アベンジャーズ最強の魔術師が登場!『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

マーベル・最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が、ようやく封切られました。これぞ、大スクリーンで観てみんなで盛り上がりたいエンターテイメント映画の決定版なので、ぜひ家族で映画館へ行って、GWを締めくくりましょう。

心躍る展開に大興奮!『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

©Marvel Studios 2022

天才外科医にしてアベンジャーズ最強の魔術師、ドクター・ストレンジの活躍を描く『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』がいよいよ5月4日(水・祝)より日本公開となり、映画館を大いに賑わせています。GW最後の週末となるので、ぜひ家族で映画館へ出かけてみませんか?

一見クールながら心に情熱を秘めたドクター・ストレンジの物語は、幅広い世代の胸を打つこと間違いナシ! アクション、キャラクター性、人間ドラマとあらゆるワクワクに満ちた本作の見どころをご紹介します。

ドクター・ストレンジが超絶クール!

©Marvel Studios 2022

多様性あふれるヒーローたちを描き続け、唯一無二の世界観を創り上げてきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の劇場公開最新作となる本作。主人公は、自動車事故によって天才外科医として“神の手”と讃えられた両手の機能を失うという悲劇を乗り越え、過酷な修行の末に魔術師として生まれ変わったドクター・ストレンジ。

空間を自在に操り、数々の呪文を駆使しながら人々の命を救う、マーベル・スタジオを代表するヒーローです。今回、ドクター・ストレンジの単独映画は6年ぶりの登場。「待ってました!」と興奮している方も多いことでしょう。

©Marvel Studios 2022

ドクター・ストレンジを演じているのは、ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」で世界中を虜にし、本年度のアカデミー賞で最多11部門にノミネートされた『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の重厚な演技も話題を呼んだ実力派俳優のベネディクト・カンバーバッチ。紳士的な佇まいも美しく、彼がアメコミ・ヒーローを演じているというだけで、すでに最高。

劇中ではビシッと決めたスーツ姿も披露し、ピンチが訪れるとスーツからマント姿へと華麗に変身して戦う様子がなんともクール! 傲慢で上から目線の俺様キャラながら、実は情に厚い性格を持ったドクター・ストレンジのカリスマ性とギャップ力までをカンバーバッチがすばらしく演じ、目が離せなくなります。

©Marvel Studios 2022

本作では、時空の歪みによって“マルチバース”と呼ばれるパラレルワールドの扉が開いてしまい、何もかもが変わりゆく世界をもとに戻すために、ドクター・ストレンジが大奮闘。魔術師のウォン(ベネディクト・ウォン)とワンダ(エリザベス・オルセン)に助けを求めるが、もはや彼らの力ではどうすることもできない恐るべき脅威が人類はもちろん全宇宙にまで迫り来る……。

1つ目の巨大タコのような怪物との戦いから幕を開け、次々と怒涛の展開が繰り広げられますが、なんといっても今回の大きな見どころは、パラレルワールドに存在する“別のドクター・ストレンジ”との戦い。“私たちのドクター・ストレンジ”が、ビジュアルもスピリットも違う“別の自分”とのスリリングなバトルに挑みます。

見たことのないアクションが炸裂。新キャラクターの活躍も必見

©Marvel Studios 2022

メガホンを取ったのは、トビー・マグワイアがピーター・パーカーを演じた「スパイダーマン」シリーズを大成功に導いた、ハリウッドの奇才サム・ライミ監督。ダークさとユーモア、狂気と人間ドラマを両立させ、数々の傑作を世に送り出してきた監督で、本作でもその手腕が冴え渡っています。

“私たちのドクター・ストレンジ”と“別のドクター・ストレンジ”との戦いしかり、大迫力のアクションシーンは、「こんなアクション、見たことない!」と胸が躍るようなアイデアの連続で、それでいてしっかりとマーベルのヒーロー映画として見応えのあるものとして描かれている点がスゴイ! 癖になるような世界観を作り上げ、何度も観たくなるようなスペシャルな1作として完成させています。

©Marvel Studios 2022

またマーベル・コミックの人気キャラクター“アメリカ・チャベス”(ソーチー・ゴメス)が初参戦していることも話題に。マルチバースの謎を解く鍵を握る“アメリカ・チャベス”は、よく食べる元気な女の子。ドクター・ストレンジとの丁々発止のやり取りも楽しく、ハツラツとした魅力でマーベル映画に新たな彩りを加えています。

そして“アメリカ・チャベス”だけでなく、ストレンジの元恋人でキュートな医師のクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)、「アベンジャーズ」シリーズでも圧倒的な人気を誇るワンダことスカーレット・ウィッチといった女性陣がドクター・ストレンジの旅の行く末を導き、ドラマチックなクライマックスへと突入していきます。

浮かび上がる、今を生きる尊さ。人間ドラマが胸を打つ

©Marvel Studios 2022

マーベル映画が幅広く支持されているのは、人類のために戦うヒーローとしてのかっこよさはもちろん、悩み、くじけ、葛藤する姿までを見せてくれているからだと感じます。本作でもドクター・ストレンジの寂しさや、人を愛することへの恐怖が垣間見え、観客の心を揺さぶります。

そこで思い出すのが、「スパイダーマン」シリーズで放たれた、「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という名言。本作にもそのスピリットが注ぎ込まれ、ヒーローが大きな決断をすることや戦うことへの重責を背負いながら前に進んでいる姿に、誰しもが少なからず共感や感動を覚えるはず。

同時に、パラレルワールドの“別の自分”がお目見えする本作を観ていると、「自分にも別の人生があったのかな」と考えてみたくなる人もいるかもしれないです。しかし、きっと“今”という時ほど大切なものはありません。あらゆる決断や選択、後悔を繰り返し、その過去があるからこそ今の自分がいるーー。ドクター・ストレンジの物語を通して今を生きることの尊さをたっぷりと味わうことのできる本作を、ぜひ家族みんなで堪能してみてはいかがでしょうか。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は5月4日(水・祝)より全国公開中
監督:サム・ライミ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン、ベネディクト・ウォン、レイチェル・マクアダムス、キウェテル・イジョフォー、ソーチー・ゴメス…ほか
公式HP:https://marvel.disney.co.jp/movie/dr-strange2.html

©Marvel Studios 2022

文/成田おり枝

編集部おすすめ

関連記事