バラの花が太巻き寿司に！「こどもの日」のごちそうにいかが？【千葉の郷土料理・太巻き祭り寿司】

バラの花寿司の作り方

材料　巻き寿司１本分

すし飯（白）…300ｇ
すし飯（ピンク／市販の梅風味の粉末すし酢を使用）…100ｇ
海苔…全形１枚
薄焼き卵…１枚（Lサイズの卵１個分）
でんぶ・紅しょうが…各適量
茹でたインゲン（野沢菜漬けで代用も可能）…６本

作り方

①「バラの花」を作る。

❶巻きすに薄焼き卵をのせ、その上にピンクのすし飯と紅しょうがを所どころに散らしながら置く。
❷でんぶを手前に１㎝ぐらいの幅に置いて、これを芯にして手前からくるくる巻きあげる。

②巻きすの上に海苔をのせる。その上に白のすし飯を広げ、インゲンを置くための溝を菜箸で作る。

③イラストのように、上で作っておいた「バラの花」とインゲンを置いて、花を手で押さえながら巻きあげる。

POINT！

・きれいに巻き上げるには、バラの花も含めてしっかり巻くのがポイント。
・完成後、しばらく巻きすにくるんでおき、海苔がなじんで落ち着いてから切りましょう。
・一切れ切るたびにぬれぶきんで包丁を拭いて切ると、美しく切れます。

薄焼き玉子で巻けば、いっそうゴージャスに！～応用編

白いすし飯を250ｇにしてバラの花寿司に巻いたものを、さらに、薄焼き卵（卵３個分）とピンクのすし飯（160ｇ）で巻き上げると、見た目がよりゴージャスに！

外側の薄焼き卵は、牛乳と片栗粉を加えて焼くと弾力が出て破れにくく、きれいに裏返すことができます。

ほんのりピンクのほっぺと素朴な表情がかわいい！～キッズ寿司もできます！

教えていただいた達人

小西利子さん|
匝瑳市の「太巻き寿司サークル」代表

各家庭のいろんなお寿司が運動会に勢ぞろい！

子どものころ、運動会に必ず持ち寄られたのがこのお寿司でした。チューリップや桜の花など家ごとにいろんなお寿司があって、それを見るのが楽しかったですね。私の母は仕事で忙しくて、あまり作ってもらえませんでしたが、近所のおばあちゃんからしばしばいただいたお寿司の味が忘れられなくて、大人になってから太巻き祭り寿司の教室に通って作り方を覚えました。現在は公民館で講師も務めています。今回は初心者でも作りやすい柄のお寿司を紹介しました。ぜひ作ってみてください! !

『めばえ』2021年5月号　協力／千葉県　撮影／尾島翔太　スタイリング／なかざわひろ美　イラスト／わたなべふみ　取材・文／山津京子　参考／『子どもといっしょに 太巻き祭りずし』（龍崎英子 著・全国学校給食協会 刊）　

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再構成／HugKum編集部