です。大抵はレモンピールやレーズンなどを練り込んだ柔らかなブリオッシュ生地で、クリームはたっぷりだけどほんのりジューシーで爽やかな味わい。日本でも、イタリア系列のカフェには以前からあったお菓子です。コーヒーやカプチーノ、エスプレッソといただくと、甘さが引き立ってますます美味しい!
この、マリトッツォ。ちょうどコロナ渦でおうち時間が浸透し、パンづくりがブームになった頃から話題に。ブリオッシュ生地にクリームを挟むだけ、さらにフルーツなどで飾ればアレンジも自在!そんなところが、またたく間にブームになりました。
何より、これでもか!という量のクリームは、ビジュアル映え満点です!
「マリトッツォ」は市販のロールパンで簡単に作れます
レモンピールなどを練り込んで、ブリオッシュ生地を作るのは…けっこう大変。それでも、おうちで簡単に美味しく楽しく「マリトッツォ」を食べたい!
そんな時は、ロールパンやソフトバゲット、クロワッサンなど、市販のパンをアレンジして作っちゃいましょう!
おうちで作る「マリトッツォ」
おうちで作るマリトッツォ。市販のロールパンなどを使うのもポイントですが、もう1つポイントがあります。
クリームチーズをプラスするのがコツ
クリームチーズなどのタンパク質を加えるのもポイントです。高温に弱い生クリーム(乳脂肪)はダレてしまうので、タンパク質豊富なチーズを一緒に加えることで、クリームを安定した硬さにします。これで、ビジュアル映え満点のマリトッツォが実現!
<材料>
ロールパン 3個
生クリーム(乳脂肪45%) 200ml
グラニュー糖 20g
クリームチーズ 50g
<作り方>
①ロールパンに、斜め45度に切り込みを入れます。
②ボウルに生クリームとグラニュー糖を加えて氷水にあて、ハンドミキサーで泡立て7分立て(クリームがとろりと落ちる柔らかさ)にします。
③クリームチーズを加え、さらに泡立てツノが立つ8分立ての硬さにします。
④ロールパンに、ナイフでクリームを挟んでいきます。この時、パンの切り込みにクリームを擦り付けるようにすると綺麗に仕上がります。
⑤最後に、お好みで粉糖やココアをまぶしたり、フルーツを飾って楽しくいただきます。
アレンジ自在な「マリトッツォ」
キウイ
薄切りにしたキウイを、菜箸でクリームの表面に貼り付けます。
いちご
クリームに、いちごジャム(市販)をスプーン1杯加えて泡立て、いちごクリームにします。パンに詰めたら、薄切りにしたいちごを、菜箸でクリームの表面に貼り付けます。
ココア
粉糖の代わりに、ココアをまぶします。
抹茶パウダー
抹茶パウダーをまぶします。この時、オーブン用シートなどでパンの片側を覆っておくと覆っていない部分だけにまぶすことができます。
他にも、チョコレートをクリームに混ぜたり、好きなビスケットを挟んだり、ぶどうやフランボワーズといったフルーツで飾れば、いく通りにも楽しめますよ!
夏休みにぜひトライ
おうちで作る!「マリトッツォ」レシピ、いかがでしたか?おうち時間が増える中で、身の回りの食材で楽しく作ってみてください。朝食はじめ、ティータイムにもぴったり。
さあ話題のマリトッツォで、おうちに至福なひとときを!
文・構成/太田さちか